「国会議員は法改正までして接種から免れようとした」は誤り
「国会議員は法改正までして接種から免れようとした」は誤り。佐藤総務会長の発言は5月の話で「国会議員が優先対象にならずに誰も接種していないのはおかしい」という内容が曲解されたもの。「その為に法改正までした」は、努力義務の除外規定を誤読したもの。
【解説】
佐藤総務会長の発言があった5/25は、優先接種の時期(一般接種はまだ未実施)だから、国会議員が誰も接種していないのは当たり前。この総務会長の発言は「国会議員が接種を免れている」という意味ではなく、「重要な議論をしている国会議員が優先対象にならず、誰も接種していないことはリスク管理としておかしい」という真逆の意味。結局、世論の反発を恐れて、優先対象にはならず、一般接種と同時期の8月の職域接種となった。
また、「ワクチン接種を免れる為に法改正までした」というデマが派生したが、これは2020/12/2の予防接種法の一部改正にある接種の勧奨や努力義務の除外規定を誤読したもの。この除外対象は妊婦やその保護者、基礎疾患者等であって、国会議員や国家公務員を除外したものではない。
予防接種法の改正については以下に詳しく解説されている。
【追記】
ワクチンの有効性・安全性については自己でご判断ください。当方は、皆さんが正しい情報を基に判断できるよう、デマの指摘に努めます。