(株)松園荘

松園荘はトロッコ列車や保津川下りで有名な人気観光地、湯の花温泉にある旅館です。1963年に創業し、今年57期目に入りました。時代のニーズに即した経営を日々心がけ、館内設備への積極投資や時代の後押しによる集客力の高まりなどのおかげさまで、松園荘は愛され続けてまいりました。

弊社の社是である「兼愛交利（けんあいこうり）」という言葉には「目の前の小さなことにも謙虚に取り組み、お互いを認め思いやり、働く喜びや利益を共有し合う。」という意味が込められています。お客様に楽しい時間を過ごしていただくよう、社員やスタッフ同士、お客様への想いや働く喜びを共有しあう。また、お客様に「ここに来てよかった。」と心からご満足していただくため、常々求められていることを自問しながら、おもてなしの心をご提供していく。これこそが、私たちの役割だと考えています。

旅館での業務内容は多種多様です。接客応対、館内清掃、調理準備や事務所での経理業務など。各部署で働く従業員に共通しているのは、目の前の「作業」をとおし、いかにお客様に快適なお時間をお過ごしいただけるか、を追求すること。弊社では、接客応対についての研修を適宜行い、先輩や上司から学べる環境が整っています。また、インバウンドのお客様への対応についてもきちんと指導しています。流暢に英語を話せる能力が必要、なのではなく「お水が飲みたい」「暑い」「寒い」といったお客様のお気持ちを察し、どう対応すれば喜んでいただけるか、を考える「おもてなしの心」を大切にしています。

国が働き方改革を掲げる今、今後ますます余暇を楽しもうという方々が増えるでしょう。その傾向から「旅館」の需要がさらに高まる時代であるといえます。このような状況下で、今後のビジョンとして様々な構想を考えています。例えば、旅館でのランチビュッフェやグランピングのご提供なども、その一つ。各部署や持ち場について固定的に考えず、「何でもやってやる！」という気持ちで、一緒に前向きに取り組める方なら、松園荘の将来を担う人材としてご活躍いただけるでしょう。お客様の満足度、利便性をより高めていくために、どれだけ真剣に知恵を絞れるか。各々の能力を活かしながら共に楽しく働き、将来は社長になりたい！といった、野心あふれる方にぜひ来ていただきたいですね。
(代表取締役社長　奥村昌信)