熊本県警の男性警察官が近隣住民に暴行 傷害罪で罰金の略式命令

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吉田啓
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 熊本県警の男性警察官が勤務時間外に、近隣住民に暴行を加えて約2週間のけがを負わせたとして、熊本簡裁から7月に、傷害罪で罰金30万円の略式命令を受けていたことが分かった。複数の捜査関係者らが朝日新聞の取材に認めた。

 捜査関係者らによると、男性警察官は勤務時間外だった2022年2月下旬の夜、熊本市内で犬を散歩させていた男性が、自宅近くの空き地に立ち入ったのを見て「勝手に他人の土地に入るのは犯罪」などと話しかけた。さらに、立ち去ろうとした男性を地面に引き倒したり、頭部を腕で締め付けたりしたという。

 男性は頸椎(けいつい)の捻挫など約2週間のけがを負い、熊本北合志署に被害届を出した。県警はこの警察官を書類送検し、今年7月26日に熊本区検に傷害罪で略式起訴され、熊本簡裁が同31日に罰金30万円の略式命令を下した。

 県警監察課は朝日新聞の取材に対し、「個別の事案についてはお答えしない」と回答した。

 警察庁が各都道府県警などに…

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