トレーニング序盤から識学の即効性の高さを実感
横地常務は識学のトレーニングを受け始めた当初、どんなことを感じたのでしょうか。
横地 多分梶山さんが講師じゃなかったら2回目のトレーニングを受けたくなくなっただろうな、というくらい全否定され、打ちのめされました(笑)。今まで自分なりに必死で頑張ってきたマネジメントがどれだけ間違っていたかに気づかされましたから。
でも、識学の良いところは、ただ単に間違いを指摘するだけでなく、組織の現状を踏まえて仕組みで解決方法を落とし込んでくれるところ。梶山さんに「こうやってみてください。こうなりますから」と指摘されたことを実行したらすぐに変化が起こったんです。
具体的にはどんなことに取り組まれたのでしょうか。
横地 一番わかりやすいのは「営業会議」ですね。当社では、識学のトレーニングを受ける前は月に1度、部長・マネージャー・全店舗の店長を集めて丸1日かけて会議をしていたのですが、「その会議は意味がないのでやめてください。その代わりに、週に1回、常務と部長間、部長とマネージャー間、マネージャーと店長間で会議をしてください」と梶山さんから言われました。
そう言われた時は「店長と話ができなくなったら、絶対に数字が下がってしまうのでは……」と、とても不安でした。ところが梶山さんは「瞬間的には下がるかもしれませんが絶対に戻りますから」と言うので、言われた通りに実行したらその言葉通りの結果になりました。
それだけでなく、数字が徐々に上がり始めていったんです。それまでは「自分がちゃんと見てあげなければ組織が回らない」と思っていたのに、仕組みがしっかりしていれば僕がいなくても数字がちゃんと作れるのだと実感しました。
識学のトレーニングを受け始めた序盤でそれがわかったのが、僕にとって一番大きな気づきでしたね。今まで僕が良かれと思ってやっていたことは、結果として不必要な恐怖でグイグイ追い込んで、行動しにくい状況を作り出してしまっていたんだな、と。」