HIOKI、上田市内に新工場 大和ハウスから建物取得
計測器大手のHIOKIは23日、長野県上田市仁古田に新たに工場を開設すると発表した。大和ハウス工業が所有する土地と建物を取得し、改修工事を経て2024年3月ごろに稼働を始める。取得額は公開しない。製造業を中心にエネルギー消費効率が良い製品への設備投資が盛んになるなか、電気計測器は需要が高まっており、生産能力を増強する。
新工場は同市内の本社工場から南西に2キロメートルほどの距離に位置するため、使い勝手がよいと判断した。購入部品などを保管する倉庫としての利用も検討する。建物はもともと医療事務サービスを手掛ける企業が配送センターとして利用していた。鉄骨造りの地上3階建てで、延べ床面積は4901平方メートル。敷地面積は1万874平方メートル。
9月から改修工事を始め、24年3月には工事が完了した箇所から稼働を開始する。6月に土地と建物が引き渡される。同社の工場は本社工場、坂城工場(坂城町)に続いて3カ所目となる。