「ママ友が悪口を言っている」「私は味方」。その巨体の女は3人の息子を持つ母親に甘言、虚言を弄して近づき、心を完全に支配する。さらに夫と引き離し、多額の金を奪い、最後は5歳の子の命まで――。幸福な一家を蹂躙しつくした“恐怖のママ友”の正体を暴く。
「娘は事件の後、『翔士郎(しょうじろう)ちゃんがご飯を食べられないから、碇(いかり)さんには、うどんか素麺かを食べさせるとよかよ、と教えとったんだけどね』と話していた。娘が金を盗って、小さな子どもを殺すような真似をするとは思えん。警察にも『しとらん、しとらん』って言うとるらしいし。あいつは、昔から面倒見がよかったもんな。今回もそれをやり過ぎたんやろ……」
福岡県篠栗町(ささぐりまち)で昨年4月、5歳だった碇翔士郎ちゃんが餓死した事件。保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された赤堀恵美子容疑者(48)を、父親はそうかばった。
この事件からは、“ママ友”同士の異様な関係性が浮かび上がってくる――。
福岡空港から車で約20分ほど。山々に囲まれた人口約3万人の篠栗町は、福岡市のベッドタウンとして穏やかな住宅街が広がる。
碇利恵容疑者(39)は2012年7月から、同町内の高級住宅地に夫が建てた新築の一軒家で暮らし始めた。息子2人に加え、14年7月に三男の翔士郎ちゃんが誕生。一家の様子を近所のママ友が語る。
「ご主人は真面目そうな方で夫婦仲も良く、何より子煩悩でしたね。庭にブランコ付きの遊具を置いて、子どもとよく遊んだり、時間のあるときは幼稚園の送り迎えもしていた。専業主婦の利恵さんは明るくてスラリとした美人で、元『モーニング娘。』の保田圭に似ています。スマホに入った子どもの写真を見せながら、『可愛いでしょ?』と自慢していた。家に人が集まるのが好きで、子どもの友達が10人くらい遊びに来ても、『いいよ、いいよ、元気で可愛いね』と笑っていました」
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source : 週刊文春 2021年3月18日号