司法試験に合格した後、法曹になるには司法修習という法曹養成課程をクリアしなければなりません。

そして、司法修習のプログラムのうち、実務修習の後に行われるプログラムを集合修習といいます。

では、集合修習とは一体どのようなものなのでしょうか。

本コラムでは集合修習について詳しく説明していきます。


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集合修習とは?

司法修習は司法試験合格後、修習生登録した場合に、以下の5段階によって行われます。

  • 導入修習
  • 分野別実務修習
  • 選択型実務修習(集合修習の後に行われる場合もある)
  • 集合修習
  • 司法修習生考試(いわゆる二回試験)

このうち、集合修習とは、司法修習で実務修習を終えた後、和光市にある「司法研修所」に修習生が集合して行われるもので、主に二回試験に向けての起案とその解説講義をみっちりと行います。

東京・立川・横浜・さいたま・千葉・大阪・京都・神戸・奈良・大津・和歌山の修習生は A班、それ以外の修習生はB班というように分けられます。

A班は8月中旬~9月下旬、B班は10月初旬~11月中旬の約1ヶ月半にわたって行われます。

実務修習が実務家になった気分で実践的な事柄を色々体験させてもらえるのに対して、集合修習は導入修習と同じく「学校」というイメージです。

集合修習の内容

集合修習の内容は以下の3つに分けられます。

  • 即日起案とその解説講義、講評
  • 模擬裁判
  • 講義等

それぞれについて詳しく説明していきます。

即日起案

二回試験と同じ9:50〜16:35の時間で、民裁・刑裁・検察・民弁・刑弁の5科目を2回ずつ起案します。

つまり、集合修習の1か月半のうち、10日間丸々起案をすることになるので、なかなかハードな毎日になります。

そして、それぞれに対する講評も長い時は丸一日かかるほどなので、集合修習のメインはこの即日起案ということになります。

司法試験とちがって、トイレ休憩やお昼ご飯を食べる時間もあるのでゆったりと起案ができますが、大量の資料を読まなければならず、また長い時間手を動かすことになるので大変です。

模擬裁判

実際の事件を題材にした模擬裁判を民事・刑事、それぞれ行います。

修習生には弁護人・検察官・裁判官・証人などの配役が割り振られ、判決までの一連の裁判手続きをロールプレイングで行います。

実際の裁判と同様に、重厚な記録を読み込み、各期日を設けて各種書類の提出が求められます。

講義等

他には、集合修習中にも講義を行うことがあります。

例えば、弁護士としての契約レビューの講義、犯罪被害者保護の講義など、実務に向けた講義が多いです。

また、ゼミのようなグループワークを行うこともあります。


なお、集合修習では課題が出たりすることもあるので、休日はそれをこなしたり、二回試験に向けて勉強している人が多いです。

また、実務修習ではスーツなどのフォーマルな服装を求められますが、起案の時は比較的ラフな格好ですごすことができます。

※関連コラム:司法修習とは?修習生登録後の流れと5つの修習の内容


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