皆さんは、「会社法の基本書はどれも条文の羅列や長ったらしい説明ばかりで難しい」「会社法の勉強は難しいしつまらない」こんな悩みを持っていないでしょうか？

初学者の方は会社法に対して苦手意識を持つ方も多いでしょう。その原因としてあげられるのは、「会社法は他の科目と比べて条文操作が多く複雑で、基本書も無味乾燥なものばかり」だからです。

リーガルクエスト会社法なら、全く新しい感覚で会社法に向き合うことができます。

もしも今、会社法の勉強に行き詰まっている方がいれば、選択肢のうちの一つに本書を加えてみてください。

リーガルクエスト会社法の内容と特徴

本書が他の基本書と違う点は大きく分けて3つあります。

シリーズものだから構成が似ていて概要をつかみやすい

基本的な構成や見た目などは似通っているので、他科目のリーガルクエストシリーズを使っている人からすれば、概要がつかみやすく、理解がしやすくなります。

ただし、科目ごとに著者は異なるため、内容は科目によって大きく異なります。

コラムが充実している

これもリーガルクエストシリーズに共通したポイントですが、本書には、要所要所で会社法について知的好奇心のそそられるコラムが用意されています。

会社法に限らず、法律科目の勉強でつまずいてしまう大きな原因として「話が難しすぎて途中で心が折れてしまう」があります。

しかし、本書ではこのように飽きてしまった頃に学習初期のワクワクを思い出させてくれるようなコラムを読むことで、気分転換をすることができます。

場面ごとでの視点から記載がされている

ある程度他の会社法の基本書も読まれた方ならわかるかと思いますが、会社法の基本書は、その性質上どうしても条文の羅列や長い文章による説明に終始してしまいがちです。

しかし、本書は実際にどのような問題が生じたときにどのように条文を操作してその問題に対処していくべきか、という記述がされているため、知識が頭に入ってきやすくなっています。

また実際の試験と近い考え方でもあるので、試験対策にも向いていると言えます。

司法試験の勉強での使い方

以下では、本書を使った勉強方法について、2つのステップに分けて紹介していきます。

ステップ1　通読

1つ目の通読段階はスピーディーに終わらせることが大切です。

細かい知識の定着はその後の演習段階に委ねるとして、まずは科目の概要を掴むことに注力してください。

会社法は難しいですが、コラムなどで頭を休ませながら一気に読み切ってしまうということを意識して通読してみましょう。

ステップ2　問題演習

2つ目の問題演習の段階ができることも本書の大きな特徴の一つといえるかもしれません。

本書には、例題が用意されており、読者はそれを解きながら基本書の内容を定着させることができます。

内容も平易で取っつきやすいものになっているので、演習本に入る前に本書の問題演習に取り組みましょう。

リーガルクエスト会社法の評価

基本書は、どれを選んでも情報量としては司法試験対策としては必要十分であることが大半です。

なので、楽しく、知的好奇心を刺激されながら読み切ることができるか、という観点から基本書を選んでみてはいかがでしょうか？

本書は間違いなくおすすめできる一冊となっています。