この記事では「行政判例ノート」の特徴やその使い方について解説していきたいと思います。

行政法は条文が少ない分、判例学習が特に重要だということがよく言われます。

しかし、判例学習といっても、具体的に何から始めれば良いのか分からない方が多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめしたいのが、「行政判例ノート」という判例集です。

判例集というと、定番の判例百選を思い浮かべる方も多いかもしれません。

もっとも、行政法の判例百選は2冊に分かれており、すべてを通読しようとすると、時間がかかってしまい大変ですよね。

そのような悩みを解決してくれるのが、「行政判例ノート」です。


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行政判例ノートの内容と特徴

「行政判例ノート」は、行政法の重要判例が1冊にまとめられた、非常にコンパクトな判例集です。

以下では、本書の特徴について説明していきます。

メリハリのある解説で読みやすい

本書は、事件によって、数ページを使って詳しく解説されるものと、1ページ程で簡潔に解説されるものとに分けられており、メリハリのある構成になっています

また、事実や判旨についても、他の判例集と比べると比較的短めで、読みやすくまとまっています。

特に重要な判例が一目で分かるようになっているため、ポイントを絞った効率的な学習を行いたい方におすすめの教材となっています。

判決のロジックが理解しやすい

行政法の判例学習においては、単に事件の事実や判旨を覚えるだけでは足りず、判例知識を試験問題の事案にあてはめて、使いこなせるようになる必要があります

そのためには、判例のロジック(論理の流れ)をしっかり理解しなければなりません。

本書では、論理の流れが分かりやすいように判旨が抜粋されていたり、判決文の重要な部分に下線が引かれていたりと、様々な工夫がなされています。

そのため、解説と合わせて読んだときに判決のロジックが理解しやすく、実際の試験で使える判例知識を身につけることができます。

司法試験の勉強での使い方

ここからは 、 司法試験の勉強での 「行政判例ノート」 の使い方を解説していきます。

頻出論点に対する理解を深める

予備試験・司法試験の行政法では、処分性・原告適格・訴えの利益などの特定の分野がほぼ毎年出題されています。

しかし、ただ漫然と問題を解いて、解説を読むだけでは、次に生かす知識を身につけるのはなかなか難しいのではないかと思います。

そこで、過去問などを解いた後に、「行政判例ノート」に載っている類似判例の判旨や解説を読み込むことをおすすめします。

例えば、処分性に関する判例の場合には、どのような理由で法的効果が認められたのか、などが判旨に沿って分かりやすく説明されており、判例についての理解を深めることができます。

理由付けまで含めてインプットを行うことで、次に似たような問題が出題された際に、判例を意識した論証やあてはめができるようになるはずです。

直前の総復習に使う

上記の通り、「行政判例ノート」は、行政法の重要判例がコンパクトにまとめられているため、予備試験の短答式試験前など、判例知識を一通り復習したいときに、ざっと通読するのもおすすめです。

その際には、事件ごとに、どのあたりが重要なポイントなのかということを意識しながら読み進めていくと良いでしょう。

行政判例ノートの評価

以上のように、「行政判例ノート」は、行政法の重要判例がコンパクトにまとめられ、メリハリのある構成になっているため、初学者の方でも手に取りやすい判例集だといえるでしょう。

また、論理の流れに重きを置いた解説が付されているため、ある程度学習を進めている方が判例に対する理解を深める上でも、非常に有用な判例集だと思います。

このように、「行政判例ノート」は幅広い層におすすめできる判例集です。

新しく判例集を買おうか迷っている方、今使っている判例集が自分には合わないと感じている方は、是非一度、手にとって読んでみてください。


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