林 茂生
応用科学者生命科学者。細胞の集合体が秩序ある成体を作り出すしくみとその周辺領域を研究しています(発生生物学、細胞生物学、分子生物学)。理化学研究所生命機能科学研究センター チームリーダー。理学博士(京都大学大学院1987)、コロラド大学、国立遺伝学研究所を経て現職。https://researchmap.jp/shayashi, Twitter @roadman2005, Facebook @shigeo.hayashi.14
イモリ心臓の部分削除の実験方法が広島大学の林憲利先生らによって論文で報告されています。これによると拍動中の心臓に障害を与えても残りの部分は拍動を続け、血液が凝固するなどして傷は塞がれて血流は維持されるそうです。なお注意事項として血流が回復しない場合には心臓マッサージを行って救命することと書かれています。論文に添付されている手術シーンのビデオ(全部で6本)は見物ですので是非ご覧ください。
まず質問の定義を確認しましょう。細胞は分裂を繰り返すことでDNAと細胞構成成分を更新していきます。この場合の細胞の「寿命」を「分裂しないでどれくらい生き続けるか」という問いとします。ヒトの中枢神経細胞は一部の幹細胞を除いて生後まもなく増殖を停止し、そのまま生涯を通じて神経機能を維持し続けると考えられています。また女性の卵子は胎児の中で生み出され、減数第一分裂の後に母体の性成熟後に排卵されるまで休止します。一部の卵子については休止状態が閉経するまで継続します。ヒトの赤血球は3ヶ月程度とされています。ということで中枢神経細胞と卵子細胞はほぼヒトの一生に相当する寿命を持つといえるでしょう。
結婚です。別の人格の持ち主と共同生活を営むわけですから意見も好き嫌いも違うことばかりでしょう。相手の意見を受け入れて、自分の主張を認めさせるためには妥協なくしては成り立ちません。しかし自分だけではわからなかった気づきが与えられ、うれしいことは二倍に、つらいことは半分になります。妥協の学習としては最高のレッスンなのでお勧めします。
トーストにバターかマーガリンを塗って最後に海の塩をひとふり。これで風味が格段にアップ。喫茶の名店のモーニングメニューで紹介されていて、早速まねをして以来やみつき。ジャムもはちみつも要りません。パンの風味がぐっと引き立ちます。私はパンをトースターで焼いて小岩井の発酵バター入りのマーガリンを使っています。塩はちょっと高めの結晶の大きな海の塩が良いと思います。いろんなお店のパンを試しましょう。
お嬢さんの自己否定感に対しては何も言う必要はないと思います。親ができることは無条件の肯定感で子供を浸しておくことでしょう。とにかく寝ても覚めても抱っこして目を見つめて褒めて、可愛がるだけでいいのだと思います。子は親の鏡ですから可愛がる行為を通じて、親がハッピーになれば、子供の疑念と不安は薄れていくものだと思います。私の娘は男親から見ると拗れた思春期を過ごしていましたが社会人になって精神的な親離れが出来たようです。ある日ぼそっと「自分に自己肯定感がついたことには感謝している」と言われてびっくりして、安心しました。
先端的な発見は科学者自身の能力と、その時点でわかっていた知識体型と時代背景の組みあわせで決まります。これからは私の私見ですがアインシュタインのような黙考型の科学者は20世紀初頭でまだ物理学が未熟で、自由な発想が許された時代にこそ花開いたのではないかと思います。一方で多芸で分野を易々と横断して活躍したフォンノイマンは現代においても新たな発想をもたらしてくれたかもしれないと思います。
データを見て自分で考えてください。これは政府統計サイトe-STATのデータから書いたグラフです。過去100年間伸び続けており21世紀に入って伸びが止まった感があります。4世代程度では遺伝的選択による身長の伸びは説明出来ません。成長期での栄養状態と運動の改善、椅子を使った生活などが原因として挙げられています。