今回は格安のスコッチウイスキー、ジョン・バーのファイネストブレンドを飲んでみます。
名前の元となった人物は1895年に生まれたジョン・バー・カミングという人物で、ブレンダーとして世界各国にスコッチウイスキーを広めた人物と言われています。
時代は進み、1970年代に入り、様々なブランドを傘下に収めていたDistillers Company Limited(DCL)社は、イギリス国内と当時の欧州共同体に加盟する他国に対して二重の価格を設定していたことが問題となり、欧州委員会から対処を求められていました。
そこでDCL社は、自社ブランドのウイスキーをイギリス国内での販売を一時停止して回避を狙いました。
その中には、ジョニーウォーカーも含まれていました。
そのジョニーウォーカーの代替品として1978年に発売されたのがジョン・バーでした。
ブレンドに携わったのはジョニーウォーカーのブレンダーたちで、ボトル自体もジョニーウォーカー同様の角瓶にしました。
レッドラベルの代わりがファイネストブレンド、ブラックラベルの代わりがリザーブブレンドとなりました。
その後、ジョン・バーのブランドは様々な会社を経て、今はホワイト&マッカイが所有しています。
液色は中庸な琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みは控えめで軽く苦みがあるものの、後から酸味が全体を支配し、奥から甘みも感じられるようになります。
味わいは、苦みが強く感じられ、後から甘みが追いかけてきます。
味わいは、甘みが比較的強めで、苦みはわずかになります。
ロックでは癖が強く出るものの、ハイボールにすると甘さが強くて飲みやすいでしょう。
1L、アルコール度数40度で、価格は1600円ほどです。
有名なあれの代替品?
ジョン・バーは、1978年に発売されたブレンデッドスコッチウイスキーのブランドです。名前の元となった人物は1895年に生まれたジョン・バー・カミングという人物で、ブレンダーとして世界各国にスコッチウイスキーを広めた人物と言われています。
時代は進み、1970年代に入り、様々なブランドを傘下に収めていたDistillers Company Limited(DCL)社は、イギリス国内と当時の欧州共同体に加盟する他国に対して二重の価格を設定していたことが問題となり、欧州委員会から対処を求められていました。
そこでDCL社は、自社ブランドのウイスキーをイギリス国内での販売を一時停止して回避を狙いました。
その中には、ジョニーウォーカーも含まれていました。
そのジョニーウォーカーの代替品として1978年に発売されたのがジョン・バーでした。
ブレンドに携わったのはジョニーウォーカーのブレンダーたちで、ボトル自体もジョニーウォーカー同様の角瓶にしました。
レッドラベルの代わりがファイネストブレンド、ブラックラベルの代わりがリザーブブレンドとなりました。
その後、ジョン・バーのブランドは様々な会社を経て、今はホワイト&マッカイが所有しています。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはラムレーズンの香りが強烈に鼻を突いてきます。液色は中庸な琥珀色です。
ストレート
先にレーズンの香りが広がり、リンゴ、ハチミツ、ライム、カカオと広がっていきます。味わいは、アルコールからの辛みは控えめで軽く苦みがあるものの、後から酸味が全体を支配し、奥から甘みも感じられるようになります。
ロック
ライムの苦みのある爽やかな香りが先に感じられ、石けん、レーズン、リンゴの香りが続きます。味わいは、苦みが強く感じられ、後から甘みが追いかけてきます。
ハイボール
レーズンとカラメルの香りが先行して、奥からカカオや樽香も感じられます。味わいは、甘みが比較的強めで、苦みはわずかになります。
あれとは違うけど...
全体的にはジョニーウォーカーのレッドラベルとは異なるものの、シェリー樽原酒の甘くフルーティな香りが強めで、1000円台のウイスキーとしては悪くないと思います。ロックでは癖が強く出るものの、ハイボールにすると甘さが強くて飲みやすいでしょう。
1L、アルコール度数40度で、価格は1600円ほどです。
<個人的評価>
- 香り B: シェリー樽原酒由来のレーズン香が強い。後からハチミツ、カカオ、ライム。
- 味わい C: ストレート、ロック、ハイボールで性格が変わる。
- 総評 C: ハイボールだと甘みが出てとっつきやすくなる。