見出し画像

阿部慎之助はなぜ神なのか ~ツイスト打法~

阿部慎之助と言えば、「ツイスト打法」
ツイスト打法とはいかがなものでしょうか?
これはゴルフにも使われている打法で、”インパクトの瞬間に腰を逆方向(捕手方向)に回して打つ技術”です。

画像5


いきなりそう言われてもピンとは来ないでしょう。
何故せっかく前に進んでいるのに逆方向に戻らないといけないのか?と疑問が浮かんでくるはずです。
それをすることでどんなメリットがあるのでしょうか?
まず思いつくのが”引きつけて打てること”です。
これは想像しやすいのではないでしょうか?
前に突っ込もうとしても体の中心である腰が逆回転するので突っ込みたくても突っ込めませんね。
これにより体幹の安定が培われます(サムネの画像が一番わかりやすい!)

画像6

そして次は”打球の飛距離が伸びる”メリットがあります。
引きつけた上に打球が伸びる!
こんなのはプラスの上にさらにプラスであり、夢のような話ではありませんか!
今回はなぜ腰の逆回転で飛距離が伸びるのかをテーマにしています。

物理学には角運動量保存則というのがあって、振り子は障害物があると重りが走る現象のことを言います。

画像1

画像2


画像の振り子の中心をバッターで例え、重りをバットのヘッドだとすると障害物、つまり”ブレーキがかかることでヘッドが走ります”
その”ブレーキとなるのが腰の逆回転”です。
つまり物理学的には通常通りの腰回転より逆回転があったほうがヘッドが走るので打球の飛距離が伸びるというわけです。

人体的には腰を逆回転させると”前足の股関節がしまる(股関節が内旋する)こと”により内転筋とハムストリングスが働き、股関節が伸展もされます。

画像3

前脚股関節が進展させると軸足が浮くのがよく見られますが、これは体重移動が大きくされている証拠となります。

画像4

さらにお尻の筋肉、大殿筋も体を投手側に押そうとして、体幹の回転が加速するのです。
つまり腰の逆回転により前脚股関節が伸展し、体幹の回転が強くなる。
これもバットを加速させる大きな要因であります。

以上のことからツイスト打法は腰の逆回転で打球の飛距離を伸ばすことができます。
さっきも言いましたが、引きつけた上に飛距離も伸びる夢の打法ですが、大きな弱点もあります。
車でも急ブレーキをかけたら壊れやすくなるように、人体もブレーキ動作をかけたら負担がかかって(この場合、腰や股関節が)怪我しやすくなるのです。
なので安易な真似はオススメしませんのであくまで参考としてください。

ご拝読ありがとうございました。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。
アウトプット用
阿部慎之助はなぜ神なのか ~ツイスト打法~|N4!