タッキーからの引継ぎがない?
しかし、ある芸能関係者はインタビューの内容に首をひねる。
「記事では、前任の滝沢秀明さん(40)は《ほとんど誰とも話さないまま、出ていってしまった》といい、井ノ原さんは引継ぎを受けていないと明かしています。社長という重要なポストでありながら、そんなことはあり得るのでしょうか」
滝沢氏は22年10月いっぱいでジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を退任。さらに11月4日には、King & Princeのメンバー3人がグループから脱退、ジャニーズ事務所を退所することが発表された。
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キンプリの脱退について、ジャニーズ事務所公式サイトでは《海外での活動をはじめとして、それぞれに目指す方向が異なってきている》と説明されたが、井ノ原は《『海外進出をめぐる方針の違い』とは僕は彼らからは聞いていないので、本当のところはわかりません》とインタビューで明かしている。
「井ノ原さんがプロデュースを手がけるのはジャニーズJr.であり、すでにデビューしているキンプリは井ノ原さんにとって管轄外。しかし、ある意味ジャニーズ事務所の“顔”としてインタビューに応じている井ノ原さんが、《本当のところはわかりません》と事態を把握していないことについては違和感を覚えます」(前出・芸能関係者)
なぜ井ノ原は疑念の残る説明に終始したのか――。そこには、ジャニーズ事務所創業一族のある思惑があった。