札幌市の歓楽街ススキノのホテルで首が切断された男性の遺体が見つかった事件。

　逮捕された29歳の女と男性は5月下旬にススキノのダンスクラブで出会い、このとき2人の間に何らかのトラブルがあったことが新たにわりました。


　この事件は札幌市厚別区の無職・田村瑠奈容疑者(29)と医師で父親の修容疑者(59)、母親の浩子容疑者(60)の親子３人が共謀し、7月1日から2日にかけてススキノのホテルで62歳の男性の遺体の首を切断し、頭部を持ち去った疑いで逮捕されたものです。

　瑠奈容疑者と殺害された男性は5月下旬にダンスクラブで出会っていて、捜査関係者によりますとこのとき2人の間に何らかのトラブルがあったとみられています。

　この時、店では閉店イベントが行われていました。

　また関係者よりますと男性が殺害される前の7月1日深夜、瑠奈容疑者と被害男性がホテルに向かう前に待ち合わせしたのも、この閉店したダンスクラブの前でした。

　このほか瑠奈容疑者と男性は6月上旬にも会っていて、殺害される前に少なくとも2回会っていたことがわかっています。

　一方、修容疑者が犯行後の2日未明、自宅近くのコンビニエンスストアで10袋ほどの氷を購入していたことが新たにわかりました。

　店の防犯カメラに修容疑者が出入りする様子が映っていました。

　7月24日の逮捕後、警察の家宅捜索で親子の自宅2階の浴室で男性の頭部が見つかっているほか、これまでに男性の頭部を手袋をつけた手で触る動画も押収されています。

　警察は親子のうち誰が撮影したのか調べを進めるとともに殺人容疑も視野に捜査を続けています。