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千原ジュニア、「ツッコミとは何か?」という質問に回答「笑いを縁取りすることで、より引き立たせること」
2015.12.27 (Sun)
2015年12月26日放送のニッポン放送系のラジオ番組『千原ジュニアのRPM GO!GO!』(毎週土 17:00-17:30)にて、お笑い芸人・千原ジュニアが、「ツッコミとは何か?」という質問に対して回答していた。
リスナー:ツッコミって何ですか?テレビで、ツッコミ芸人を集めた番組をやっていたのですが、皆さんが何を言っているのか、よく分かりませんでした。
番組の中で、誰かが「それ、ツッコミやなくて注意やで」みたいなことを言ってウケていたのですが、ツッコミは注意ではないんですか?お笑いに疎い僕ですが、少しでも学んで楽しみたいので、ジュニアさんに教えて頂きたく、メールしました。
千原ジュニア:なるほど。ある種、今、普通にみんな「ボケ、ツッコミ」とか言うけど、ズレてるもんね。結構、皆さんがおっしゃってるの。
中村岳人:あぁ、はい。
千原ジュニア:世間で言ったら、俺はツッコミと思われてる場合もあるしね。
中村岳人:それはでも、多いと思います。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:雨上がりさんで言うと、宮迫さんがツッコミで、蛍原さんがボケとか思ってますよね。
千原ジュニア:でも、関西人は絶対にそんなこと思わへんからね。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:「鋭いツッコミで人気を博した千原ジュニアさん」みたいな。
中村岳人:はい。しっかりしている人をツッコミと思ってるんですかね?
千原ジュニア:何やろうね。でも、文化がまず東京にないもんね。
中村岳人:まあ、そうですね。東京のお笑いの人なんか、どっちがどっちって世間は分かってないですよね、多分。バナナマンさんなんか、どっちがボケで、どっちがツッコミっていう概念でいないですよね、多分。世間の人が。
千原ジュニア:なるほどね。とんねるずさんかて、分からへんもんな。
中村岳人:分かんないですね。さまぁ~ずさんも、俺らは分かりますけど、世間の人はもう、そういうことで見てないですよね、多分。
千原ジュニア:なんかこう…輪郭をハッキリ付けてあげるというか、縁取りしてあげるということ。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:「1つの笑いがある、これを縁取りすることによって、より引き立たせる」っていうのがツッコミだよね。
中村岳人:ああ、はい。
千原ジュニア:それで、こっちはある笑いを作った、それに「×」って言うのが注意やん。
中村岳人:はい。…これは難しいですね、理解するの。
千原ジュニア:そうやな、何と言うたらエエんやろうなぁ。
中村岳人:俺でも、やっぱり分からないことありますもんね。ツッコミなのか、注意なのか。これは絶対に注意されたけど、ウケてるからツッコミになってるんだ、とか。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:たとえば、訊かれたことを真面目に答えて、「そこ、ボケろよ」みたいな。でも、それは多分、先輩マジで言っているんですけど(笑)お客さんがウケているから、ツッコミになっただけで。「あれ?これは、ツッコミだったのかな、注意だったのかな」と思う時とか。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:やってても、分かんない時ありますもんね。
千原ジュニア:ああ。たとえば、俺とタケトが喫茶店に行きました。それで、「俺はホットコーヒーで、タケトは水道水でエエな?」と。
中村岳人:「いや、何でだよ」とかなりますね。
千原ジュニア:なるやん。これは、いわゆるオーソドックスな一番手前なのが「何でだよ」とか、「何でやねん」やん。でも、それが笑いにならへんやん。ということは、もうツッコミじゃないねん。
中村岳人:なるほど。ただの否定なだけですね。
千原ジュニア:否定というか、0やん。笑いにならへんかったから。これに対する注意が、「全然オモンないから」というのが、注意やん。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:これはもう、笑いをとりに行こうとしていないから。
中村岳人:はい、はい。
千原ジュニア:志の問題やねん。
中村岳人:ほう。
千原ジュニア:「東京の水道水は美味しいからね」って言う方が、笑いになるやん。これが、ツッコミやねん。
中村岳人:ああ、なるほど。
千原ジュニア:それで、「俺はホットコーヒーで、タケトは水道水な」で、「はい」と。これが、スカシや(笑)
中村岳人:なるほどね(笑)凄い分かりやすい。
千原ジュニア:志の問題かもわからん(笑)笑いに向かってるか、向かってないかという。
中村岳人:うんうん、そのものを、どうしようとしているか。
千原ジュニア:「なんでだよ!」は、手を抜き過ぎやもん。手を抜き過ぎというか…
中村岳人:その意志がない、と。
千原ジュニア:意志がないもん。それはツッコミじゃないよね。「何でやねん」だったとしても。
中村岳人:…笑わせようとしているかどうか。
千原ジュニア:そう。
中村岳人:注意と、ツッコミの違い。
千原ジュニア:そこからは、ツッコミの上手/下手の技術論になってくるから。ツッコミと注意の違いは、笑いに向かっているかどうか。
中村岳人:そうですね。
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リスナー:ツッコミって何ですか?テレビで、ツッコミ芸人を集めた番組をやっていたのですが、皆さんが何を言っているのか、よく分かりませんでした。
番組の中で、誰かが「それ、ツッコミやなくて注意やで」みたいなことを言ってウケていたのですが、ツッコミは注意ではないんですか?お笑いに疎い僕ですが、少しでも学んで楽しみたいので、ジュニアさんに教えて頂きたく、メールしました。
千原ジュニア:なるほど。ある種、今、普通にみんな「ボケ、ツッコミ」とか言うけど、ズレてるもんね。結構、皆さんがおっしゃってるの。
中村岳人:あぁ、はい。
千原ジュニア:世間で言ったら、俺はツッコミと思われてる場合もあるしね。
中村岳人:それはでも、多いと思います。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:雨上がりさんで言うと、宮迫さんがツッコミで、蛍原さんがボケとか思ってますよね。
千原ジュニア:でも、関西人は絶対にそんなこと思わへんからね。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:「鋭いツッコミで人気を博した千原ジュニアさん」みたいな。
中村岳人:はい。しっかりしている人をツッコミと思ってるんですかね?
千原ジュニア:何やろうね。でも、文化がまず東京にないもんね。
中村岳人:まあ、そうですね。東京のお笑いの人なんか、どっちがどっちって世間は分かってないですよね、多分。バナナマンさんなんか、どっちがボケで、どっちがツッコミっていう概念でいないですよね、多分。世間の人が。
千原ジュニア:なるほどね。とんねるずさんかて、分からへんもんな。
中村岳人:分かんないですね。さまぁ~ずさんも、俺らは分かりますけど、世間の人はもう、そういうことで見てないですよね、多分。
千原ジュニア:なんかこう…輪郭をハッキリ付けてあげるというか、縁取りしてあげるということ。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:「1つの笑いがある、これを縁取りすることによって、より引き立たせる」っていうのがツッコミだよね。
中村岳人:ああ、はい。
千原ジュニア:それで、こっちはある笑いを作った、それに「×」って言うのが注意やん。
中村岳人:はい。…これは難しいですね、理解するの。
千原ジュニア:そうやな、何と言うたらエエんやろうなぁ。
中村岳人:俺でも、やっぱり分からないことありますもんね。ツッコミなのか、注意なのか。これは絶対に注意されたけど、ウケてるからツッコミになってるんだ、とか。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:たとえば、訊かれたことを真面目に答えて、「そこ、ボケろよ」みたいな。でも、それは多分、先輩マジで言っているんですけど(笑)お客さんがウケているから、ツッコミになっただけで。「あれ?これは、ツッコミだったのかな、注意だったのかな」と思う時とか。
千原ジュニア:うん。
中村岳人:やってても、分かんない時ありますもんね。
千原ジュニア:ああ。たとえば、俺とタケトが喫茶店に行きました。それで、「俺はホットコーヒーで、タケトは水道水でエエな?」と。
中村岳人:「いや、何でだよ」とかなりますね。
千原ジュニア:なるやん。これは、いわゆるオーソドックスな一番手前なのが「何でだよ」とか、「何でやねん」やん。でも、それが笑いにならへんやん。ということは、もうツッコミじゃないねん。
中村岳人:なるほど。ただの否定なだけですね。
千原ジュニア:否定というか、0やん。笑いにならへんかったから。これに対する注意が、「全然オモンないから」というのが、注意やん。
中村岳人:はい。
千原ジュニア:これはもう、笑いをとりに行こうとしていないから。
中村岳人:はい、はい。
千原ジュニア:志の問題やねん。
中村岳人:ほう。
千原ジュニア:「東京の水道水は美味しいからね」って言う方が、笑いになるやん。これが、ツッコミやねん。
中村岳人:ああ、なるほど。
千原ジュニア:それで、「俺はホットコーヒーで、タケトは水道水な」で、「はい」と。これが、スカシや(笑)
中村岳人:なるほどね(笑)凄い分かりやすい。
千原ジュニア:志の問題かもわからん(笑)笑いに向かってるか、向かってないかという。
中村岳人:うんうん、そのものを、どうしようとしているか。
千原ジュニア:「なんでだよ!」は、手を抜き過ぎやもん。手を抜き過ぎというか…
中村岳人:その意志がない、と。
千原ジュニア:意志がないもん。それはツッコミじゃないよね。「何でやねん」だったとしても。
中村岳人:…笑わせようとしているかどうか。
千原ジュニア:そう。
中村岳人:注意と、ツッコミの違い。
千原ジュニア:そこからは、ツッコミの上手/下手の技術論になってくるから。ツッコミと注意の違いは、笑いに向かっているかどうか。
中村岳人:そうですね。
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