ついに始まったミラージュ第三部。
裂命の星と読みます。
表紙が今までとテイストが違う?一瞬、別作品に見えた。
「何この放浪者みたいな高耶さん」って思ったけど、そりゃあの状況から逃げてきたんだからそりゃそうか。
なんとこれ、1日で読み終わりました。
今までミラージュは読むのに平均5日くらいかかってたのに。(最短は「十字架を抱いて眠れ」で2日。)
なんか途中から「これ、頑張ったら1日でいけるんじゃね?」って思って一気に駆け抜けた…
後半は目がチカチカしてきて、でも目ぇひん剥きながら読みました。
やっぱ1日で読むのは死ぬほど疲れるわ…これからは1日で読破はしない方がいいかもしれない。
武田、織田
譲が武田の元に!?
武田なのは予想外だった。
譲(景勝)の話は今後出てくることでしょう。
譲って、上杉景勝の生まれ変わりだけど正体は弥勒菩薩で、今まで武田信玄にも織田信長にも身体乗っ取らた経験あるって、普通にすごすぎるな…
信玄みたいな豪快な大物武将(ってイメージが私の中であった)でも、親父との複雑な確執というものがあるんだな…
「鹿之介」って出てきて「鹿之介…どこかで聞いたこと…あーーーー!!!」ってなった。
山中鹿之介!!
「わだつみの楊貴妃」ぶりの登場?あの時死ななかったし、いつか敵側として再登場するんだろうなって思ってたけど、意外と早かった。
でもこいつ、千秋と一緒に踊り狂って潜入した記憶しかないなぁ(笑)とか思ってたら
!!???
なんかもうここ最近で一番ビックリしたかもしれない…
もうメガネで可愛いリボンつけてるお兄さんは見られないのがショック。
でもそれ以上にショックなことが…
確かに「上杉とは縁切った」ってずっと言ってたもんなぁ。それに加えて上杉謙信の裏切り?に呆れ返った可能性もある。
でもお前はそんな男じゃねぇだろ!?何か裏があるんだろ!?って信じるしかない。
「生きてるだけで嬉しい!」って本来思えるはずなんだけど
これは…「生きてない方がよかったのでは?」って一瞬思ってしまった。
それくらいショックで、最悪な再登場だった。
綾子さんは一応無事だったけど、半年間幽閉されてるのはさすがにキッツいよ…
あと織田信長出てこないんだな
もしかして信長死亡説もあり得るってこと?
え、嘘…
鮎川
誰だ?って思ったら鮎川ーー!!
20巻しか登場しないゲストキャラだと思っけど、今後も結構登場しそうですね。
景虎信者の八神ちょっと可愛く思えてきた。
八海って本当に死んだの?
正直、八海は割とすぐ再登場して千秋はだいぶ後になってから「実は生きてましたー!」的な登場するかと思ってたけど、全然違った。
八海、今まで長いこと行動を共にしてきたけどメインキャラというわけでもないし、本当にあのまま死んじゃったの…?そんなの酷すぎるよ…
鮎川、直江に「狂っている」って言うけど
この2人って、いっつも他人からは「なんだこいつら…狂ってる…」ってドン引きされるよな
だからこの2人はこれが通常運転なんだよ!!
徳島の眉山ロープーウェイ、Googleマップのストリートビューで見たら夜景でめっちゃ綺麗だった!
あと、西祖谷山村のかずら橋!これぞ秘境の地!って雰囲気で、いつか聖地巡礼してみたい。
潮と高耶
新キャラの潮(うしお)って変わった名前だな…って思ったけど、記憶喪失で仮の名前なのか。
うしおって聞いたら「うしおととら」しか出てこない(笑)
まぁ「うしおととら」じゃなくて「潮と景虎」なんだけど。
高耶さーーーん!!無事でよかったよ!!!
そんなサバイバルな生き方してて大丈夫?ちゃんと睡眠とれてる?飯食ってる?
潮、中身は一体誰なんだ…
こんなにいい奴なのに、いつか記憶を思い出して、それがもし高耶さんと敵対する立場のキャラだったらどうしよう。
渇望
私、タイピングは速い自信あるけど、読むのは尋常じゃないくらい遅くて集中力がもたず同じ文を何度も読んでしまうんですよね。
そういう時は休憩を入れたり次の日にしたりでなんとか読み切る。
でも「○章までは読み切りたい…!」って時は音読するんですけど
マスター○ーションとオ○ニーとセルフセッ○スが1行の間で出てきたのは、音読しながら爆笑した。
めっちゃ言い換えるやんwwww そんな言い換える必要あるか?
潮がすぐ近くで寝てるのに野外オ○ニーとか開放感と背徳感エグくてすっげぇ気持ちよさそうだな〜って思うんだけど
さすがに長くね!? 数えたら達するまで7ページくらいあった。どんだけオ○ニーに力入れとるねん
オスのまま猛り、メスのように狂う。
あの男は存在そのものが男性器だった。
この2つがすごい好き。
特に「あの男〜」は読みながら「それは言い過ぎじゃない!?」って笑いすぎて全然次へ進めなかった。
名文すぎる…いや、迷文?
どう考えても音読する部分を間違えた。
高耶さんめっちゃ叫んでたけど、潮よく起きなかったな。
夜は官能小説かな?みたいな描写から、朝になるとゆるキャンかな?ってくらい楽しげなキャンプ描写になって温度差激しすぎじゃねって思った。
赤鯨衆
赤鯨衆にふりがなふってくれてないのなんで?
ググってもミラージュ以外出てこないから造語っぽいけど、なんて読むの?
「せきげいしゅう」?
ここから登場人物一気に増えた。
草間、嶺次郎、永吉、左馬助、芥川親宗、中川…
相変わらず登場人物多すぎ!覚えられない!
でもこのメンバーの中では中川さん、めっちゃええ人じゃない?
これで中川さんが実は裏切り者だったとか、高耶さんの正体知っててわざと泳がせてたとかだったら、もう何も信じられないんだけど…
星盗りへ
ここで「裂命の星」というタイトル回収。赤鯨衆の星盗り作戦に同行することに。
高耶さん、せっかく闇戦国から離れてたのに、どうして闇戦国に関わることになるんだろうな(笑)
現代人のふりしてる高耶さん、実は換生者でしかも上杉夜叉衆の元?大将・上杉景虎って知ったら、赤鯨衆の皆さんはどんな反応するんだろうか。
田丸が犠牲になったシーンは田丸ーーー!!ってなった。
弱い者やモブに対しては無慈悲なのも相変わらずだった。
アクションシーンは迫力あって好きだけど、憑座が可哀想ってどうしても思ってしまう。
一人で無双する高耶さんが死ぬほどカッコいい!!!
一応新入りというポジションなのに、正確な状況判断の後はテキパキと指示し、《力》を使って仲間を助け、敵をバッタバッタ薙ぎ倒す。
「おまえ何者!?」って逆に思われない方がおかしいレベル。
正直、いつバレるんじゃないかビクビクしたけど
こんだけ無双しちゃってるんだったら、もう一気に《調伏》した方が早くね?
で、「今のなんだったんだ!?」って聞かれたら「またオレ何かやっちゃいました? 」ってすっとぼければいい…って無理か、バレるか(笑)
見事な功績を残したけど、一部の輩の反感を買いいじめられる高耶さん、この人はどこへ行っても敵を作ってしまうタイプの人なんですね。
相変わらず煽り力抜群で安心した。でもそんなに煽るから敵が多いのでは?って思うようになってきたwww
嶺次郎
草間と嶺次郎、どうも意見が合わないというか、そもそも見えている未来が微妙に違ってるのが問題なのかな
「『生きる』ことそのもの、それ自体への、復讐じゃ」
この台詞にすべてが込められてる気がする。
こうして怨霊として蘇って、生きることへ復讐を目指す嶺次郎。
ラストは超えてはいけないラインを超えてしまった。
ってこれ続くの!?
まとめ感想
前編・後編とかついてないから、「みなぎわの反逆者」みたいに1冊で解決して終わる話かと思ってたけど、赤鯨衆の話はまだまだ続きそう。
今一番気になるのは潮の正体かな…
潮の中身が全然知らない武将だったら草だけど、三好とかそのへんかなぁって思う。
あと今回、一応挿絵あった!
でも火輪の序盤と比べたらだいぶ少ないし、顔もハッキリと描写されてなかったり後ろ姿だったり、ちょっと物足りない感ある。
でも水浴び高耶さんのセクシーショットと最後の迷彩柄ジャケット&眼帯高耶さんはカッコよかった!