「ヒーロー伊藤」を名乗り三重県津市で美術教室を経営していた男が、教え子に裸の画像を送らせた事件の裁判で18日、男に有罪判決が下されました。

 起訴状などによりますと、伊藤武司被告(58)は当時17歳の女子生徒に対し「下腹部に『奴隷』と書いた写真を送りなさい」などと迫り、裸の画像81枚を送信させた罪などに問われていました。

 これまでの裁判で、弁護側は「芸術指導の目的だった」などとして無罪を主張していました。

 18日の判決で、津地裁は「希望の美術大学に合格するためには、要求に逆らえないという状態につけ込んだ、陰湿で卑劣な犯行」として、懲役3年・執行猶予4年を言い渡しました。

【動画で見る】「下腹部に奴隷と書いた写真送れ」美術教室の教え子に裸の画像送らせる “ヒーロー伊藤”名乗る男に有罪判決