今回は、中小企業診断士1次試験を独学で目指している方に向けて、過去問の重要性や効果的な勉強法について解説していきます。

1次試験は過去問の活用のしかたによって、合格出来るかどうかが大きく変わっていきます。

ぜひこの記事を最後まで読んで、今後の学習の参考にしてみてください。

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中小企業診断士1次試験は過去問だけで受かる?

結論から言うと、中小企業診断士の1次試験は過去問だけで合格できる試験ではありません。

ですが、過去問を効果的に活用することによって、合格の可能性はぐんと広がります。

合格するためには、色々な学習に組み合わせた上で、上手に過去問を活用する必要があるのです。

過去問を使って学習する事が重要な理由は二点あります。

一点目は、自分のリアルな実力を把握し、対策を取れることです。

自分の中で理解した気になっていた分野でも、過去問で出てきた時には解けなかったと言ったようなことがよくあります。

過去問を解くことによって、理解が甘い分野が明確になり客観的に自分の実力が分かるようになります。

また明確になった弱点に対して、本番までに対策を打つ事ができます。

二点目は、科目ごとの出題傾向が分かることです。

1次試験の中でも、企業経営理論や財務会計などの科目は、試験時間のわりに分量が多いという特徴があります。

当然、時間内にマークシートに記入ができなければ得点には繋がりません。

過去問を繰り返し解くことによって、試験の出題傾向に慣れ、問題を解ききる時間配分が身につくようになります。

1次試験に突破するための過去問の使い方・勉強法のポイント

続いて過去問を活用した学習をするにあたり注意すべきこと、おすすめの過去問活用方法について説明していきます。

①難しすぎる問題に気を取られすぎない

1次試験は7科目の合計点数が420点以上で40点以下の科目が一つもなければ合格となります。

例年、試験の得点を調整するため、ほとんどの受験生が解けない難問が各科目に数問ずつ登場します。

その様な問題は正答率が低いため、間違えてしまったとしても合否に影響が出にくいです。

難しすぎる難問に時間をかけ流よりも、正答率が50〜70%程度の中程度の難易度の問題を確実に得点できるように意識すると良いでしょう。

②合格点ばかりを意識しない

1次試験の場合、同じ科目であっても年度によって平均点は変動します。

仮にある年度の過去問で合格点の60点を獲得できたとしましょう。

その年のその科目の平均点が40点であれば得意科目と言えそうですが、平均点が70点だった場合相対的に苦手科目となります。

合格点ばかりに目がいってしまうと、正確な自分の実力が判断しにくくなります。

そのため過去問では、点数ではなく各設問を自分がどれだけ理解していたかを判断基準にすると良いです。

どうしても点数を付けたい場合は、その年の平均点も必ず確認する様にしましょう。

③解説を読むことに時間を使う

過去問演習は一つの勉強方法であって、実際の試験ではありません。

過去問をやる最大の目的は、「本番の試験で合格すること」です。

本番で似た様な問題が出た時に、同じ間違いをしなければ良いのです。

ですので、過去問は解いている時以上に解いた後が重要となります。

終わった後に解説を見直す時間を必ず設け、間違えた問題はどこがダメだったのか、解けた問題でも知識が曖昧だったものはないか、などを分析しましょう。

後で見直しをしやすいように、問題を解きながら曖昧な知識のまま解答した設問には、印を付けておくと良いでしょう。

1次試験対策に過去問で学習をする際によくある疑問

この章では過去問を学習するにあたって生じる疑問について、解説をしていきます。

①過去問は何年分解いたらいいのか。

独学で勉強する場合、過去問は5年分以上解くことをおすすめします。

理由は、1次試験は年度によって難易度に大きな差があるものの、5年分解けば大体の傾向が分かってくるからです。

その上で期間を空けて、できれば同じ年度の過去問は複数回解きましょう。

そうすることによって、自身の得意不得意がより鮮明になる効果や、前回より点数が上昇しモチベーションを上げる効果が見込めます。

②過去問はどのタイミングで解けばいいか。

独学で過去問を解くべきタイミングは、2回あります。

1回目はテキストでの学習を一通り行った後です。

このタイミングで過去問を解くことにより、自分がどの程度テキストの内容を理解しているかや、実際の問題の出題形式の把握をする事ができます。

2回目は4月以降の直前期です。

時間を意識して本番形式で過去問を解くことで、試験の出題形式に慣れる練習をすると良いでしょう。

③過去問はどの様なものを選べばいいのか。

1次試験の場合、中小企業診断協会のホームページから過去問と解答を無料でダウンロードする事ができます。

それを活用して過去問演習をする方法のありますが、解説が無いため過去問を解いて終わりになりがちです。

ですので、効果的に演習をするためには別で過去問を用意する方が良いです。

その際どの過去問を選ぶかという点で、意識すべきポイントが二点あります。

一点目は、詳しい解説が掲載されていること。

二点目は、問題ごとの正答率が記載されていることです。

この二つがあることによって、「自分の実力の把握と効果的な対策」という過去問演習の目的を果たす事ができる様になります。

まとめ

今回は中小企業診断士1次試験を独学で目指す際、過去問だけでも合格できるのか、過去問演習の重要性や、過去問の活用方法について解説しました。

過去問演習をどれだけ効果的にできるかどうかで、合否が決まるといっても過言ではなく、重要性は以上に高いです。

ですが、7科目の過去問を5年間分解いて、解説も読むとなるとかなり時間を要します。

また、自身が分からなかったポイントが、過去問の解説で記載されていないこともあります。

時間が無い人やより確実に合格を目指したい方は、講座を受講するなどしてプロの講師から学ぶことを検討してみても良いでしょう。

関連コラム:中小企業診断士の独学合格に必要な勉強時間は?勉強法のポイントと学習順を解説

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