「瑠奈が言うことが絶対…過保護というか」…“事件後に会った”友人 すすきの「頭部切断」
北海道・すすきののホテルで男性が頭部を切断され、親子3人が逮捕された事件で17日、新たに分かったのが母親の供述です。私たちは、事件後に娘と会ったという友人に話を聞きました。
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殺人の疑いで逮捕された無職の田村瑠奈容疑者(29)。事件前の5月下旬、札幌・すすきののダンスクラブでカメラには、激しく踊る姿が映っていました。カメラにはその約3分後、瑠奈容疑者が近くにいた人に飛びつくように抱きつく様子も…。
その相手が先月2日、すすきののホテルで頭部が切断された状態で見つかった被害男性(62)です。2人は体を寄せ合い、楽しそうに話していました。
そして当時、この場所には、同じく殺人の疑いで逮捕された父親の修容疑者(59)の姿もありました。少し離れたところから2人を見守り、手元には瑠奈容疑者がダンスクラブ内で着ていたとみられる黒っぽい上着がありました。
これが親子と被害男性の最初の出会いとみられています。
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先月2日、札幌・すすきののホテルで首を切断された男性の遺体が見つかり親子3人が逮捕された事件で17日、新たに分かったのが母親の浩子容疑者(60)の供述です。
警察の調べに対し当初、「娘の犯行を止めたかったが、止められなかった」と話していたことが明らかになりました。警察は、浩子容疑者も計画を認識していたとみて調べています。
すすきのにあるホテルの一室で行われた残忍な犯行。捜査関係者によると、殺害された男性は両手を体の後ろ側で拘束され、背後から突然、ナイフのような刃物で襲われたとみられています。
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瑠奈容疑者と事件後の7月中旬に会ったという友人に話を聞きました。
瑠奈容疑者の友人
「普段と変わらず、普通。久しぶりに会って共通の話題で盛り上がって、何も変わっていない。だから怖い」
――瑠奈容疑者が計画したと思う?
瑠奈容疑者の友人
「全ては瑠奈だと思います。首を切るとかを瑠奈が決めたのか分からないけど、殺す気ではいたのかなと」
「こうするって決めたらこうする。だから何かがあって、親に相談したのかな。瑠奈が言うことが絶対、過保護というか」
父と母は娘の言いなりだったということです。3人は否認や黙秘をしていて、警察は親子の役割や犯行の動機など慎重に捜査しています。
(8月17日放送『news zero』より)