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ニッケル水素電池はなぜ1.2ボルトなのですか? PZ18121

電池は電極に使用する金属の組み合わせによって電圧が決まります。
アルカリ乾電池は、基準電圧に対して正極の二酸化マンガンが約0.3ボルト、負極の亜鉛が約マイナス1.2ボルトです。その差の1.5ボルトがアルカリ乾電池の電圧です。
これに対してニッケル水素電池は正極の水酸化ニッケルが約0.5ボルト、負極の水素吸蔵合金が約マイナス0.7ボルトです。その差の1.2ボルトがニッケル水素電池の電圧です。
したがって1.5ボルトのニッケル水素電池は、作ることが出来ないということです。

単純に電圧を比較するとアルカリ乾電池1.5ボルトに対してニッケル水素電池は1.2ボルトで、ニッケル水素電池の電圧が約0.3ボルト低く、アルカリ乾電池の代わりに使用できないように思われがちです。
しかしながら電池の性質上、実際に機器で電流を取り出し使用すると電池の両端に現れる電圧は低下する性質があり、その性質はアルカリ乾電池に対してニッケル水素電池は低下量が少なく、電池両端の動作電圧の平均値はどちらの電池もほぼ同レベルとなり、実使用上は問題となりません。
ただし、一部の機器ではこの初期電圧の1.5ボルトと1.2ボルトの電圧差が影響し、正常に動作しないことがまれにありますので機器の取扱説明書などでご確認いただくか、機器メーカーにご相談ください。

≪参考情報≫
・なぜニッケル水素電池は1.2ボルトで機器に使用できるのですか? 

 

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