男性と会う直前にノコギリ買い足す…ススキノ切断遺体、入念に準備か

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 札幌市ススキノ地区のホテルで男性が殺害され、親子3人が逮捕された事件で、同市厚別区厚別南、無職田村瑠奈容疑者(29)が事件当日、男性と会う2時間半ほど前にノコギリを買い足していたことが、捜査関係者への取材でわかった。北海道警は、男性の首を切断するために、入念に準備を重ねた可能性があるとみている。

札幌地検に送検される田村瑠奈容疑者(中央)(16日午前9時29分、札幌市中央区で)=原中直樹撮影
札幌地検に送検される田村瑠奈容疑者(中央)(16日午前9時29分、札幌市中央区で)=原中直樹撮影

 捜査関係者によると、瑠奈容疑者と父親の修容疑者(59)は7月1日午後8時頃、自宅近くの量販店でノコギリを購入。瑠奈容疑者は同10時半頃、男性と落ち合ったとみられ、同10時50分頃に男性とホテルに入室した。これまでは、1日午前2時頃までにナイフやノコギリ、スーツケースを購入したことが判明していた。

 道警が押収した動画には、瑠奈容疑者とみられる人物がナイフのような刃物で男性を襲う様子が映っていた。

 襲撃直後の映像は、男性の頭部付近を捉えていなかったが、遺体の切断面などから瑠奈容疑者がノコギリなど複数の刃物で首を切断したとみられるという。道警は押収したナイフとノコギリの鑑定を進めている。

 道警は16日、一家3人を殺人容疑で札幌地検に送検した。

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