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「ギヴン」5巻【ネタバレ感想】キヅナツキ

今までギヴンの4人が表紙だったのに、今回は真冬単独。

なんとなくすごくすごい巻だったのは覚えてて、こうして読み返したんだけど

すごくすごい巻だった…

なんか毎巻読み終わるたびに「この巻が一番好きだ…」って思ってる。

タケちゃん

タケちゃん、髪の毛ほどいたら完全に別人やな…一瞬、誰だこのおっさん?ってなった。

お笑い芸人にいそうなビジュアル(笑)

タケちゃん、春樹さんの好きな人気づいてたのかww

さすが察しのいいタケちゃん。あの日、髪の毛バッサリ切ったのもタケちゃんだったもんね。

バンドの空気

よかったーーーー 一時期すんごいギスってたから良好で本当によかった。

真冬の舌打ち笑ったwww 真冬って気を許した相手には結構そういうとこあるよね

バンドマンは大変だなぁ。ただでさえ楽器だけでもお金かかるのに、部屋で練習したくても騒音問題になるし、スタジオ練習したかったらバイト必須だし。

でもすごく充実してて羨ましい。

夢のために頑張ってる人って、多分その忙しささえ楽しいと思う。

秋彦の作った餃子食ってみてぇ…

こんな図体でかい男がちまちま餃子包んでる光景いいよね…(笑)

夏祭り(高校生組)

浴衣姿!!ふたりともかっこいい。

やっぱり柊に対して当たりキツくて笑うwww

真冬「柊はどうやって歌詞考えてるの」

「ぶっちゃけ響き」

歌詞って人によって全然生み出し方違うだろうし、メロディよりももろ人間性というか中身が分かりやすく出る部分だと思うんだけど

パパッと数十分数時間で書いちゃう人もいれば(まぁ慣れもあるだろうけど)、真冬みたいにずーーーっと悩んで時間をかける人もいるよね。

真冬と柊、タイプが全然違っててこういうとこ性格出てるよなぁって思う。

真冬の新彼氏を見てからの柊の発言、直球すぎへん?もうちょいオブラートに包めや…ww

真冬の浴衣姿に心の中でテンション上がる立夏。

浴衣で来ると思わなかった────!!!

相変わらず表情には出さずに心の声でかいwwww

そして真冬も、春樹さん失恋したことに気づいてた。

春樹さん、みんなにバレとるやんけ…

だって春樹さん、反応がいちいち可愛くてわかりやすかったもんな!(笑)

夏祭り(大人組)

レ兼ヒモ(笑)

それにしてはお互いかなり好き合ってて共依存してる感じだったけどな。

セ○レの基準分からん…

春樹「なんだ、それ その人のことめっちゃ好きじゃん」

秋彦「好きだったよ」

「でも もう 苦しい」

ここで初めて秋彦と対等になったような気がした春樹さん。

好きだけど、もうどうしようもない恋で苦しい思いをしている似たもの同士のふたりが、こうして一緒に並んで花火を見てる図いいな…

お泊まり(高校生組)

やましい理由は(多分)ないってそれめっちゃあるやんめっちゃ意識してるやんww

立夏のお姉ちゃんの顔見て 顔おんなじwww

立夏の女装姿見てみたいわ そして弥生と並んでほしい。

案の定、眠れない立夏。だから心の声でかいよ!

真冬「──あの時計 由紀んちにあったやつと同じだ」

普通、今の彼氏の部屋で死んだ元カレのこと喋るか!?それは心の中に閉まっておけよ!って思うんだけど

真冬だもんな…

立夏からしたら、たまらないでしょうな。

だって由紀のことなんか全然知らないし、もう死人だし、真冬と由紀の思い出に自分はどうやっても入り込むことなんてできないから。

立夏「お前の昔のこと﹅﹅﹅﹅ 俺よく知らないけど

俺がいる時に勝手に一人で泣きそうになってんなよ」

なんだこれ どっちが縋ってんだ 俺か

俺ばっかりじゃねーか

両想いでも難しいこと多いなぁ…恋愛は。

だから世の中にこんなにもラブソングが溢れかえってるのでしょうな。

こいつらこの後どんな会話したんだろうか。

家まで徒歩(大人組)

タクシー呼ぶことタクるっていうの初めて知った。そうだったのか…

「発想がやっぱ20の大学生だな…」って言ってるけど、だからお前もまだ若いよ春樹さん!(22歳)

なんでそんなおじさんみたいな発言するの?まぁ練習で疲れてるからもあるだろうけど!

そこそこ疲れてても眠くても1時間ちょいくらいなら普通に歩けるんもんじゃないの?

夜が明けてきた空の下で、ビール飲みながら虫捕まえたり駄弁りながら歩くのってめっちゃ羨ましい。(切実)

大学生!若者!青春!!!って感じ。

トンボを指ぐるぐるして捕まえるの、意味なかったの!?し…知らなかった…

じゃあこの前NHKの某教育番組でワン●ンが指ぐるぐる回してトンボ捕まえてたけど、あれも嘘だったのか…衝撃。

歌詞作り

なかなか作詞が進まない真冬に立夏は「じゃあ探しに行けば?」と提案し、真冬は雨月の家を尋ねるんだけど

なんか思った以上にめっちゃ荒れてた…

いつか秋彦が帰ってくるのか、もうこのまま帰ってこないのか。ずーっとぐるぐるしてたんでしょうね。

立夏「間に合いそうか?」

真冬「うん 歌詞ならできた」

「────いけるよ」

歌詞、今回はぶっつけ本番ではなく、ちゃんと事前に準備できたのか。

ここの真冬の表情すごく好き。

覚悟決まった状態の目なんだろうけど、キリッとした表情でもないから、何考えてるのか読み取れないという絶妙な顔。

ライブ審査前日

柊と立夏相性悪いなwww

なんで柊はそんなに立夏に対して態度悪いの?www

雨月、せめて割れた食器は片付けたほうがいいのでは…(危ない)

秋彦もやっと心に整理ついたか〜 

最近やっと音楽が楽しいと思えるようになったんだから、やっぱり雨月と別れたのは正解だったんでしょうね。

秋彦「ここから出たい ここから出て違う音楽をやってみたい」

これに対し「嫌だ」と強い拒絶をする雨月。

自分から振ったのにまだ心の整理ついてない?

雨月…(涙)

真冬「だって春樹さん、梶さんのことが好きなんですよね」

秋彦と一緒に住んでることも、好きなことも気づいてたwww

カモフラージュのため別々に帰ったりしてたけどバレとるwww

さすが真冬www

春樹さん、めっちゃくちゃわかりやすかったよ!!

春樹「もう玉砕して 俺も、そういう気持ちじゃないから」

真冬「ほんとに?」

春樹「えっ」

なんか真冬ってこういうことに関しては敏感だから、なんでも見透かされそうだな…

でも真冬でも緊張するんだ。

どんなステージだろうと平然と「緊張なんかしたことないです(スンッ)」みたいなタイプかと思ってた。

真冬も成長したんだなぁ。

立夏が真冬を「おいで」って抱きしめて「大丈夫 お前が一番かっこいいよ」って言うシーンすごくよかった。

ライブ審査当日

そもそも 俺が音楽を捨てれば全部上手くいくんじゃないか?

そうなんだよなぁ。そんなに好きで好きで苦しいなら、いっそ音楽捨てればスッキリ解決なんだけど…

そして今回のライブシーンも圧倒的。臨場感ハンパない。

漫画だから音なんて一切出てこないのに、音楽で圧倒された時のあの震えるような感動。

前回は真冬自身の心の叫びだったけど、今回は誰かに向けて、共鳴させるやり方。

ああ、音楽が好きだ。

やっぱり秋彦も「音楽」で生きて生かされ続けてきた人間なんだなぁ…

もうどうしようもないくらい「音楽」を愛してて、これからもずっと「音楽」を自分の人生から切り離すことはできないんだろうなって思った。

雨月、春樹さんの方を見てその男﹅﹅﹅なのか」ってなんでわかるんだ…?元恋人の勘?

二度と元に戻らなくても 遠くにいても

「音楽だけは残ればいいのに」

こういう時って形としてハッキリ目に見えるものが残るよりも、見えない方がいいよね

音楽って芸術の中でも形として目に見えないもので、だからこそ都合が悪い時もあるけど
こういう感情の置き場所とか繋がりとか考えると、ものすごくちょうどいいものだなって思う。

雨月

ついに言えた。ついにこの時が来た。

雨月、振り返らず秋彦の顔を見ないまま会話してるんだよな…

顔を見たらまた揺らいじゃうからかな。

ちょっと経ってからやっと振り向いたんだけど

その時の表情見て泣いたわ…

この巻で一番好きなシーンだった。

遠ざかっていく背中、追いかけたくて声が出そうになるんだけど、真冬の歌のおかげで踏みとどまった。

ここの描写、切ないんだけどどこかカタルシスがあって儚く脆く美しすぎる…

秋彦と雨月、だいぶ時間かかっちゃったけど、やっとふたりとも前に進めた…よかったね…

でもやっぱつれぇわ

雨月、すごい好きなキャラだけどもう出てこなさそうだなってことに気づいて二重で悲しかった。

その後

そういえばこれライブ審査だったわ忘れてた…それどころじゃなかったww

なんかいつの間にかめっちゃ時間過ぎ去っていた…(4人で初詣行ったのかな?仲ええな)

そして、ヴァイオリンのコンクールに出た秋彦。

欲を言えばヴァイオリンを弾いてる秋彦、顔ドアップじゃなくてもうちょい全身を見てみたかった。(絶対かっこいい)

春樹さんに

春樹さん的には、秋彦があんなに変わったのは秋彦と村田雨月との仲が修復したからだと思ってたんだろうけど、違うんだよぁ(笑)

ってか今まで雨月と別れたこと春樹さんに言ってなかったんだね。(もっと早く言ったれや)

秋彦のおそらく人生で一番勇気を出して言ったであろう台詞

うおおおおお言ったああああああ

言った本人が赤面。
春樹さんも赤面。(かわいい)

これ春樹さんにとっちゃ予想外すぎて脳内処理追いつかないだろうな(笑)

雨月と別れて、(連絡先知らないとか前言ってたけど)親にちゃんと連絡とって金くれって頭下げて、自分がどこまでやれるかやってみたくなった秋彦。

もう逃げてばっかりのクズ男じゃない、一人前の男になるため、春樹さんに見合う男になるため。

成長した秋彦…

「さわっても〜」がピュアすぎて少女漫画か?これ本当にあのクズ男なのか?って感動した。

このふたり、今まで複雑な関係だったから、このど直球告白は余計に響いた。

秋彦も雨月と同じで、真冬の歌の力によって前に進もうと思ったんだな…

春樹さんが秋彦に恋したのも、秋彦が気持ちに区切りをつけたのも

そして、ふたりが結ばれたのがという季節だったっていうのがいいよね。

描き下ろし「羽化前夜」

もう「羽化前夜」ってタイトルが秀逸。

───音楽を、続けていくかぎり どこかで繋がっていられるだろうか

雨月が涙してた時、秋彦も同じように涙してたんだな

これ読んだ後にまた本編読み返すとまた違った景色が見えてくる。

まとめ感想

なんか読み終わった後ものすごい解放感と切なさでいっぱいになった…

報われてよかったってのと、前に進めてほっとした。

でもなぁ…雨月のこと心配

雨月のスピンオフ描いて下さい… いや、このまま綺麗に終わってもう二度と本編に登場しないのも潔いけど、やっぱあの泣き顔は心にずっと残ってるわ…

そういえば今回は4コマ全然なかった…ショック…

まぁいつにも増してシリアスな巻だったし。ページ数の関係が一番だろうけど、あの余韻をギャグで壊すのももったいないか。

ふたりとも、よかったね。

そして雨月、できるならいつかスピンオフで笑顔を見せてほしい…!!

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