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両手を後ろで拘束し背後から首付近を突き刺し殺害…その後瑠奈容疑者はホテルで男性のスマホを工具で破壊 ススキノ首切断殺人

2023年08月15日(火) 17時35分 更新

 札幌・ススキノのホテルで男性が殺害され、遺体の首が切断された事件で、男性は両手を後ろで拘束された状態で襲われたとみられることがわかりました。

 14日、殺人の疑いで再逮捕された一家3人、田村瑠奈容疑者(29)と父親で医師の修容疑者(59)、母親の浩子容疑者(60)。
 3人は、先月、ススキノのホテルで62歳の男性を殺害した疑いが持たれています。
 捜査本部は、瑠奈容疑者が殺害を実行し、両親も関与したとみています。

成田颯記者
「男性とともにホテルに入ったのは、瑠奈容疑者1人でした。『密室』のなかで何が行われたのかが、その後の捜査で少しずつ明らかになってきました」

 先月1日、午後10時50分ごろ、ホテルに入室した2人。
 その後、男性は背後からナイフとみられる刃物で首のあたりを複数回突き刺され、このうち肺の近くまで達する傷が致命傷となりました。
 捜査関係者によりますと、遺体の状況などから襲われた際、男性は両手を体の後ろ側で拘束されていたとみられています。
 また、その後の調べで瑠奈容疑者が、殺害後、ホテルの部屋で男性のスマートフォンを自ら持ち込んだ工具を使って壊したとみられることがわかりました。
 スマートフォンに記録されているなにかのデータを消し去ろうとしたのでしょうか。

 その一方で、3人の自宅からは遺体の頭の部分のほか、男性の運転免許証や男性のものとみられる財布や服、複数の刃物が見つかりました。
 殺害の凶器や証拠隠滅のための工具をあらかじめ準備し、計画的な犯行をうかがわせる反面、遺体の頭の部分や男性の所持品など犯行の証拠となるものを自宅に残していたのはなぜなのか?
 5月下旬には、ダンスクラブで抱き合うようにしていた瑠奈容疑者と男性。
 同じフロアにたたずんでいた修容疑者。
 その後、犯行を決意するまでになにがあったのか?
 捜査関係者によりますと、再逮捕された14日の時点では、3人は容疑を否認、または黙秘しています。

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