勤怠管理システム

身の回りの些細な思いが、
大幅な業務改善の立役者になりました。

主要プロジェクトメンバー

経営企画推進部 部長 S.T.

1995年入社。勤怠管理システムプロジェクトの総括責任者。

経営企画推進部 WebデザインG 主任 F.S.

2007年中途入社。画面デザイン、UI設計、フロントエンド開発を担当。

総務部 Y.O.

2015年入社。テスト面を担当。システムのユーザビリティを検証。

きっかけは社内からの声。
社員の仕事をしやすくする、業務改善プロジェクトがスタートした。

月末になるといつも、総務部のO氏のデスクの上には、有給休暇・出張経費等の各種申請書や、社員の勤務実績を記した帳票など、膨大な量の勤怠関係書類が積み重なっていた。「今日中にすべて処理しなくては、明日の給与計算や請求処理に間に合わない」と、O氏は必死に手を動かし続ける。その後しばらくして、デスクの上がようやく片付いてきたO氏の口から、思わずこんな言葉がこぼれた。「ICT企業なのに、社内の運用は紙ばかり。これが全部システム化されたら、どんなに楽になることだろう……」

そんなふとした声を、T部長は逃さず拾い取っていた。彼は、自社商品の企画開発をはじめ、社内全般の業務改善を推進する役割も担っており、日頃から社員の声に注意深く耳を傾けていた。その頃、お客様から受託した開発業務が繁忙を極め続けており、社内システムの開発までなかなか手が回らない状況だったが、「忙しいからといって、いつまでも先送りにする訳にはいかないと思った」と、T部長は当時の胸中を語る。

経営陣と相談の結果、「少しずつでもいいから、一歩一歩確実に進めていこう」という方針のもと、勤怠管理業務をシステム化するプロジェクトが始動した。数年がかりの長期プロジェクトの始まりだった。

使いやすさを最優先。Webでどこからでも使えるシステムに。

総務部が頭を痛めていた、社員の勤務実績の取りまとめや、有給休暇等の申請の処理。その煩雑さに拍車をかけていた要素の一つは、岡山本社以外の場所でも社員が勤務していることだった。「社内から回ってくる大量の書類に加えて、社外からもメールが次々届いてくる。内容に不備があれば、電話やメールで本人に確認……そうこうしているうちに、いつもあっという間に時間が過ぎていました」と、苦笑いのO氏。

こうした運用方法は、書類を受け取る総務部はもとより、提出する社員にも多大な手間を強いていた。それらの課題を解決するために導き出された答えが、Web化だった。「社員がどこで働いていても、スマートフォン等でWebから報告できるようにすれば、本社に勤怠情報がタイムリーに集まる。給与計算などの他のシステムとも連携が容易になるので、大幅な効率化が見込める」と、当時の狙いを語るT部長。

同時に重要になるのが、システムの使いやすさだ。デザインを担当したS主任は「どのようなユーザーインターフェース(画面のデザイン構成)にすれば利用しやすいシステムになるかということが、悩んで苦労した点でした」と振り返る。「S君がリードしながら画面デザインを設計し、毎日ミーティングで議論を重ねてブラッシュアップ。また、作り手と使い手では観点が違うので、総務のOさんが企画・テストに加わり、忌憚のない意見を言ってもらうことで、使いやすい画面に仕上げることができました」と、満足感を覗かせるT部長。

プロジェクトの成果は、利用者の満足度で決まる。

「システム導入前と比較すると、飛躍的に業務の効率がアップしました。印刷して束になった書類を回していた頃がまるで嘘のようです。日々の出退勤情報が短時間かつ高い精度で集まり、また給与計算やプロジェクト毎の請求業務も容易に処理できるので、大幅な時間短縮になり、業務改善に役立っています。そして何よりも嬉しいのは、利用する社員の皆から“手間が減って楽になった”という声を耳にした時です」と、笑顔で語るT部長。

続けてO氏も笑顔で語る。「それらの作業に取られていた時間を別の業務に使うことができるようになったので、総務部のメンバーの仕事の幅が大きく広がりました。楽になっただけではなく、やりがいのある仕事により専念できるようになって、本当に嬉しいです」

次のミッションは商品化。自社システムの枠にとどめず、市場展開を図る。

本システムに手応えを感じたT部長。「今回は自社の運用にマッチしたシステムとして開発しましたが、汎用的な勤怠管理として商品化を図れば、市場展開が十分に期待できる」と、その目は既に次の目標を見据えている。「勤怠管理がWebによってシステム化されることで、喜ばれる業種も数多くあるはず。幅広いターゲットに目を向けて、チャンスを探っていきたい」

しかしT部長が描く商品化構想において、勤怠管理システムはあくまでラインナップの一つだ。「このシステムのように、日常の身近で困っている所からアイデアは生まれるもの。それを独自の技術で次々と形にして、対外的なビジネスに繋げていきたいですね」と、T部長の夢は広がる。