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CBcloud株式会社

  • IT/Web・通信・インターネット系

「届けてくれる」にもっと価値を。物流業界の構造的課題を解決し、新たな社会インフラの構築に挑む

上場を目指す
自社サービス製品あり
企業について
日本の物流市場は、企業間配送11.7兆円、宅配約2.6兆円、合計14兆円を超える巨大市場である。現代日本を支える基幹産業であり、今後、EC化率の高まりに伴いさらなる需要拡大が見込まれている。だがその一方で近年は、配送を担うドライバーをはじめ、深刻な人材不足による「物流クライシス」と呼ばれる社会問題に直面している。

根底にあるのは業界の多重下請け構造だ。特に物流市場の約8割を超える企業間配送を支える小規模運送会社では、繁忙期と閑散期の波が激しいことから、潤沢な社内リソースを安定して確保することが難しく、自社のキャパシティを超えて受注しなければ売上目標を実現出来ない場合は無理に受注してさらに下請けに回すという多重下請け構造が形成されている。その業界構造が下請けの先にいるフリーランスのドライバーなど実務者の長時間労働を常態化させるとともに、IT化の遅れによる属人的な作業からの脱却を阻み、結果的に担い手不足の要因となっているのである。高齢化も進み問題となっていることに加え、若い人材にとっても働きがいを見いだしにくい環境となっている。

CBcloud株式会社は、このような問題に目を向け、物流現場のIT化によって配送ドライバーが直面する労働条件を改善し、「届けてくれること」の価値を高めるべく事業を展開するベンチャー企業だ。代表取締役CEO・松本隆一氏は語る。

「欧米ではドイツのDHLやアメリカのFedExなどをはじめ、物流会社に対するイメージは良く、子供が将来就きたい職業にランキングされるほど配送ドライバーの地位も高い。その最大の要因は、ITが現場に浸透し、配送員の目標が明確に数値化されるなどの仕組みが整備されていることにあります」(松本氏)

創業以来、企業間配送の軽貨物の領域でサービスを提供してきた同社だが、近年は市場の要望に応える形で一般貨物、宅配、ToC領域に参入するなど業容を拡大中だ。

同社は現在、ドライバーと荷主を繋げるマッチングプラットフォーム『PickGo』と、物流業界向けSaaS型業務システム『SmaRyu』の2ブランドを展開中だ。

主軸事業の『PickGo』は、運送会社を通さず荷主が直接配送ドライバーに仕事を依頼出来る国内初のサービスで、「物流版Uber」とも称される。

「弊社はもともと個人事業主のドライバーに配送業務を手配する事業を行っていた運送会社です。多重構造を排し、ドライバーが人間らしく働ける環境を作りたいと考えてマッチングプラットフォームを構築しました。タクシー業界にも個人タクシーがありますが、街を流していればお客さんが手を上げてくれます。しかし配送ドライバーの場合は仕事を取れるチャネルが非常に少ない。ニーズを可視化して、機会を広げたいと考えました」(松本氏)

後続サービスとの決定的な違いは、登録ドライバーに対する評価制度を採用している点にある。ドライバーのサービス品質が正当に評価され、その評価を可視化した上で荷主がドライバーを指定して依頼出来る。多重構造を排除することで正当な対価が得られるとともに、正当に評価されることでプロフェッショナルとしての尊厳も保たれる。2016年6月のサービスローンチから2019年10月までのおよそ3年半でドライバー登録数は15,000名を超え、国内最大級のプラットフォームへと成長している。

一方の『SmaRyu』は、宅配業者向け効率化システム『SmaRyuPost』と、運送会社向け業務支援システム『SmaRyuTruck』を展開中だ。もともと別々に開発していたものを2020年3月、『SmaRyu』ブランドに統合し、本格的な事業展開に舵を切ったところだ。

『SmaRyuPost』はこれまでクローズドでテストしていたものを正式にリリースした形だ。宅配事業者のラストワンマイルの課題解決に特化しており、日々の配送ルート作成や荷積み、配達ステータス報告や受領確認・サインなど一連の配送業務を全てデジタル化。実証実験では、配送前の準備時間を50%以上短縮し、初心者ドライバーの配送効率を60%以上高めるという結果を得ており、2020年6月には大手通販会社や大手宅配プロバイダーへの導入も決まっている。

『SmaRyuTruck』は、『PickGo』以前に、自社で行っていた配送業務を効率化するためのシステムに、動態管理機能を付加するなどして発展させたものだ。クラウド上で配送依頼を受け、売上集計・請求までの業務を一気通貫でデータ管理することでシングルインプット・マルチアウトプットのスムーズな情報管理を実現。また、動態管理機能で、車両の現在位置、配送状況、ドライバーのステータスをリアルタイムで可視化し、空車率の低減やコミュニケーションコストを削減している。さらに、スマートフォンと専用アプリの活用により、運行管理者とドライバー間の配送指示等のコミュニケーションをデジタル化し、運行上のアクシデントや工数を削減する他、委託先車両との情報連携など、現場の利便性を追求し、業務に寄り添った機能を搭載する。

「運送会社は小規模な会社が多く、IT化にコストを割くことが出来ませんでした。これからは煩雑な業務に日々力を注ぐのではなく、前を向いて営業してきて欲しいという想いで作っています」(松本氏)

2020年4月には『PickGo』のプラットフォーム上で、一般コンシューマ向けの買い物代行サービス『PickGo 買い物代行』をスタートするなど、ドライバーの機会をさらに広げることで社会的な地位向上を図る。また、『SmaRyu』を通して取得する運送会社のビッグデータに対してAIやブロックチェーンを活用し、新たな仕組みを構築しながら、日本の物流全体の最適化に取り組む計画である。

松本氏が、義父が営む事業を引継いだのは2013年。国土交通省に勤務する航空管制官だった松本氏が転身したきっかけは、義父の想いに感銘を受け業務のIT化を支援し始めたことだった。もともと義父は自動車の整備と販売を営む経営者であり、顧客の要望に応え、冷凍軽貨物の車両を開発し販売。購入者の多くがフリーのドライバーであり、劣悪な労働環境を強いられていることに気付いたことが参入のきっかけとなった。多重構造かつ緊急配送の仕事を担っていたドライバーに断る選択肢はなく、断れば次の日から電話がかからなくなる。それが常態化しており「車を販売することで人を不幸にしている」と捉え、その環境を改善するため自ら荷主に営業し、顧客に仕事を渡す事業をスタートした。

「人を助けることがビジネスになっていたことに感銘を受けた一方で非効率な環境の中で仕事をしている状況でしたので、独学で習得したプログラミング技術を活かしサポートしたいと考えるようになりました。手弁当で手伝い始め、1年が経った頃、一緒にやらないかと誘われ、参加することを決意しました」(松本氏)

ところが松本氏が合流した1ヶ月後、義父が急逝。松本氏がそのまま引き継ぐこととなる。以降、仕事を引き継ぐ傍ら、夜は業務システムの開発という生活が始まり、時には自らドライバーとして配送業務も担った。

「現場の経験からドライバーが日本の物流を支えている事実に気付くと同時に過酷な労働環境を理解し、これがドライバーを魅力のない職業に貶めていることを実感しました。そこでビジョンを“「届けてくれる」にもっと価値を”と定義し、ドライバーを初めとする運送業務従事者の価値を可視化し正当に評価する一方、さらにその価値を向上し続けるという視点で事業展開をしています。」(松本氏)

この想いに賛同した仲間が続々と参画し、名だたる投資家達から総額約20億円の調達をしながら、業容と組織を拡大してきた。計画を上回る勢いで拡大しており、同社が社会に求められていることを実感しているところだ。だが、現状は社内リソースが圧倒的に不足しており、採用を強化している真最中だ。

組織作りをする上で松本氏が目指していることは、自分自身の価値を上げながら成長出来る環境作りである。

「運送業務従事者の価値を上げるということは、ドライに言えば他人の価値を上げること。自分達の価値を上げることが出来なければ、他人の価値は上げることは出来ません。社内でも様々なチャンスを掴んで加速度的に成長したいという熱意を持った人達と社会のインフラとなり得るようなサービスを作っていきたいと考えています」(松本氏)

同社では職種に囚われず、各自が事業全体に意識を向けつつ、オープンなコミュニケーションを取りながら事業を形作っている。また2020年3月には、様々な分野のエキスパートをアドバイザーとして迎えるパートナーシップ制度「Project ABC(Advisory Board of CBcloud)」を新設。アドバイザーの持つナレッジを共有し、同社のミッションの実現、社員とチームの成長を加速する考えである。

現在、同社の社員数は約50名。「物流クライシス」という社会課題に向き合う同社の姿勢に共感を覚えた人材が集まっている。今後1年間で少なくとも倍増する計画を掲げ、2020年3月にはオフィスを移転。 “AirPort×CBcloud”をコンセプトに、様々な人々が出会い、交流が生まれ、新たな地へと飛び立つことができる空港をモチーフにデザインされている。空高く飛ぶがごとく飛躍し、社会により良い影響を与え、成長し、業界を変革していく起点となる場を目指しているという。自己の成長に前向きに取り組んでいきたい人材にとって、同社への参画が良いきっかけになることは間違いない。

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インタビュー
CBcloud株式会社のインタビュー写真
代表取締役 CEO 松本 隆一氏 高校時代に独学でプログラミングを修得。自身が通っていた東進衛星予備校の授業配信システムを開発し、同校に導入した。現在も同校では自身の開発システムで授業が行われている。高校卒業後、航空保安大学校を経て国土交通省に入省し、航空管制官として羽田空港に勤務。2013年に退省し、同年CBcloud株式会社を設立し代表取締役に就任。2015年4月には「エリア情報共有システム」特許取得。 2016年6月「PickGo(旧:軽town)正式リリース」
── 創業時の思いについて教えてください。

沖縄県出身というのもあるかもしれませんが、私はとにかく人が好きなんです(笑)。起業した当時、様々なサービスやアプリなどが次々と登場していましたが、どれも「IT×IT」でそこに「人」が絡んでいないことが多いと感じていました。

「IT」がデジタルである一方で、「人」というのはアナログです。そのアナログの「人」の良さを引き出すものこそが「IT」だと私は思っていて、それを自分のビジネスで表現したいという思いが強かったですね。

当社の「PickGo」というサービスで言えば、ドライバーという職業の潜在的な魅力をITの力を使って引き出したいという考え方が根... 続きを読む

求職者の声
企業情報
会社名

CBcloud株式会社

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > インターネット/Webサービス・ASP

IT/Web・通信・インターネット系 > モバイル/アプリサービス

IT/Web・通信・インターネット系 > その他IT/Web・通信・インターネット系

企業の特徴
上場を目指す、自社サービス製品あり
設立年月

2013年10月

代表者氏名

代表取締役 松本 隆一

事業内容

■PickGo
「送りたい」と「届けたい」を繋げる” 配送プラットフォーム。軽貨物のフリーランスドライバーに加え、一般貨物事業者、バイク・自転車の二輪車のマッチング提供。

■SmaRyuトラック
配車管理、運行管理、請求業務などを一気通貫で管理できる運送会社向けSaaS型業務システム。

■SmaRyuポスト
宅配サービスの配送効率と品質をあげ、簡単に宅配事業を効率化できるSaaS型宅配効率化システム。

株式公開(証券取引所)

非上場

従業員数

148人

平均年齢

32歳

本社住所

東京都千代田区神田練塀町300 住友不動産秋葉原駅前ビル 16階

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