現在、ジャニーズJrと呼ばれている(そう思われている)人たちが数百人に登るということはよく知られていることだと思います。

でも、僕からすればやはりこれは嬉しくないことです。

物凄い倍率を通って、厳しいレッスンでふるいに掛けられ(辞めちゃう人がたくさんいたので)、それでも生き残ってジャニーズJrの名前を手にすることが出来る、だからこそ昔のジュニアはレベルが高かったんだと思うんです。

今、たくさんの子供達がジャニーズに所属することは否定しません。でも、明確な構造改革があってもいいと思うんです。

まず、オーディションに合格したら「研究生・レッスン生」から始め(これはすでにそうなっているという情報も目にしましたが)、ジャニーズJrの名前は付けさせない。その後、実力が認められそうな子供たちを厳選して最低でも12歳以上に限定して、50人規模(以内)で「ジャニーズJr」の称号を勝ち取らせる。そして、その中から人気・実力共に期待できそうな人材に限って、グループを作らせ、デビューを目指す…この方式なら、今みたいに無茶苦茶人数がいても、「ジャニーズJr」の称号は価値あるものになると思うのです。

今でもジュニアの身分で有名な若者たちもいますが、それがあるべき姿だと思うんです。さらに言えば、20歳を過ぎてもグループまたはピンで仕事(少なくとも何かのレギュラー(今のBSはダメ))ができないようであれば、卒業させ、別の道(他の事務所に移る、でもいいと思いますが)を進ませるようにしておけば、さらにジュニアの格は上がると思うんです。20歳ならまだ大学進学も不自然ではありませんし。

機会は殆ど無いですが、それでもごくたまに「実は僕昔ジャニーズJrだったんです」と告白しても、今はちっとも驚かれません。20年くらい前までなら随分ビックリされたものですが。それが僕は悔しい。あのジャニーズJrが、今の世の中での認識度がそこまで下がっているというのは、悲しいことです。

それでも、ここに来ていただいている皆様は、多くの方が僕の価値を評価してくださっています。これはとても幸せなことです。

今更自慢したいなんて思っていませんが、自分の青春時代を様々な犠牲を伴って打ち込んだジャニーズJr時代です。今の基準で評価されたくないというのが、正直な気持ちです。