渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

手の内の技

2023年08月15日 | open





ただ力任せに強く撞いただけ
では絶対にこの球種は出せな
い。
力ではない。
手の内の冴えという切れが無い
と無理だ。
日本刀を操刀する刀術と同じ。

オートバイのライディングも
全く一緒だ。
ただスロットルを開ければ車
が前に進むのではない。
特に旋回中と立ち上がり。
とりわけ非力なライトウエイト
モデルでは細心かつ繊細な操作
的確なスロットルワークが必
要になって来る。
まして2ストマシンでは尚更だ。
排気量任せでガバッと開けて
直線だけ速度が出るのはそれ
は嘘乗り。
二輪本来の走りとしては、常に
最良適切な量の混合気をエンジ
ンに送り込んでやる。電子デバ
イス頼りではなく知力と人力で。
それがオートバイの乗り方。
これはサーキットだけでなく、
街中や公道ワインディングでも
同一だ。

冴えた走り、冴えた玉撞き、冴
えた斬刀術には共通点がある。
それは、「任意に自在に制御し
ている」という事だ。
これは、動作の技法の一つに
する。

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