生まれて初めて、激しい嫉妬を覚えた。

ある日突然、ジャニーさんから新グループ結成の発表があった。それが、「イーグルス」だった。メンバーは、中村、宇治、内海、大沢、石川の5人だった(その後石川は早い段階で都合で事務所を辞めてしまい、事実上イーグルスは4人構成となる)。

なんとも言いようのない感情のうねりが全身を襲った。初めて味わう感覚だった。悔しい、羨ましい、おかしい、納得いかない、そのどれもが的を射ていない感じもすれば、そのすべてが含まれてる感じもした。

中村、内海、宇治は確かに私より若干早くジュニア入りしてはいたが、実力的に決定的な差があったとは到底思えなかった。また、彼らは私と同い年でもあった。大沢は、私と同じオーディションで入った人間で、しかも2歳年下だった。

なぜ、私がそこにいないのか。ジャニーさんの存在は絶対的で、私自身もまだ天狗になっていない時期でもあったので異議を唱えることなど出来なかった。ただそこには、グループデビューからもらされた自分の存在があっただけだった。

ただ、イーグルス自体がデビューすることに関しては抵抗はなかった。そこには何の不思議さもない。ただ、自分が選ばれなかったことだけがやはり悔しかったのだ。

ご存知のように、最終的にはイーグルスは解散した。大沢と内海はその後光GENJIへ、中村はソロデビューへ、宇治は事務所を辞め芸能活動を辞めた(宇治に関してはその後しばらく別の事務所で芸能活動をしていたといううわさも聞いたが私の記憶では定かでない)。ただ、決して私はイーグルスが現在活躍中のグループに劣っているとは思っていない。たまたま、天が彼らを愛さなかっただけなのだ。私の印象では、むしろイーグルスはメンバーがごちゃごちゃせずすんなりとデビューでき、後は時代と天さえ味方すれば今でも活躍していてもいいメンバーだと思っている。だから、私は入らなくてラッキー、と言う気持ちよりもやはり入りたかった気持ちのほうが比較できないほど大きい。解散になったのはあくまで結果論でしかなく、芸能史に名を残すチャンスが彼らには与えられ、私には与えられなかった、そう捉えているからだ。

私は今も、イーグルスであった彼らを羨ましいと思う。そして、現在それぞれに道を歩んで頑張っている彼らに、エールを送りたいと思っている。



P.S.最近皆さんのコメントが減り気味で寂しいです…ランキングも落ち気味なので皆さんご協力お願いします!

下のランキングまたは右のランキング欄を押してくださいね!
ジャニーズブログランキング