引退報告に訪れた豊山=北國新聞社

 ●金沢学院大附属高OB

 西十両4枚目で臨んだ先月の大相撲九州場所で引退した金沢学院大附属高OBの豊山(29)=本名小柳(おやなぎ)亮太、新潟市出身=が14日、北國新聞社を訪れ、飛田秀一会長に引退を報告した。けがとも闘った6年半の現役生活を振り返り「もっとできたという思いも残るが、素晴らしい経験を今後の人生に生かしたい」と語った。

 東京農大から入門し、最高位は西前頭筆頭、通算成績は277勝281敗10休。高校の先輩である遠藤や1年後輩の炎鵬との対戦は「勝っても負けても最高の思い出として残っている。でも、炎鵬には負けない自信しかなかった」と笑った。

 学生時代からしのぎを削った同期生の朝乃山については「高校時代によく金沢に稽古に来て自分が勝っていたが、あっという間に追い越された」と懐かしみ、「いつも刺激になる存在だった。大関復帰は近い。横綱も十分狙える」とエールを送った。

 今後は日本相撲協会に残らず、6月の断髪式を経て、トレーナーとして都内でジム開業を目指す。「親方になる夢は諦めたけど、しっかり勉強して第二の人生を楽しみたい」と意気込みを示した。

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