特に相模大野辺りからレポに追われた日々でしたが、遂に最後かぁ、と感慨深いものがあります。
とはいえ来週には満を持してBDが出ますしね!
緘口令が解除される辺りで、定番のざっくりまとめもしたいと思ってます。
ブログでまとまるか?Wikiレベルじゃないか?という心配はありますが。
BDに関する緘口令の対象は8桁の数字だけだろうとは思うんですが、まぁ念のためと、多分そんなに早くはまとめられない……w
それはさておき、ラストです。
地平線カードバトルから最後まで。
注意事項は通例通りで、よろしくお願いします。
全員が舞台上に揃ったところで。
「今日も台風の影響が色々あったと思うんだけど、昨日はもっと大変で、とにかく君たちを早く帰さなくちゃと思って、カットしたくだりがあったんだよね」
この時点でもしやと思いましたが。
「地平線カードバトルっていう……」
やっぱりw大千秋楽で!?みたいな感じで会場が笑いを含んだ拍手に包まれましたが、子役たちが大喜びしてる感じだったのが印象的でした。子供たちに気に入られている!
「本当は昨日やるつもりだったんだけど、どう考えてもそんなことやってる場合じゃないだろって」それはそうw
「でも、これだけ追加メンバーがいるのにやらないわけにはいかないでしょ? だから今日やります」
ああなるほど、追加メンバーがいるから……そう言われると納得です。さすが陛下。
「地平線カードバトルって、これだけ演者がいると名前が似てる人とかもいるので、そういう人を探してペアをつくったりしてて。わかりやすいところで言うと毅と貴士とか」
急に振られた本間さんが動揺して「油断するな貴士ー」と言われてましたが、どうやら水分補給中だったようですねw
多分この企画がカードバトルって言われてるの、記念祭の時にこの『毅と貴士』がブレデフォ2のB&Dになぞらえて紹介されたことに端を発している。
「他には、灰野優子と、与野裕史、由有、とか。あとその辺に鬼の紀元由有っていうのがいると思いますが」
おお、振付師さんいらしている。紀元さんも随分長いですよねぇ。
「そんな感じで、追加メンバーを中心に。まず明夫さん」
明「はい」説明のくだりで陛下以外座っていたので、立ち上がる明夫さん。
「明夫さんは簡単で、まず笙の、大塚惇平」
普通に大塚被り。ただ、相方が映像出演なのでいまいち盛り上がらないので。
「でもここにいる人とも何か探そうと思って、そうなると近いのが、大塚と大原。本気になったら大原♪の大原」
許理ちゃんの大原よしのさん。
明「そっくりだね」と大原さんに向かって。
いい声で素敵でしたが、ほんとにそう思ってます……?w
「ということで、ニアミスザワンペアです」
ヒデさんも大橋ですけど、多分ワンペアだったはず……。
明「座っていい?」
「あっはい」まさかの今回2度目w
「深見さんは、ちょっと説明が長くなるんですけど、そこにピコちゃんって人がいて」
急に指名されて立ち上がるピコさん。
「ピコってちょっと普通の名前じゃないじゃないですか。だから誰とペアにできるかって募集したことがあったんですけど」
らっしーとikoが入っててIKKOさんでどうのと説明してたんですけど、再現してると長くなるのでカットしていいですかw
後の展開からしてそこまで説明する必要なかったと思うし、伝わってなかったし……w
ikoのくだりはこちらをどうぞ。
「単位繋がり。ピコってすごく小さい単位を指すんだけど、深見さんの名前の中に、ミリって入ってるっていう。ふかミリか。名字と名前を繋げると」おおお。
「ピコちゃんからしたら、深見さんは巨人だね。その日人類は……♪って、いやそこはあんまり膨らませないでおくけど」
ピ「思い知らされた……!」ノリのいいピコさんw
深「ピコってそんなに小さいんですか?」
「マイナス何乗とかだったと思う」
ピ「ミリの1000分の1とか……?」
マイナス?って首を傾げたんですが、10のマイナス12乗がピコなんですね。陛下が正解だった。
「実はこれ、前に募集した時にあって」
ピ「ありましたね」
「だけどその時深見さんいなかったから、温存してました。本当はその時、採用された人にはお煎餅をあげるっていう流れがあったんだけど、ごめん、それはもうないんだけど」
深「賞味期限が」賞味期限w
「自分ですって言って承認欲求を満たしてくれ。ごめん、お煎餅はないけど」
深「でも私、今まで自分の名前にミリが含まれてるなんて、それこそ1ミリも気が付きませんでした」
両手を軽く上げて、まぁ!というポーズをする陛下。かわいいw
続いて演奏者の方も。
「まず、追加メンバーの中でもう組めちゃうんだよね。高桑英世、中ヒデヒトで」ヒデ繋がりですね。
そしてもちろん、「それと、大橋英之」ギターのヒデさん。
「鈴木さんは、何とか木、って人がいると思うんだよね。まず細木あゆ」
ダンサーのあゆさんが立ちますが。
「他にも木がつく人いなかったっけ」
下手側で座ったままめちゃくちゃアピールしている御影の木内さんw
「木内はダメだよ? 倒置法になっちゃうから」
がんっ、って効果音つきそうな勢いでショックを受けてたのがまたかわいかったですwマドちゃんに八つ当たって慰められていたw
ダンサーの東間一貴(かずき)さん、という声がどこかからあったようですが、
「一貴? 一貴をいいことにしたら、漢字とか合わなくていいことにしたら大変なことになっちゃうよ」
誰はどうかって他の演者の方も考えてるのがまた面白いところな感じがしますね。
演者さんのついった見てて、カンパニーとしての仲の良さがすごく伝わってくるんですけど、トンチキに見えるこの地平線カードバトルも結構いい影響を与えていそう。
あと『地平線カードバトル』ってなんか響きのいい言葉だなって地味に思っている……さすが陛下。
「他にいなかったっけ。誰か気がついたら教えてください」
パンフで確認したところ、弦一徹ストリングスに三木さんがいらっしゃいますね。
深見さんとピコさん以外は割とあっさりした組み合わせ続きだったので、
「もうちょっと難しいのもやってみようか。春夏秋冬とか。それはできなかったんだけど」
「東西南北?」と言ったのはマドちゃんだったらしい?
「そう! 東西南北。トンナンシャーペーができるんです。中国語なんだけど。麻雀ってゲーム知ってる?」
陛下から麻雀の話聞いたの初めてですけど、やったことあるのかしら。
「まず東は、東間一貴だね。東のボルゾイ」
また言ってるw東間さんがありがとうございます、みたいな反応をしてました。東間さんが出演された舞台の劇団名でしたね。
「で、西のボルゾイが……まず、西山毅。で、もう一人いるんだよね。香西愛美。戦って勝ち残った方が……」
と言われてファイティングポーズを取る佐久姫がかわいかったw
「ってなりそうなんだけど、なんで大丈夫なのか後で説明するので、南のボルゾイ。矢島みなみだね。北のボルゾイは北村羽菜。で、西なんだけど、ドラにしちゃえばいいんだよ! 東西南北ドラドラファイブカードです」
「あとでぐぐってみて。これがどんな強い役になるか」
ついったの集合知によると、一応いくつか考えられるようですね。
「こういうことをずっとやってたんですよ」と明夫さんに。
明「ご苦労様です」
端的な返しに笑ってしまうw
さて超重力の流れですが、大千秋楽なので「全員前に出よう」
「全員前に……?」って呟いたのは多分犬彦だったような。全員前に出たら前も何もないのではっていう。
「全員前にって、この時点で一列になれてないんだけど、逆オフサイドトラップみたいな、全体的にもうちょっと前に。ローランの近くに」
と言われてなんと、月人が客席に降りるwしかも空いてる最前列に座るw
犬彦が慌てて降りて連れ戻してました。ここいいコンビになってる。
陛下は気が付かなかったっぽい? 何せすごい人数なので。
これで後ろの方の空間が空いたので、そこでダンサーの皆さんが念入りに準備運動したりしてました。
「今回は、マイクついてる人は全員歌って」
超重力の説明が軽くあって、「アウトロで2回くらい跳ぶところがあって、そこで指名された人が何かポーズをするっていうのがあるんですが。昨日深見さんと明夫さんに振りますって言ったんですけど、どうですか」
「深見さんがシンキングタイム必要なら、連帯責任でピコちゃんが踊ります」
!?という感じだったやっしーw
「明夫さんがシンキングタイムが必要なら大原が踊ります」
はい……という感じだった許理ちゃん。
深「ピコさんの踊りはとっても見たいんですけど、私は大丈夫なので」
明夫さんが必要なら、という仕草。
明「タイミングがわかんないんだよ」
深「超→重↓力↑みたいですよ」
明「いやそれはわかるんだよ。超→重↓力↑で跳ぶんでしょ? それはわかるんだけど」
1回跳んでくれた。明夫さんメルコンも出てますしね。
深「超→重↓力↑、で」
明「力、のタイミングで?」
深「そうです」
明「じゃあやってみようか」
説明するのが深見さんで、このお二人だけで会話が展開していくのがすごく面白かったし貴重な場面だったような。
陛下もそう思ったのか、お二人に挟まれてちょっと下がった位置で成り行きを見守っておられました。
「どこで言おうかと思ってたんだけど、アイク、今日も来てるんだよね」!!
下手はじっこの方にスポットが。車椅子でしたが元気そうに見えました。
前に来てたという回は不参加だったので、姿が見られて嬉しかったです。
「アイクも無理しない範囲でやってくれると思います」
「君たちも、立てる人は立って。立てない人は無理に立つ必要はないです」
こういう言い方をしたのはアイクが念頭にあったからでしょうね。
◇即ち…光をも逃さぬ暗黒の超重力 全員
何気に今回初めて陛下ボーカルを含む超重力が聴けた……!
やっぱりれぼーかる大好きなので、最後の最後で聴けてよかったです。
ぎりぎりまで前に出たのでいつものように上手から下手まで移動することができず、一方広々とした後方で踊りまくるダンサーの皆さん。
階段も使ってのびのびしておられました。
深「超→重↓おしおきよ!」
会場大拍手。
初代ヴィーナスですもんね! 陛下もセラムンOPやってますしね!
明「超→重↓プジョー」
すみません実はこれわからなかった……車らしいですね。
わをーんみたいなポーズなので、そこからの連想かなとか。
「このタイミングで、もう一度バンドメンバーに拍手を」
バンメンは立って、他はしゃがんで。
「難しい曲もたくさんあったと思います。追加メンバーも、やるかもしれない曲全部覚えてきてくれました! そのうち何曲かしかやってないんだけど、全部覚えてきてくれました!」
ありがとうございます……!
続いて、舞台上のメンバーだけじゃなくて「その辺にいるおじさんたちも」とPA卓の方を示して、スタッフに支えられて成り立っているというお話。
「その辺のおじさんたちは君たちの顔が見られるからモチベーションを得やすいと思うんだけど、本当の戦場は地下なんだよね。メイクとか、早替えとか」
ですよね……! 演者の皆さんもしきりに頷いておられました。
そしてこの会場、舞台裏は地下なのか。
「そこに届けるだけの拍手ってどのくらいー!?」
全力で拍手する客席、演者も床下の方に向かってお礼を言ってみたり。
「ありがとう。届いたと思います」
そうやって支えてくれるスタッフに感謝した上で、
「18年やってきたアーティストとして、もう一歩踏み込んでみようと思う」
「ハイジとかわかりやすいと思うんだけど、彼女には小さいお子さんがいる」
突然名指しされてびっくりした様子の、坂那美さんの灰野さん。
「この4月5月って、お母さん全然家にいないって状態だったと思うんだよ。詳しい事情を聞いたわけじゃないんだけど、その間子供はどうしてるのかと。旦那さんとか、親戚の方とかが面倒見てくれてるんだと思う」
灰野さん、感極まった感じで泣き笑いしてたように見えました。
「その辺のおじさんたちにも家族がいる。中にはパチンコとお酒だけが友達の寂しいおじさんもいるかもしれないけど。そんな風に、支えてくれる人たちを更に支えてくれてる人たちがいる」
「それに、君たちもそうだよ。もしかしたら天涯孤独の身の上の人がいるかもしれないけど、君たちを傷つけるつもりで言ってるわけじゃないのはわかってほしいんだけど、君たちにも凡そ家族がいる」
本当に、常に必ず"そうじゃない可能性"を考えておられる……ああでも、今回やっしーとか天涯孤独か……
「この台風の中コンサート行くの、気をつけてねって送り出してくれたりとか。そういう人たちにも支えられている。帰ったら、今日のコンサート楽しかったとか……楽しかった、でもむかついた、でもいいから、生き生きとしてて欲しい。それが誰かの養分になると思います。それが18年やってきたアーティストからのメッセージです」
楽しかったじゃなくてもいいというのがさすがというか、らしいなぁと。
「だから、いつもは僕たちが頭を下げるんだけど、今日は君たちもそういう感謝を込めて頭を下げてみよう」
ここにいない人にも、ですね。
昔客席も手を繋いでお辞儀していたのを思い出す。ご時世的なあれであって気持ちは同じでしょう。
「ありがとう!」
客席もお辞儀したのち、拍手。
「ありがとうって頭下げてたから、君たちが頭下げてる様子全然見てないんだけど」ちょっと笑ってた陛下。
「お互いにありがとうって言うコンサートもいいかなと思います」
そして演者の皆さんははけていきます。
「またどこかで会いましょう」
またバイバイキーン聞こえたんですけどあれは結局誰?w
ルパンのモノマネは明らかに陛下でしたが、それとは声も聞こえ方も違ったような。
「ありがとうー!」ってボイストがあちこちから聞こえたのはこの時だったかな。
少しの間があって陛下が戻ってきて、最後のお言葉タイム。
拍手が鳴りやんだ瞬間、「ありがとうー!」とボイスト音声が。
P席のどなたかだったようで特定したらしい陛下、
「君か。町中華かよ!とかじゃなくてよかった。こっちこそありがとう」
この最後の言い方、めちゃくちゃその方個人に言った感じで、1対1的な心が籠ってて、聞いててときめいてしまいました。
「でもうまいタイミングで入れてくれた、正解のタイミングです」
しーんとした瞬間にね。
「さっきメンバー紹介できたんだけど、もうちょっと紹介しておいた方がいいメンバーがいるかなと。ずっと上で待機してるメンバーがいて」
ちょっと会場に笑いが起こって、「そっちかよっていう。アイクもいます」再びアイクにスポット。
「毎回上の方で待機してるメンバーがいて、1回しか出てないんだよね。なのでここで紹介しておこうかなと」
大道具(?)紹介のターンですね。
多分そちら担当のスタッフの労いという面もあるかと。
「提灯メンバー」
これは初めて見られました。何て言えばいいか、丸っこい提灯がたくさん連なって、左右にガーランド的に吊るされてる状態。
「大神再臨祭なんだから提灯くらいないと、なんだけど、1回しか出てないんだよね。猫猫神社ー、猫猫神社ー、って」
見たかったなー。でも陛下が軽く歌って踊ってくれたので十分です。
「ちょっと地味じゃない? 光る?」
ピンクっぽく点灯したあと、カラフルに光る。
「そうそうこれだよ。エレクトリカル、ゲーミング提灯。そりゃ光るよ、令和だよ? Sound Horizonがデビューした時はまだ平成だったんだよ。信じられないかもしれないけど本当のことなんだよね」
マドちゃん構文ってやつw
「わかんない、平成でももしかしたら光ったかもしれないけど」
「他にも上で待機してるメンバーがいて。首吊りロープっていう。まず提灯メンバーが下がって」
提灯が見えなくなった後もちょっと間があったので、
「BGMがいるかな?」と低めボイスで神の光というか降臨BGMというか、を歌ってくれる陛下。
で、首吊りロープが中央に降りてきまして。
「首吊りロープって無粋な言い方だけど、首吊りロープとしか言いようがないよね」
そうですね。こっちは2回?3回?登場しているはず。
「ちょっと試してみようか」試すとは!?
「体重かけたら切れるようになってるはずだと思うので」と首吊りロープに手をかける陛下。えっちょっと!?
「こんなコンサートないよね、主宰自ら首吊りロープを試すっていう。こんなコンサートis何」
ボイスト「Sound Horizon Kingdom!」
「正解です」
いやまぁ振りに対する返しは正解なんだけどそんな国は嫌だぞ。
「怖い。切れなかったらどうしよう。そういう時のために先に言っておこうかな。君たちに出逢えてよかった、ありがとう」
いやいやいや勘弁して!?と脳内でシャウトしてしまった。
万が一の事故とか、ってちょっと頭をよぎったところに似たようなこと言われて思わず顔を背けましたよ。
もちろんセット紹介のパフォーマンスなのはわかってるしその後また見ましたけど。
ロープを両手で持ったまま、首をかけたところでスクリーンに琵琶の方が表示されて。
「うっ……熊田かほりっ!」
べべん、となったところでロープの繋ぎ目のちょっと上のところが切れて、石姫同様倒れこむ陛下。ちょっとかわいかったけど。
「熊田かほりがべべんってやってくれると切れる。そういう仕組みになってるんだと思います。やってくれる時とやってくれない時があったりする」
いや陛下……遺言めいたことは過去にも何度か聞きましたけど、首吊りロープを前に言うとガチ感が出すぎるから……
まぁ構造的には、体重かければどころか、うっかりタイミング前に引っ張っちゃわないように気をつけないといけないくらい簡単に切れるようになってたと思われます。
大鳥居完遂(失敗)ver見てるので、あの時あそこから切れてたのか、とか発見もありましたが。
ただの輪っかになったロープを腕にかけて、両手でいじりながら話す陛下。
「切れたっていうことは、まだなすべきことがあるっていうことなのかもしれない。王としてまだなすべきことがあると」
そうでしょうとも。陛下が自分を王って言ってくれると嬉しい今日この頃。
「こんな曲作っといてなんだけど、自殺って、悲しいよ」静かな口調でした。
「死んだ方が楽っていう状況はあるんだと思うけど。こんなことを言うのは無責任かもしれないけど、君たちが死んだら悲しむ人がいると思うよ。さっきも、もしかしたら天涯孤独の人とかいるかもしれないって言ったけど、1人は絶対にいるね」
一拍置いて、
「俺だよ!」ちょっとコミカルに両手で自分を指して。
「自分の作った曲を聴いて、好きだって思ってくれる人がいなくなって、悲しくないアーティストはいないよ」
しんせき大阪だったか、同じように自殺について話されたことがあったと聞きましたが、その時に比べれば(って直接聞いたわけではないですけど)俄然静かに、でも深く心を込めて話してくださった感じでした。
「それに、『絵馬に願ひを!』ってかなり全力を尽くしたんだけど、これが最高傑作なのかな? 未来でもっとすごい作品ができるかもしれないよね?」
だから生きて、とは言ってなかったけどそういう意図のお話でした。
「そんな話をしてる間に、首吊りロープメンバーが空気を読んでいなくなっている。もう盗む人もいないからこれはここに置いて」
めちゃくちゃ根に持ってるw
上手からひょいっと一徹アニキが顔を出したので会場に笑いが起こりましたが、陛下は気が付かなかったようでした。
盗む人のくだりはあだ名選択と同じこちらの回。
「あと、触ると偉そうな人格になっちゃう三種の神器メンバーっていうのがいて」
おっ、上から降りてこないタイプのメンバーも紹介してくれる。
黒い近衛兵が今回は重たそうに運んできてくれたので、「わかる、重いんだよね」
「前回大変だったんだけど、筋トレしたから」と言って軽そうに運んでくる陛下。
「武道館に呼ばれてるんだよね。歌とかあんまり期待されてないと思うから、瓦を割ったり……」とつらつら語っている途中で声が低く硬い感じに。
最初なんて言ってたかな、一度経験してるので大喜びで頭を下げてしまったんですがw
「頭が高い。そこの女、頭が高い。まだ頭が高い者がいるな。余こそ、この国の王、Revo de Saint-Laurantである」
頭を下げたまま拍手。また陛下にひれ伏せて嬉しい。
「こういうことになるからね! キャラに合わないからこれは片付けよう」
無機物メンバー紹介が終わって、ここからが本来の最後のお言葉タイムみたいな。
「なんか、これ夢かなって思うね。みんな生きてる? これ僕の夢じゃない?」
生きてる!とか返したいところですが、声出しNGなので拍手。
「コロナ禍で、みんなそれぞれに大変だったと思うんだけど。昨日もちょっと言ったけど、プロローグの時は客席にそんなに人を入れられなかったけど、この大きなホールが、今日SOLDOUTしてるんだよね。これ僕の夢なのかなって」
ボイスト「そんなことないよー!」!? すごい!
「そんなことない。ありがとう」
「気がついたら病院のベッドの上みたいな……そういう物語もあるわけですが」
あるの。どういう方向のことを思い浮かべてるのか、解釈に迷うところですが。
「これが夢じゃなかったらいいなって、願いが叶ったなと思ってます」
願いが叶った話は、前日に長めにされてたそうですね。レポで見て、よかったなーと思ってました。
「18年やってきて、色んなことがあったはあったんだけど、18年って、僕が作ってる尺度からしたらなんてことないよ。歴史って100年とか200年とかの話で、今リアルタイムに色々辛いこと大変なことが起こってるけど、それは100年前にも200年前にも、1000年前とかにもあって、パンデミックも今回が初めてじゃないし、台風なんて毎年来るし、大地震も100年に1回くらいはあるし、富士山はいつか噴火するんだよ」
そういう全てを乗り越えてきたんだ、的な……だから星間超トンネルが未来を予言しちゃったわけですよね。
「そんな中で、今生きてる僕たちっていうのは何なんだろうと。ひとりひとりの悩みとか苦しみとかっていうのは、僕は小さなことじゃないと思うけど、そういう視野で物を作ったりもする。ひとりひとりの日常とか些細な感情は、100年も経ったら誰も覚えてないものかもしれない」
僕は小さなことじゃないと思うけど、というのがらしい。
歴史規模で小さなことなのは事実で、でもそれを小さなことだと思わないでくれるのが陛下というか、その残酷な事実と優しい視点とで傾かざる天秤してるのがSHという感じがするので。
「ちょっと主語を大きくしすぎたけど、君たちが感じてるひとつひとつの感情は残らないかもしれないけど、君たちが支えてくれたことは、Sound Horizonの歴史には乗ってるんだよ。Sound Horizonという王国に、ひとりひとりが乗っている。それがどうなっていくのか僕にもわからない、頼りない王で申し訳ないけど」
そういうところが愛おしい王様だと思いますよ。
「取り止めもない話しちゃってるけど、もうちょっとだけ」
「君たちが結婚して子供が産まれたりして、それは本当に素晴らしいことだと思うけど、それだけじゃない」
「曲も子供みたいなものかなと。君たちがこうして来てくれて、ここに来てない諸君も支えてくれて、そこから曲が生まれるとしたら、それはSound Horizon Kingdomの子供みたいなものかなと」
だからそれを見守ってくれ、というお話でした。
「リアルおばあちゃんみたいな。この子に箪笥を贈ろうみたいな」箪笥にこだわりますねw
はける方向に向かいつつ、
「ほんとにやばいな。めちゃくちゃ長くなりそうだから大事なことだけきゅっと言うけど」
言うことを1回シミュレーションしたんだろうなという感じがする。
「みんなもわかってると思うけど、このライブは映像にならない。わかるよね。カメラ入ってません」
ああー。この時点ではそうかな、と思ってはいました。
ずっとカメラが入ってないのはわかっていて、終ひの公演だけ撮るとか……と一縷の望みを託していましたが、撮ってませんでしたからね。
「無力な王で申し訳ない。その予算は下りん! でもライブってそういうものだよね。後で映像で見られるとか、そういうものじゃない」
Blu-ray発売延期の件みたいに跪いていましたが、会場はしーんとしていてショックの大きさを物語っていた感じ。
でも終ひまで終わってみれば明らかに、これは全公演撮らないと(もしくは因子集まらなったし撮っても)完全じゃない。それは無理でしょう、いくら何でも、18公演は。
その上で、ライブってそういうものだよね、は元々の陛下の信条なので、無理してまでとはならないでしょう。
ただ「でもこのコンサートが出来たことが、僕としては一歩前進だと思ってる」とも仰っていたので、ローランが望んでいることはわかっているのでできるならやりたかった、というところはあるのかな。
「それからもうひとつ言っておくけど、このままだとアプリも出ないかもしれん」おおう……。
「まだ出ないと決まったわけじゃないんだけど、今のところ何も動いてない」
「やりたかったけどできなかったことがあって、アプリになれば、それが大体できるんだけど。Blu-rayではふっかつのじゅもんでセーブ機能を作ってもらって……長い作品だから、途中でやめても続けられるようにセーブできるようにしてもらったんだけど、アプリになると、プレイリストが作れたり、選択を経なくてもその曲が聴けたりとか。そうすると君たちの望んでることが大体叶うと思うんだけど。プレイリスト作って外でも聴きたいとか、特定の曲を繰り返し聴きたいとか」
そう、それはやりたいです! ホントにちゃんと望みをわかっておられる……!
「でもアプリを作るって、現実的な話で申し訳ないけど、開発大変なんだよ。開発費とか。ゲーム1つ作るって大変だって、想像できるよね。『絵馬に願ひを!』って、音楽作品じゃないんだよ」
遂に言い切ったwですよね。
「でも僕はまだ諦めてないし、もし絵馬でだめでも、今回だめだったことがこの先に活きると思う」
アプリは何とかなって欲しいなー。聴きたい曲に直接アクセスする手段は何とか……。
「最後に湿っぽい話になってごめん。もしかしたらこの先、寂しい気持ちになることがあるかもしれない。でも今言っておこうと思う。Revoは、諦めてません」
なるほど、このコンサートが終わって、音源の方の円盤が出て、コンサートの円盤は?アプリは?っていずれなるだろうから、直接言ってくれたということですね。とてもありがたい。
またね、で続いてきた最後の挨拶ですが、大千秋楽なので。
「もしかしたら、僕が君たちと会うのはこれが最後になるかもしれない。そうなりたくないけどね。だから最後にこれを言っておこうと思う。18年、ありがとう」
そして身を翻して、「じゃあ諸君、元気でね」
しかしいつもの幻獣たちへの呼びかけがないな?と思ったら――
国歌を経て、緘口令対象の出来事がありました。
緘口令解除は、5/30公演で決めたBD発売の2週間後。
だからあの時、段取りを変えてでもアンケートする必要があったわけですね。
緘口令対象の部分は後で追記できるようにメモしてありますが、今のところ、あれは何だったんだろう……という感じです。
本当にBDで全部わかるのか……?
ハラハラドキドキとBD発売を待とうと思います。
さて……
ここまで文字ばっかりのれぽを読んでくださった方、ありがとうございました。
実は16年も追っていて、1つのツアーに6回も参戦したのは初めてでした。
ついったに流れてくるレポもたくさん追いかけて、本当に楽しかった……!
特に大千秋楽は、具体的にどこにというのが難しいですが、陛下からの愛をすごく感じて幸せな体験でした。
会場を出ても何だか胸がいっぱいで、急いで記憶を出力しようという気になれなかったくらいに。
さしあたっては、絵馬のBDが出るのは勿論ですが、年末の梶Fesでまた陛下にお会いできます!
次の予定があるなんて、なんて素晴らしいことでしょう。
梶浦さんも大好きだし、KAORIもれみこもJoelleさんもいるし、とっても楽しみです。
ローランの皆様とも、また元気にお会いできますように!
(6/28追記)
緘口令の中身は以下の通りです。
国歌の後、字幕が表示され、因子不足により至れなかった結末を少しだけお見せしよう、と。
やっぱりそういうのあるんですね!
いや、少しだけであって公演中で至れた場合とは違うんでしょうけど、チラ見せでも嬉しい。
続けて緘口令に関する説明が。
あんまり熱心に覚えてこなかったんですけど、
伝聞や他者の記憶ではなく、自らの記憶としてもらいたい
ので、5/30公演で大神と合意した2週間の間、緘口令とするという内容。
舞台中央、幕の前にW姫子が立っていて、
「「もし生まれてきたのが、どこかが欠けた1人ではなく、補い合える双子だったとしたら、この世界はどうなっていたのだろうか」」
「「あれ、私たちが生まれ育ったのは、狼欒神宮?」」
神社/大社と同じイントロで幕が上がり、ジャケイラ再現!
神社/大社に当たる部分は、セリフの通り『狼欒神宮』。
ただし関係者ポジションには陛下。これは衣装替えの都合なのか、そういうものなのか……? 多分前者……?
イントロのみで曲は終わって、
「諸君、絶対にまた会おう!」
言ってくれた! ありがとうございます!
そして更に、知らない選択の石碑が。選択時間は80秒?
かなりびっしり書かれていて覚えられるほどしっかり読めなかったんですが、概要としては
右:アナタが取るべきは楽器ではありません
アナタが世界を変えなさい、的な
左:アナタが取るべきは楽器です
世界にゆだねなさい、的な
なんかどっちを選んでも正解っぽくはないような、という印象でした。
ここから先は個人の感想なので読まなくていいやつですが。
これ、「アナタ」ってノエル……? まさか陛下……?と考えながら読んでいたんですが、今記憶出力してて思ったのは、これもしや……戴冠式のやつ……?
やっぱり「アナタ」は陛下……?
今にして思えばあの時の「幻想の神々」って国民のことですしね。幻想の神々/国民の神託/信託によって王となった、は美しすぎるなと国民が幻想の神々と呼ばれ始めてから思ってましたけど。
でもそうだったらやだなぁ、と思います。
そこまで左右させないで欲しい。
それ下手したらSHKが揺らぐやつだし、今回のMCの内容からしてもそのつもりはないでしょ……?
ただこの嫌な感じは「第十の意思」が「てんのしゅ」と読まれた時の感覚にも近く……杞憂だといいんですけど。
どちらが選ばれてそれが何にどう影響するのか、当面明かされないんだろうなぁと思うと不安でもやもやします。最後まで明かされないなら、ある意味ないようなものなのでそれはそれでいいんですけど。
自分が保守的な人間だからなんだろうなぁとは思いつつ……
まぁ、それはそれとして。
絶対にまた会おう、がとても力強かったのもあって、終わった瞬間はとても幸せな気分でした。
さしあたり梶Fes楽しみにしてますので、お互い健康に過ごしましょうね……!!
2023年06月06日
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