亡くなったのは長男で小学校3年生の継真(けいしん)君(8)と長女で保育園児の梨心(りこ)ちゃん(5)で、県警は長男に対する殺人容疑で7月24日、太田容疑者を逮捕した。2人とも首から血を流しており、血のついた刃物が室内から見つかった。太田容疑者の首にもわずかな切り傷があったといい、無理心中を図ったが死にきれなかったとみられている。
〈水戸・母が8歳と5歳の子殺害〉「昨日離婚した―」「養育費いっぱいもらってるから大丈夫なんや」と強がっていたモデル体型のママ(39)は最近、失恋…「気分が落ち込んでいる」とこぼし、無理心中か
水戸市内の自宅アパートの一室で8歳の長男と5歳の長女の我が子ふたりを刃物で殺害、茨城県警に殺人容疑で逮捕された太田亜紀子容疑者(39)。スタイルのいい美人のシングルマザーとして評判だった太田容疑者は、いったいなぜこのような凶行に及んだのか。現場周辺を丹念に歩くと、動機につながる生活の履歴が見えてきた。
警察官2人が両脇で抱えるようにして階段から下ろしていました
同店のパート従業員の中には、太田容疑者と「ママ友」も複数いて、全員ショックを受けているという。
「今はもう夏休みなんですが、事件の数日後には小学校や保育園で保護者説明会があり、泣いている保護者や先生がたもいたようです。うちのパートさんには、太田さんの長男と同じ小学校に通う子を持つママ友がいて、事件のショックで今もバイトを休んでいて連絡が取れない状況が続いているし、ほかのパートさんたちも全員事件のショックで休んでいます。だから今は親戚一同でなんとかお店を切り盛りしているところです」
玄関には花が供えられていた(撮影/集英社オンライン)
太田容疑者の近くに住む70代の女性は、こう心配した。
「7月22日は夕方ころに、太田さんと子供2人が仲よさそうに歩く姿を見ましたが、7月23日は一度も見なかったです。事件当日は警察、救急車、消防車にマスコミや住民でごった返していました。連行される時に、容疑者が階段で、酔っ払いのようにフラフラにしていたのを、警察官2人が両脇で抱えるようにして階段から下ろしていました。もしかすると、自分も薬か何かを飲んで死のうとしたのかもしれないですね…」
7月25日、太田容疑者は送検された
太田容疑者は警察の調べに対し、継真くんとともに死亡した長女の梨心ちゃん(5)も刺したという趣旨の供述をしているという。
※「集英社オンライン」では、今回の“事件”について取材をしており、情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com
Twitter
@shuon_news
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
新着記事
外国人が理解できない「義理チョコ」という同調圧力…バレンタインが「女性から男性へ贈るチョコ」に特化しているのは日本と韓国ぐらい。消えない、性別による社会的役割
『この国の同調圧力』#3
《老後資金に潜む落とし穴》認知症→資産凍結で親の介護費用が払えなくなることも。困る前に知っておきたい「家族信託」の仕組み
家族信託を当たり前にする新サービス「ファミトラ」とは?
ウクライナ戦争でロシアが勝者になる可能性があるのか。「この争いは単なる軍事的な衝突ではなく、価値観の戦争でもあります」
『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』#3
武装反乱後も影響力を保持? ロシアの「政商」プリゴジン氏はなぜ“粛清”されないのか?
【こち亀】新人女性警察官はリアルボーカロイド!?
伝説の漫才コンビ「やすきよ」結成前夜。「ワシ崖っぷちやねん」“コンビ別れ”を繰り返していた天才・横山やすしからの熱烈ラブコール…悩むきよしの背中を押したのは
小さなことからコツコツと 西川きよし自伝 ♯2
“無所属・漫才師”の西川きよしを参議院選挙“3期連続トップ当選”に導いた「福祉」への熱い思いとは…「小さなことからコツコツと」をスローガンに飛び込んだ政治の世界
小さなことからコツコツと 西川きよし自伝 ♯3
〈西川きよし芸能生活60周年〉吉本の新人芸人だった西川きよしが人気女優・ヘレンと急接近できた大幸運の出来事とは。ダイヤモンド婚を迎える夫婦の馴れ初め
小さなことからコツコツと 西川きよし自伝 ♯1
ウクライナ支援のために日本や韓国、ドイツという「保護国」に頼りすぎるアメリカ。その背後に潜むドイツに介入する可能性
『問題はロシアより、むしろアメリカだ 第三次世界大戦に突入した世界』#2