問題の発覚以降 初めて公の場に姿を現しました。
静岡市内で無免許運転をした静岡県の中山真珠 県議会議員は8日 会見を開き、自身の進退について「もう少し考える時間が欲しい」と述べました。
中山真珠 県議:
大変申し訳ございませんでした
8日午前 問題が発覚して以降、初めて公の場に現れた中山県議は「政治全体に対する不信感を抱かせた」などと謝罪しました。
一方で、免許を更新しなかった理由については「免許証の住所を変更しておらず、通知ハガキが届かなかった」と釈明。
ただ、中山県議は免許の失効に気づいた後も運転を続けていたということです。
中山真珠 県議:
どうしても時間に間に合わないという意識にかられ、重大な過ちを犯してしまいました
また自身の進退について問われると「まだ少し考える時間が欲しい」としつつ、自らの思いとして次のように述べました。
中山真珠 県議:
深く反省し、一層仕事にまい進することで罪を償わせてほしい
そのうえで、まずは支援者や関係者に対する謝罪をして回りたいと話しました。
◆自民・公明が辞職勧告決議案を提出へ
こうした中、県議会の最大会派・自民改革会議は臨時の役員会を開き、中山県議に対する辞職勧告決議案を提出する方針を明らかにしました。
自民改革会議・増田享大 代表:
(免許失効の)事実が発覚して以降に運転中に取り締まりにあったのは非常に重い
また第3会派の公明党県議団も辞職勧告決議案を提出することを決め、蓮池章平 団長は「自民改革会議と調整していきたい」としています。
一方で、中山県議を除名処分とした第2会派・ふじのくに県民クラブは、役員会などを重ねていますが会派としての対応が決まっていません。
知事に対する辞職勧告決議案は、2021年に自民・公明両会派が連名で提出し可決されていますが、議員に対する辞職勧告決議案が提出されることになれば、県政史上初めての出来事となります。