乳児の遺体が見つかった現場付近を調べる警察官=7月19日、小山市

 小山市城東2丁目の空き地で7月、ビニール袋に入った乳児の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課と小山署は13日、殺人の疑いで、母親の小山市、派遣社員の女(36)=死体遺棄容疑で逮捕、処分保留で釈放=を再逮捕した。県警によると、容疑を認めている。

 再逮捕容疑は、7月17日午前0時ごろから同1時55分ごろまでの間、小山市の自宅アパートの駐車場で、自身が出産した男児の頭部を地面に複数回打ち付けて殺害した疑い。

 県警によると、男児の死因は頭蓋内損傷で、頭頂部付近には骨折があった。男児は生後数時間程度だったとされる。発見時に服は着ておらず、へその緒が付いた状態だった。

 遺体は7月19日夕に見つかった。県警は7月23日、自宅近くの空き地に男児の遺体を遺棄したとして、死体遺棄の疑いでを逮捕した。調べに対しは「自分が産んだ赤ちゃんを捨てた」などと供述。男児への加害行為を認める趣旨の供述もしており、県警は殺人容疑を視野に捜査していた。

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