eスポーツキャスターの「なない」さんが9日、心不全のため亡くなっていたことがわかった。32歳だった。
なないさんは2018年からeスポーツキャスターとしての活動をスタート。格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズを中心に、幅広いジャンルで実況・解説を行い、人気を集めていた。
なないさんの訃報は、所属する「グッドエイトスクアッド」が10日、公式サイトで発表した。
「弊社に所属し、eスポーツキャスターとして活動しておりました『なない』が、2023年8月9日、心不全のため急逝しました。弊社といたしましても、あまりにも突然の訃報に接し現実を受け入れ難く、とても残念でなりません」
現地時間4～6日にかけて、アメリカ・ラスベガスで行われていた世界最大規模の格闘ゲームイベント『EVO2023』に選手として参加していたなないさんは、亡くなる1日前には自身のSNSで「EVO2023お疲れっした！」と投稿していた。
なないさんの突然の訃報に、妻のじゃんごさんが11日、自身のSNSで心境を告白。
「本来ならばすぐにお知らせすべきところでしたが、あまりに突然で整理し切れない想いでいっぱいで、ご通知が遅れました事をお赦しください。物心つく前からゲームが大好きだったなないは、仕事でも趣味でもゲームに囲まれて、とても幸せそうな生活を送っておりました」
また、生前親交のあった世界で活躍するプロゲーマーの梅原大吾氏も、自身のSNSでなないさんを追悼した。
「なない、格ゲー業界には珍しく誰からも嫌われないいいやつだったな。堅実に頑張っている彼の人生はこれからだっただろうに。残念だ。生まれ変わったら、また一緒に遊ぼう」
ファンからも「信じられないよ。あまりにも突然すぎる」「わかりやすくて楽しい実況解説をありがとうございました」など、お悔やみのコメントが多く寄せられている。（『ABEMA NEWS』より）
