続・東京女子にはベストバウトマシーンがいる
テーマ:東京女子プロレス
ヤバくね?ヤバくね?
この方はどこまで自己ベストというか、今年の東女ベストバウトを更新し続けるのか?
角田奈穂との壮絶な打撃戦、白昼夢の二人は相手の持ち手を全て受けきった上での完勝。
ご本人は嫌だろう。きっと嫌だと思う。
でも言っちゃう。明日の特典会で謝るから。言っちゃえ。
上福さんはこの夏、東京女子プロレスが誇るベストバウトマシーンに、東京女子プロレスが誇るザ・レスラーになった。
ヤバくね?ヤバくね?
明日の決勝の相手は、エース山下。荒井優希を完膚なきまでに叩きのめして悲願の初優勝を狙う人間凶器。
ヤバくね?ヤバくね?
この記事を読んだことで、その強さの理由がようやくわかった。
上福さんは技を絞っている。
それはひとつひとつの技を大切にすることで精度と破壊力が増すとも言えるのではないだろうか。さらにはフィニッシャーを大切にすること、おなじく精度と破壊力が高まることにもつながる。だから強い、相手に効く、だから勝つ。
金星でも番狂せでも奇跡でもない。当然の結果なのだ。
東京女子では珍しいブレーンバスター、逆水平チョップ、卍固め、ドロップキック、そして必殺のフェイマサー。全てが恵まれた長い手足を生かした技だ。無理をしない、余計なことをしない。自分を飾らない。そう、彼女の言葉で言えば「安くなる」からだ。あくまでもカジュアルに。
でも私はその厳選に厳選を重ねて、自分に嘘をつかないファイトスタイルは、ものすごく高貴というかラグジュアリーに見える。かつてのNWAチャンピオンのようだ…余計なことを言うのはやめよう。
明日もこの夏のベストバウトを更新してくれるだろう。
優勝してくれとは言わない。安くなるから。
勝ってください。そんだけ。ピース。

