札幌ラブホ・頭部持ち去り殺人「両親は認知症、子ども2人は病気がち」被害男性を取り巻く過酷な家庭環境
なぜ被害男性は殺害され、クビまで切り落とされなければならなかったのか──。
札幌市の繁華街・ススキノのラブホテルで、北海道恵庭市の会社員、浦仁志さん(62)の遺体がクビのない状態で見つかった事件。遺体には抵抗した際にできる防御創がなく、死因は刺し傷による出血性ショックだった。浦さんは死後、クビを切断されていた。遺体発見翌日の3日、浦さんの妻が千歳署に「主人と連絡が取れない」と届け出たことから、指紋などの照合の結果、身元が判明した。浦さんは行方不明届を出す数日前からいなくなっていたという。
■なぜ行き先を告げず犯人に会いに行ったのか
浦さんは事件当日の1日(土)、家族に行き先を告げず、恵庭市の自宅から車で札幌市の現場に向かった。ススキノに車を止め、午後10時50分ごろ、ラブホ近くで待ち合わせをしていた人物と合流し、ラブホ2階の202号室に入室。それ以降、消息を絶った。
浦さんはなぜ家族に何も告げず、夜遅い時間にススキノに向かったのか。一緒にいた人物とは、どういう関係だったのか。