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「人格を矯正します」 映像作家・金子遊、“すべての表立った活動”を中止へ 急逝した俳優・水井真希さん巡る“性加害の告発”が拡散

ねとらぼ / 2023年8月9日 21時10分

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亡くなった水井真希さん(画像は水井真希TikTokから)

 多摩美術大学は8月8日に公式サイトを通じ、映像作家・金子遊さんの准教授辞任を発表。金子さんは急逝した俳優の水井真希さんから約11年前の性被害を告発され、「東京ドキュメンタリー映画祭」側からプログラムディレクター降板を勧告されたばかりでした。

 多摩美側は金子さんだと明記せず、「本学教員」として「SNS上で過去の不適切行為」について説明を求めたとのこと。

 先方からは「裁判記録を基に加害行為はなかった」との説明を受けたものの、道義的責任を感じていることを理由に地位を退くとの意思が示されたこともあり、多摩美側は「学生が落ち着いて勉学に励む環境を取り戻すことが大切」であるとの考えから休職および2023年度末での退職を決定したということです。

 金子さんは同日、自身のブログで、多摩美の発表を認めて「執筆をはじめとする、すべての表立った活動を中止します」「病気療養から回復次第、カウンセリングや研修を受け、持つべき倫理観、女性の人権や尊厳についてなど、一から学び直し人格を矯正します」とコメント。

 水井さんの告発については「法的にも実際にも当方による性加害の事実はありません」「しかしながら、ひとりの女性の心を傷つけたことを心底から反省しています。ご本人、ご遺族に心からのお詫びを申し上げます」と性加害の事実を否定する一方で、相手女性を傷つけた事実を認めています。

 水井さんは2022年12月、「K」とされる人物から受けた性被害やストーカー行為の詳細をX(Twitter)にポスト。睡眠薬を飲んだ後、眠っている間に準強姦にあったことや、その後に「好きだから許して」とメールで送られたこと、被害に遭った3日後に実家の前に座り込まれたこと、被害後に病院で証拠保全をできる状況になかったため準強姦に対する賠償が認められなかったことなどを訴えていました(※)。

 水井さんはこの一連のツリーを自身のX(Twitter)のトップに固定。水井さんが2023年7月23日に逝去したことをもって、遺族からポストの数々を“生きた証の1つ”として存続させることが伝えられていました。

 水井さんの逝去後、「K」を巡るポストが大きく注目されるにつれ、生前の水井さんを知る人物が金子さんを「K」だと告発したことや、水井さん自身が「K」がその正体をにおわせるように書いていたこともあり、金子さんが31日に水井さんとのトラブルのいきさつを発表。

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