(株)東京電力福島第一原子力発電所からの放射性物質の放出による水産物への影響を調べるため、水産庁は、関係自治体及び関係業界団体等と連携し、福島県及び近隣県において、水産物のサンプリング調査をしています。

目次

1.トリチウム（迅速分析 ・精密分析）　2.放射性セシウム　3.ストロンチウム　4.参考

1．トリチウム

 1-1.海産物の結果

1-1-1.迅速分析（令和5年8月9日現在）

水産庁では、東京電力がサンプリングを実施するT-S3、T-S8（右図赤囲み）と同位置でサンプリングをしています。

＜8月9日迅速分析結果＞ T-S3：緯度 37°27'30"N経度 141°04'44"E （請戸川沖合3km付近） T-S8：緯度 37°23'00"N経度 141°04'44"E （熊川沖合4km付近）

（出典）福島県下漁協組合長会議資料を改変

詳細な調査結果は以下のExcel、PDFからご覧いただけます。

• 令和5年度(EXCEL : 135KB) 令和5年度(PDF : 42KB)
  

1-1-2.精密分析(令和5年7月3日現在)

• 令和4年度～令和5年度の検査結果(EXCEL : 35KB)
• 令和4年度～令和5年度の検査結果(PDF : 111KB)

	(参考)海水中のトリチウム濃度
	※環境放射線データベース（外部リンク）に基づき水産庁で作成しています。

1-2.測定方法について

水産物内から抽出した水分を用いてトリチウムの値を測定します。具体的な測定の手順は以下をご覧ください。

• トリチウムの測定方法(PDF : 559KB)
  

1-3.我が国の原子力発電所等周辺海域における海産生物の組織自由水型トリチウム濃度（参考）

海洋環境における放射能調査及び総合評価事業調査報告書（外部リンク：原子力規制委員会）のデータを基に、水産庁にてグラフを作成しています。
当該事業においては、測定精度向上のため電解濃縮法を実施しています。

1-4.関係省庁の分析結果

2．放射性セシウム

(株)東京電力福島第一原子力発電所事故以降、「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」に基づき、これまで193,573検体の水産物の放射性物質調査を行ってきました(令和5年8月1日現在)。
調査の結果、基準値(100 Bq/kg)を超える割合は事故からの時間の経過とともに低下する傾向にあります。

2-1.調査結果 (令和5年8月1日現在) 

海産種	淡水種

詳細な調査結果は以下のExcel、PDFからご覧いただけます。

• 平成23年度～令和5年度(EXCEL : 13,838KB)  平成23年度～令和5年度(PDF : 15,629KB)

2-2.出荷制限や採捕自粛等の措置（令和5年3月8日現在）

• 海面及び内水面の措置状況(PDF : 131KB)
• 放射性セシウム調査の概要や魚種ごとの傾向などについては「水産物の放射性セシウム調査について（概要）」でご紹介しています。

3．ストロンチウム

• 海産種の調査結果（平成23年度～令和4年度）(PDF : 122KB)（令和5年7月5日更新）
• 資料の採集地点_地図（平成23年度～令和4年度）(PDF : 2,341KB)（令和5年7月5日更新）

4．参考

• 水産物の放射性物質についてご質問が寄せられていますので、水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査） でご紹介します。
• 東日本太平洋における生鮮水産物の産地表示方法について
• 過去の報告書等はこちら

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