アイテル(株)

大学は文系学部でしたが、高校時代に情報技術を学んでいたこともあって、就職活動では最初からIT企業を目指していました。実は企業選びをしていて、最初に目に入ったのがアイテル。選考で出会うすべての人の雰囲気がよくて、自分という人間をしっかりと受けて止めてくれたことに安心感を覚えたことから、内定が出たらすぐに入社を決めました。

以来、社会を支える重要なITに深く関わってきました。道路管理用のサーバ構築に関わったかと思えば、金融取引に深く関わる機関のアプリケーション開発を手がけるなど、いずれの案件も社会的影響度の大きいものばかり。日本経済に影響を及ぼす大型プロジェクトも経験しましたが、本番稼働を迎える直前にエラーが発生した瞬間、大人数のエンジニアが一斉に行動し始めて問題解決に挑んでいく場面を目の当たりにしたときは、自分の仕事の責任の重さに身が引き締まる思いがしました。

現在は金融機関が活用しているサーバなどのITインフラの運用・保守を専門としています。日々の異常の有無をチェックしながら、インフラとしての弱い部分（脆弱性）の調査・解消などに取り組むのが基本的な役割。新システムを追加する場合などは、インフラ側から見た機能の調整や改善に乗り出すこともあります。金融機関の業務もまた、日本経済に大きな影響を与えます。緊張感が走る作業も少なくありませんが、自分で作ったモノによってお客様の課題が改善され、世の中の役に立っているのですからやりがいは非常に大きいですね。

運用保守に関しては、サブリーダーという役割になっており、チームのマネジメントにも携わっています。その中では後輩の育成も私の使命。同じような指導方法では人は成長をしないという難しさを感じさせられていますが、一人ひとりとしっかりと話をして、個々の特性に合った形で成長を促していけるように努力を重ねているつもりです。

この1～2年、社内的にも体制が動いており、アイテルはちょうど変革の時期に差し掛かりました。その中で私自身が現場レベルでの商談を進めていくなどして、新しい方向性を開拓したいと思っています。新しいことを実践するには“人”がいないと何も始まりません。前向きに技術の吸収に取り組んでくれる後輩との巡り合いに期待を寄せています。
＜セクションマネージャ・M（2008年入社）＞