映画としての「THIS IS IT」がこれほど完璧な作品だとは思わなかった。ラストでは感動のあまり涙が今にもこぼれそうだった。
と同時に、ロンドン公演がいかに凄いステージになるはずだったかが、もの凄くよく分かった。
何度も鳥肌が立った。何度もあたかも自分がその場にいるかのように緊張した。
マイケルは本当に完全主義者だった。そして、そこに関わる全員が天才で、かつマイケルにアジャストできる人、物でなくてはならなかった。彼は完璧なエンターテインメントを見せることを望んでいた。そして、それは空前絶後のものでなくてはならなかった。
この公演こそが、それだった。
彼は楽譜に表せられないレベルの音楽を要求していた。それはダンス、演出全てに当てはまる。その全ての根源は、マイケル自身にしか分からないものであり、周囲は懸命にその「神の領域」を会得、表現しようと常に懸命だった。
マイケルはどこまでも厳しかったが、どこまでも愛に溢れていた。選ばれた全ての関係者に愛を与えた。
彼は、人間が到達してはいけない領域に踏み込んでしまったのかもしれない。それで、天が彼を召した。そうとしか考えられない。
マイケルのパフォーマンスは、スタミナこそ若い時期には劣るが、完成度の高さから言えばロンドン公演は最高と言え、ビートイットやスリラーのPV当時と比べると、PVのほうが勢いや力強さはあるものの、ダンスの完成度としては数段劣って見えた。さらに、彼はオリジナルとほとんど変わらぬ歌声を、リハーサル時点でやってのけていた。それでも、彼の中では「ウォームアップ」だという。口パクなのかと思うほど、彼は歌が上手かった。
とにかく、是非映画館で観て欲しい。DVDが発売されたとしても、これを劇場で見ないのは、人生の一部を捨てるに等しい。もはや「THIS IS IT」は観客動員や興行収益などといった俗世のものとは無縁の、神が人類に向けた愛のメッセージだと、僕は思った。
と同時に、ロンドン公演がいかに凄いステージになるはずだったかが、もの凄くよく分かった。
何度も鳥肌が立った。何度もあたかも自分がその場にいるかのように緊張した。
マイケルは本当に完全主義者だった。そして、そこに関わる全員が天才で、かつマイケルにアジャストできる人、物でなくてはならなかった。彼は完璧なエンターテインメントを見せることを望んでいた。そして、それは空前絶後のものでなくてはならなかった。
この公演こそが、それだった。
彼は楽譜に表せられないレベルの音楽を要求していた。それはダンス、演出全てに当てはまる。その全ての根源は、マイケル自身にしか分からないものであり、周囲は懸命にその「神の領域」を会得、表現しようと常に懸命だった。
マイケルはどこまでも厳しかったが、どこまでも愛に溢れていた。選ばれた全ての関係者に愛を与えた。
彼は、人間が到達してはいけない領域に踏み込んでしまったのかもしれない。それで、天が彼を召した。そうとしか考えられない。
マイケルのパフォーマンスは、スタミナこそ若い時期には劣るが、完成度の高さから言えばロンドン公演は最高と言え、ビートイットやスリラーのPV当時と比べると、PVのほうが勢いや力強さはあるものの、ダンスの完成度としては数段劣って見えた。さらに、彼はオリジナルとほとんど変わらぬ歌声を、リハーサル時点でやってのけていた。それでも、彼の中では「ウォームアップ」だという。口パクなのかと思うほど、彼は歌が上手かった。
とにかく、是非映画館で観て欲しい。DVDが発売されたとしても、これを劇場で見ないのは、人生の一部を捨てるに等しい。もはや「THIS IS IT」は観客動員や興行収益などといった俗世のものとは無縁の、神が人類に向けた愛のメッセージだと、僕は思った。