GIFT、ノッテとあっという間に過ぎていきました。ゆづの存在が尊くて眩しすぎ、その摂取量が多くてキャパオーバーのため、心の整理がつきません。
プロローグと合わせてこの3つのショー、2つは単独でノッテは座長として、コンセプトの違うものを同時進行で作り上げた。一つの綻びもなく成功に導いたのは本当にすごいことです。羽生結弦はプロデューサーとしても天才でしたね。
まずはGIFT。
かわいーい
このボアブルゾンの方、山ほど見ましたけど、失礼ながら誰よりも可愛く着こなしてるわね
ディズニープラスは配信延長になりましたね!怪我の功名というか。いまだにこれが何度も見られるなんてありがたい。映像で見るとゆづの目線から、観客席がよく見える。歓声も聞こえる。私は確かにここにいたんだ。歴史的な一夜に立ち会うことができた。なんて幸せなことだろう。
シンクロライトは私の宝物です。
本当に素晴らしい一夜の思い出になりました。
ドーム単独公演。それはあまりにも壮大で、不安もいっぱいあったと思う。本当に最後まで演じられるのか。自分が失敗したら終わりだと彼は言った。多くの著名な人々が関わり、ゆづのために力を尽くしてくれたショー。一回限りの夢舞台。
超一流の演出もホントにすごかった(リンクサイドに広告がないのがいい!)し、オーケストラの生演奏はなんとビックリの東京フィル!!
野村萬斎さまやユーミンをはじめ、さっしーやみやかわくんなど親交のあるアーティストも来場していたとか。たぶんもっといたね。
途中製氷時間はあったとはいえ、2時間半、全12曲をたった一人で滑り切った。すべてのプログラムに全力だった。気を抜いたものなどただの一つもない。その底なしのスタミナには驚嘆するしかない。一つのプログラムでも息が上がるほどだったのに、ここまでどれだけの努力をしてきたのだろう。
衣装もそのたび変えて演じてくれた。これはホントに嬉しかった。エキシのアンコールで、ファンサとはいえしっとり衣装でイケイケプロをやることにちょっと違和感があったから。衣装もそのプログラムを構成する大切なツール。これはプロの意地だろう。だけど衣装替えはそれだけでもかなりの体力を使うよね。
3万5千人の大観衆、ライビュで3万人、世界生配信で多くの人が見つめる中。このプレッシャーたるや、試合の比ではなかったのではないだろうか。
特筆すべきはその音響だ。ドームは音が反響し、遅れて聞こえるなど音楽にはあまり向いていないと聞いた。まったく違和感なく音楽が聴けたのは奇跡なんだって。音楽に妥協のないゆづのことだから、おそらくとんでもないお金をかけたんだろうな…
制作総指揮・羽生結弦、ハンパねえな。
冒頭の火の鳥。
まさに王者の登場に相応しい豪華さ。ここが好き過ぎて何度も見る!この大スペクタクルな演出に負けないオーラが凄かったな。
この「私のホーム、東京ドームへようこそ」みたいな泰然とした表情を見てくれよ。
ここにいることが当然だとばかりに、自信に満ちている。ひれ伏したくなるほどだ。
ゆづの自分語り。
あたたかくて、心地よい声。
後半に入るとその声は悲しみを含み、もう一人の自分と対話する。この演技力が素晴らしい。
深い孤独の中で心の声を聞きながら、ギリギリのところで闘い続けてきた彼の心情に胸が痛み涙するけれど、同時にここまで曝け出すことができてよかったとも思えた。
この内容にはいろいろな解釈があるだろう。何度も聞くとまた違った意味を感じることもある。それでいいのかなと思う。
「あの夏へ」千と千尋の曲なんだね!
幽玄という言葉が浮かぶ。この世のものとは思えない美しさ。ーー精霊のようなこんな衣装、他に誰が着れる?
思うけどプロになって、ゆづの顔とスタイルの美しさが今まで以上に活きるよね。だいたい、あの巨大スクリーンにドアップでずっと耐えられる人なかなかいないよ。
そして「いつか終わる夢」と同様、圧倒的なスケーティング技術で魅せる!美しい!
前半最後は、6練からのロンカプ。突然照明が明るくなり、ジャージ姿のゆづ。首元から見えるチョーカーに驚愕する。
疲労も溜まったこの状態でやる?競技プロだよ?しかも世界が見ている。絶対に失敗できない。北京五輪の借りを返すっていうのか。貴方という人はどこまで漢なんだ。
緊張感は徐々に高まっていく。声援を送っていいことに気づいた観客から「頑張れ!ゆづ!」の声が飛ぶ。張り詰めた空気、ゆづの表情も競技時代と何も変わらない。
因縁の4Sは高さもあり完璧なジャンプ。あの時より進化したロンカプをノーミスで演じて見せた。誰も追随することを許さない、真のチャンピオンは今でも俺だと見せつけるような演技だった。その迫力に、休憩に入ってもしばらく動けなかったよ。
休憩明けはロックなナンバーで楽しませてくれた。
みんなこれ好きだよね!
イケイケの阿修羅ちゃんが実はセルフコレオだと知ってびっくりしたよね!
ホプレガ、バラ1、ロンカプ、ノッテという、一度は生で見たい、だけど見れないだろうと思っていたプロを次々演じてくれて大感激なんだけど、やっぱり秀逸だったのはコチラ!
「オペラ座の怪人」
2014年、20歳なりたてのGPFでのゆづ。
まだ顔つきが幼いね。
大人になったゆづに演じてほしいプログラムナンバーワンだった!!
オペラ座の怪人はフィギュアでよく使われるけど、たいていはファントムをおどろおどろしく表現する。
まあ最近は「表現」できてる人なんていないけどね。
だけど、ゆづのファントムは切ないほどに純粋で美しい。本当に大好きなプログラムだったの。
シャンデリアが大きく揺れて落ちる有名なシーン。登場したゆづは大好きなあの衣装を身につけて、流れるようなコレオはあの頃よりずっと洗練されて、重厚でもあり妖艶でもあり…
夢のようだった。自然と涙が流れたよ、嬉しかったなあ…
ラストにSEIMEIが流れると、どよめく観客席。
マジかよここからSEIMEI?曲は流れてもゆづはなかなか出てこない。(着替え中)
だけど誰の目にも見えていた。リンクに舞う彼の姿が。そう、平昌の栄光を掴んだ、あの場面だ!
ゆづが「ウイニングラン」と称した最後のステップで姿を現した彼は、あの時と同じようにキラキラ輝く笑顔だった!!
やり切った、やったぞ!そんな気持ちだったんだろう。
ラストの周回。お世話になった方々に心を込めて挨拶。そして「やっぱりスケートが好きでよかったです!!」と言うと感情を爆発させる。自由に氷上に舞うゆづの姿に、もう涙が止まらなかったよ。こんなにも愛おしい人がいるだろうか。
3塁側4階席から、光の一つとなって彼を見つめた私。リンクまでの距離は今までのアイスショーと比べ、とてつもなく遠い。けれどそれをまったく感じなかった。豆粒にしか見えないだの、足元が見えないだのと因縁をつけたバカがいたが、音と光の演出と彼の放つエネルギーがぶつかり合い、華奢なはずの彼の身体は本当に大きく見えたのだ。巨大空間を自分のものにし、たった一人で会場を支配した。全身全霊で演じきった彼の心は確かに伝わり、心が打ち震えるような感動をいただいた。
ゆづ、最高の夢舞台をありがとう。あなたからの大きすぎるGIFT、確かに受け取ったよ。一生忘れないよ。