こんにちは。
小夜子です。
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夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫の夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。
本ブログはセックスレス解消指南ブログではありません。
「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。
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前回のお話はこちら
ED治療薬を試しても・・うまくできなかった・・。
し~~~ん。
勃起=射精だと思っていたけどそうではなかった。
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【はじめにご理解頂きたいこと】
「薬どこでもらったんですか?」「どうやって診察受けたんですか?」という質問も頂いております。
このご質問に限らず、先に結果を知りたいというような答え合わせを求めるコメントを頂く機会も多いのですが(内容が内容なだけに理解はできます)
こんな私達でもあえて伏せたいことも当然あります。
また、「こうして書いていきたい・・」と思い描いてる筋書があるので、
あえて最初に書かずこの話が終わってから書こうとか、
先に何も説明せずテーマを投げかけて後から細かく書いていこうとか・・色々と頭の中で考えてることがあります。
読者さんからしたら急に話が飛んだような気がしてしまったり、「あれはどうなってるの?」「これはしなかったの?」と疑問が湧いてきてしまうのは当然かとは思うのですが、
そういう時は映画や小説を思い返してみてください・・♡
「あれ?これはどうなってるの?」と思うようなシーンを繋げて
伏線を回収していくのが映画や小説の醍醐味ですよね
(小夜子に大した伏線なんてものはないですが・・w)
読んでるうちに気になるポイントが色々出てくるとは思いますが、その「??」も楽しみながら気長にお付き合い頂けると幸いです。
よろしくお願いします
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こんにちは。
ここからは小夜子の夫・夜明けの番になります。
ED治療薬を飲んで体がほてり始めたボクを見て小夜子はとても心配していました。
「大丈夫?」と何度か確認してきました。
しかし、ボクは事前にこのような副作用があるということは知っていたので
小夜子ほど驚きはありませんでした。
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まずは、
ご存じない方も多いかと思いますので
ED治療薬として一番歴史の古い(そしてご存知の方も多い)バイアグラについて少し説明させてください。
バイアグラはもともと最初から勃起改善薬として開発されたものではなくて、
本来は、狭心症の治療を目的とした薬として研究が行われていたものでした。
狭心症とは心臓に供給される酸素が不足し、その結果起こる胸の痛みや圧迫感のことを指します。
狭心症は場合によっては心筋梗塞を起こすこともある危険な病気で、ガンの次に死亡率が高い「心疾患」の1つなので注意が必要です。
バイアグラには「シルデナフィル」という成分が含まれており、このシルデナフィルこそが勃起に一役買う成分となります。
当時、シルデナフィルを用いた狭心症の臨床試験が行われましたが、狭心症自体に対してはあまり効果が見受けられなかったため「失敗薬」と判断され研究を辞めようとしたのです
が、しかし、
被験者からの話を聞いていくとどうも
「これを飲むと勃起する・・」という類いのレポートが相次ぎました。
それをきっかけに「どうやらこの成分には勃起させる力があるらしい」ということが分かり、
本来は狭心症のために開発中でしたが
ジャンルを変えて
ED治療薬として世に誕生したという・・
まさに偶然の産物なのです。
バイアグラの誕生は世の男性にとって夢の薬となりました。
今まで以上に夜の生活を楽しむことができるようになったことからブームが起こり、
アメリカのみならず全世界にあっという間に広がっていきました。
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そんなED治療薬を服用後、
ほどなくして火照り・頭痛・鼻づまりと副作用オンパレードに見舞われたボクですがこれはすべて想定内でした。
毛細血管に血流を送る作用があるのでそれによりこのような副作用が生じるのです。
それに小夜子が心配するほど大したことがないのも事実でした。
たしかに熱いし鼻は詰まるし頭は痛いけど、耐えられないほどかというとそんなことはなく我慢できる程度です。
ちなみに小夜子は射精したらこの副作用が抜けるのかと思っていたようですが
そんなことはありません。
(精液に成分が混じって抜けるワケではないですよね(笑))
副作用はあくまで薬の効果があるうちに起こるものなので射精しようが最後まで果てようが鼻づまり火照り頭痛は治まりません。(理論上)
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しかし、実を言うと、
ボク自身は服用する前から少し疑問に思うところはありました。
小夜子には伝えませんでしたが、
勃起したところで・・射精に繋がるのだろうか?という一抹の不安はありました。
勃起力がアシストされることは想像できますが、それが決定打になるのかどうかやや疑問でしたが、それでも科学の力を信じてトライしてみることにしました。
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しかし、
途中から自分でも「これは・・怪しいぞ・・」と思い始めました。
焦り始める自分と、最後まで頑張らなくては!と奮い立たせる自分がせめぎ合っていました。
ここまでして頑張っているのだからどうにか最後まで辿り着きたい。
必死になる自分もいれば、
俯瞰して上から「厳しいなぁ・・」と冷静に眺めている自分もいて、
いやいや。。ダメだ・・集中しないと・・と揺り戻す自分もいれば、
最初に頭をよぎった不安を思い返す自分もいました・・。
そして結局・・・
ダメでした。
静まり返る寝室。
絶望的だと思いました。
これまでボクは泣く小夜子を励ます側に回ってきました。
お前が励ましてどうする!励ましてる場合か!という感じはしますが、
2人して落ち込んでも救いがないですし、
これからまだ出来ることはあるし、未来はどうなるか分からないという希望も込めて励ましてきました。
ボクが最後までいけるように小夜子が色々と提案してくれた改善策(場所や雰囲気づくりや行程の変化などなど)を全部否定してきていたボクにとって
薬はある意味「最初にして最終的な兵器」でした。
薬を頼れば出来ると思いたい自分と、果たして出来るのだろうかと思う自分がいましたが・・・
どこかできっと出来ると信じていました。
しかしこうなってしまった今。
もう他に出せるカードがないと思い知り、
「ここまでダメだったのか・・」と自分の能力を思い知らざるを得ない現実に、
ボクは絶望のどん底でした。