サルビアとは?

Salvia Divinorum




 


ドース表(平均的効力の葉の場合。入手先により強弱の差があり得ます)

葉の喫煙


未濃縮 0.25g()1g()

5x濃縮  0.1g0.3g

10x濃縮 0.05g0.15g

20x濃縮 0.025g0.075g

効き始め:数十秒

ピーク:数分

効果終了時間:数十分程度

(大麻と合わせると効果が増える&伸びるので注意)


オーラル摂取 (未濃縮)

(方法:しばらく噛む。飲み込まない)

10g/2g乾燥

普通30g/6g乾燥

50g/10g乾燥


効き始め:10-20

ピーク:30-90

効果時間:2時間程度


サルビアとは、サルビノリンAというかなり特殊な幻覚物質を含む植物。
多くのサイケデリック物質はアルカロイドですが、サルビノリンAはテルペノイドです。

サルビノリンAは自然界で最も強力な幻覚剤で、μg単位で効果を発揮する。

(LSDμg単位で効果を発揮するが、半合成のため自然界にあるものではない)

ここでいう「強力な幻覚剤」とは、より軽い質量で効果を表し始める事を指して言っているに過ぎない。全ての幻覚剤は摂取量が強さに関わるので、幻覚剤に強弱はない。全ての幻覚剤は少量では弱く、一定量摂ると効果が最大になるが、サルビアはそれに必要な質量が小さいという意味。
 

サルビノリンAは、κオピオイド受容体に作用する。これが一般的なサイケデリクスとの違いである。

LSD、マジックマッシュルーム DMT等は、セロトニン受容体と主に関わる。

オピオイド受容体というと、モルヒネ、ヘロインなどが結合する受容体では?と思うかもしれないが、それが作用するのはμオピオイド受容体らしく、

κオピオイド受容体は、ユーフォリア(多幸)ではなくディスフォリア(不愉快)と関わっていると言われている。

 サルビアの幻覚体験は、不愉快と言われる事が多く、一般的な幻覚剤ほどの人気はないようだが、サルビアを好む人間も少数いるようだ。
 

 サルビアには負のイメージを持っている人が多いが、これは主にYOUTUBE動画のせいである。サルビアで暴れる人や、パニックする人の動画などが沢山あるが、これが違法化につながった原因ではないかと言われている。

今アメリカでは半分以上の州で違法だが、合法の州もある。日本では、植物自体は合法だが、乾燥させて販売するのは違法らしい*要出典

かつてアメリカでは完全合法だった。違法化のさい、サルビノリンAはそれまで知られている幻覚剤と違うため、無条件で違法化する事は出来ず、違法化する理由を立てる事が困難だったと言う。

 幻覚剤は、スピリチュアルな目的を持って、厳格な態度で挑むべきもので、遊びとして使うべきではない。というスタンスの人はたくさんいるが、このような人達は、サルビアに負のイメージを持たせた動画などを大変気に入ってないようだ。

無知なwebサイトは、サルビアが大麻やLSDに似ているとか、楽しいとかいう誤情報を流してますが、サルビア体験を一言で言うと、楽しくはありません。
多数のドラッグを体験した人でもサルビアは最も依存性が低く、またやりたいとは思わない部類に入る場合がほとんどです。
 

 今は喫煙使用が主流だが、本来はメキシコの部族が口に含んで使用していたらしい。飲み込まず、しばらく噛む。この方法で摂取するとトリップ時間は喫煙に比べてかなり長くなります。

 サルビアは、LSDなどのサイケデリクスに比べると、体験が理解しにくく、人生に生かしたり、何かを学んだりする事が比較的難しいようだが、それでもサルビアはスピリチュアルなものとしてリスペクトして使うべきだと思います。


 サルビアは未濃縮、5倍濃縮、10倍、20倍など、様々な強さが出回っています。

成分が濃縮された葉は、そのぶん少量で効きますが、未濃縮でも、頑張って吸えば効く量の摂取が出来ます。ただし非常に多い煙を吸い、長時間溜め込む必要があるので、あまり現実的ではありません。濃縮されているほど、吸う煙の量が減るので、強いトリップをしたいなら濃縮されていた方がいいでしょう。
肺への負担が大きいので、ボングの使用が望ましい。(ボングとは水パイプで、水がフィルターになりかなり楽に吸えます)

むせてすぐに吐き出してしまい、自分には効かなかったと考える人がけっこういるようです。

 40x80xなどのような、非常に強く濃縮されたものも存在するようですが、これらは非常に少量で、効果最大ドースに到達する事になりますので、気をつけましょう。
 

サルビアで効果最大量摂取した時の体験を、ブレイクスルーと呼びます。

ブレイクスルーは、文字通り、現実の幕を破ってその先に行く(ブレイクスルーする)ような体験で、完全な別世界に行くようです。

DMTブレイクスルーと似た概念ですが、もちろん別物質なので、行く場所は全く違います。

 サルビアは、大きく吸って、出来るだけ溜め込む事が重要です。ジョンイトでゆったりと吸うものではありません。一気に吸って、その後座るなり、寝るなりして、動き回らないようにじっとして、すぐに始まる体験に身をまかせる必要があります。

 喫煙型幻覚剤は即効性のため、世界が消失するスピードが凄まじく、ゆっくり効いてくるLSDなどのように、準備する時間が全然ありません。

 なのでセット&セッティングは重要じゃない、と勘違いする人がいますが、セット&セッティングは非常に重要です。

 仮にひどい体験をしてもすぐに終わるのが救いですが、出来るだけリラックスした気持ちで、安心できる環境でやるのが非常に重要です。


現実が完全に変質するので、ドラッグを使用している自覚が一切なく、変な行動をとる場合があります。(客観的に見てどんなに変な行動でも、本人の主観的にはそれが通常なのである)

なので、幻覚剤に慣れていない人はトリップシッターがいる方が好ましいかも知れません。

 サルビアの幻覚は、サイケデリクスのように、カラフルな色や模様が見えるものではありません。現実がそのまま変質するようなものです。

 強いドースでは、現実が消失し別設定の世界に投げ込まれます。自我は自然と違和感を感じ、体験に抵抗しようとしてしまいます。

 乖離感があり、自分の部屋が自分の部屋に感じられなくなったり、他人の顔を見ても、誰なのか分からない、という事もあるようです。

 少量摂取では、大麻のような効果しかありません。(微量幻覚剤はどれも大麻のような効果があります。大麻も幻覚剤なので)(サルビアを大麻の代用品に出来るという意味ではありません)

 十分なドースを使用すると、体との接続を失い、人間だった記憶が一時的になくなります。景色と同化したり、ものと同化したりという話を聞きます。

 また不思議なことに、一時的に別の人になって、しばらく別の人生を生きた、という体験を語る人もいます。