◇広末涼子ちゃんとお馬さんに捧ぐ
おはようございます。
今日も暑いですね。夏はどの地方に住んでいても毎年暑いのですが、今年は特に暑さが厳しく感じます。
早速ですが、寄稿記事が公開されました。
まだお読みいただいてない方はどうぞ。
こちらから→ぜんっぜんさわやかじゃない「よさこい物語」の真実
私の地元である高知では、夏といえばよさこいです。
今年はようやく制限のない開催ということですが、ネットで調べたら、参加チームはコロナ前に比べて少ないようですね。
でも、お祭りは参加チームが増えれば増えるほど好ましいというわけでもないでしょうから、このくらいでいいのかな。
おはようございます。
今日も暑いですね。夏はどの地方に住んでいても毎年暑いのですが、今年は特に暑さが厳しく感じます。
早速ですが、寄稿記事が公開されました。
まだお読みいただいてない方はどうぞ。
こちらから→ぜんっぜんさわやかじゃない「よさこい物語」の真実
私の地元である高知では、夏といえばよさこいです。
今年はようやく制限のない開催ということですが、ネットで調べたら、参加チームはコロナ前に比べて少ないようですね。
でも、お祭りは参加チームが増えれば増えるほど好ましいというわけでもないでしょうから、このくらいでいいのかな。
以前は、参加チームや観光客が増えれば増えるほど地域が盛り上がって良いような気がしていましたが、人が来るのは嬉しいことばかりじゃないんですよね。
参加者と来場者が増えれば、それを迎える側の予算と人手も増やさなければならないわけで、受け入れ側の負担が増すと言うことでもあります。
近年は少子高齢化が進み、競演場となる商店街も疲弊しており、資金と担い手不足が深刻になっているのはどこのお祭りも同じ。
持続可能性を考えると、やみくもな拡大路線ではなく、今の自分達の身の丈にあったお祭りのあり方を考えていかなければならないのでしょう。
さて、よさこい踊りといえばよさこい節ですが、
「土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た」
って、変な歌詞。
「なんで坊さんが出てくるんだろう?」と、子供の頃は不思議に思っていました。
恋物語だと分かってからも、普通にかんざしを買った坊さんと若い女が恋人同士なんだと思ってました。
だって、そう思うやん。普通に。
まさか若い恋人同士に、大人の魅力を持った中年男性が途中から絡んでくるとか思わんやん?
しかも、お坊さんの女犯が厳しく禁じられていて、見つかったら重罪に問われていた当時だから、どっちにしても禁断の恋なわけ。
人に見られる危険を犯して街でかんざしを買ってくれた若い恋人を裏切って、恋敵を追放しちゃうような強引な大人の男の方に、お馬さんは身を委ねちゃうわけですよ。
竹林寺っつったら、高知では一番のお寺ですからね。そこの住職ですよ。
権力を持った中年男と地元で評判の美少女が、戒律上の禁忌を犯し、連日のように真昼間から逢瀬を重ね、世間にも仏様にも顔向けできない禁断の恋と情欲にズブズブ溺れていくんです。
やっだ、それってレディコミか何かの設定?
いっそレディコミ風の艶っぽい漫画を作って、よさこいの公式パンフレットにでも載せて配って欲しいわ(絶対無理w)
それだけ毎日いちゃこらしてたら周りに怪しまれないわけがないので、慶全が復讐しなくても、いつかは破戒がバレて二人は罰せられたに違いありません。
でも、それじゃあ慶全の腹の虫がおさまりませんよね。
寺に出入りする美少女に心奪われて、住職(上司)と恋人を巡ってバトルを繰り広げ、敗北して復讐に燃えるなんて、ぜんっぜん修行ができていませんが、慶全くんも実に人間らしくて良いキャラです。
何にせよ、「坊さんかんざし〜」の歌詞が生まれたのは、慶全くんのおかげです。純信とお馬さんの「その後」は残っているのに、慶全くんがどうなったのかは資料がなくて残念。
二人の男を恋に狂わせて、歴史に名を残した美少女「お馬」ですが、彼女を祀ったお堂についてのニュースが先週、高知新聞で配信されました。
なんと!原稿を書いている時点では、お馬堂が倒壊して、すでに解体されていると知らなかったです。
高知新聞によると、「お馬堂」は1956年に、地元の人たちが観光資源にしようと、近くにあったお馬さんの墓を移して建てたそうです。けれど老朽化が進み、シロアリの被害もあって柱が朽ち、今年の3月に倒壊してしまったとのこと。
倒壊した建物は危険なので、法要して解体し、現在は再建を目指して寄付を募っているそう。
ニュースの全文は、会員登録すれば無料で読めます。
こちらから→よさこい節、恋物語のヒロイン「お馬」まつる堂再建へ
寄付金の目標金額は650万円。
問い合わせ先は須崎商工会議所(tel: 088ー942ー2575)です。
私も例外ではありませんが、今も昔も大衆とは下世話な話題が大好物。
愛媛県に引っ越した純信と、地元を出たであろう慶全はいざ知らず、いくら海辺の町に引っ込んだとはいえ、高知で生涯を終えたお馬さんは「坊さんかんざし〜」と歌われ続けて、どんな気持ちで一生を送ったのかしら。
歌になっちゃって、お堂まで建っちゃったのだから、「忘れられる権利」もへったくれもないですよね。
でも「罪な女」として生きたのではなく、結婚して普通の奥さんになり、子供にも恵まれて幸せな生涯を送ったとの記録が残っているので、案外本人はケロッとしていたのかもしれません。
記事を納品した後に、広末涼子ちゃんの離婚のニュースも出てきました。
私は「色々あったけど、変な男と離婚できて良かったな」と思います。でも「男に関しては趣味が風変わりだから、きっとまた変な男と再婚しちゃうんだろうな」とも思いました。
だって、広末涼子ちゃんてそういう女性ですよね。仕方ないじゃん、もう。
恋をせずに生きていくには魅力的すぎるし、男の趣味が変なのは治りそうもない。なんであれ高知県からあれだけのスターはもう出てこないでしょう。
高知県民は、何があろうと彼女を誇りに思ってる人が多いはず。何なら、死後にお堂を建てちゃうかもしれない。
だからケロッとして、また高知でよさこいを踊り、このさき誰とくっつくのか分からないけど、シレッと幸せになって欲しいです。お馬堂も、無事に再建できますように。
男を狂わせる美女たちに幸あれ。
参加者と来場者が増えれば、それを迎える側の予算と人手も増やさなければならないわけで、受け入れ側の負担が増すと言うことでもあります。
近年は少子高齢化が進み、競演場となる商店街も疲弊しており、資金と担い手不足が深刻になっているのはどこのお祭りも同じ。
持続可能性を考えると、やみくもな拡大路線ではなく、今の自分達の身の丈にあったお祭りのあり方を考えていかなければならないのでしょう。
さて、よさこい踊りといえばよさこい節ですが、
「土佐の高知のはりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た」
って、変な歌詞。
「なんで坊さんが出てくるんだろう?」と、子供の頃は不思議に思っていました。
恋物語だと分かってからも、普通にかんざしを買った坊さんと若い女が恋人同士なんだと思ってました。
だって、そう思うやん。普通に。
まさか若い恋人同士に、大人の魅力を持った中年男性が途中から絡んでくるとか思わんやん?
しかも、お坊さんの女犯が厳しく禁じられていて、見つかったら重罪に問われていた当時だから、どっちにしても禁断の恋なわけ。
人に見られる危険を犯して街でかんざしを買ってくれた若い恋人を裏切って、恋敵を追放しちゃうような強引な大人の男の方に、お馬さんは身を委ねちゃうわけですよ。
竹林寺っつったら、高知では一番のお寺ですからね。そこの住職ですよ。
権力を持った中年男と地元で評判の美少女が、戒律上の禁忌を犯し、連日のように真昼間から逢瀬を重ね、世間にも仏様にも顔向けできない禁断の恋と情欲にズブズブ溺れていくんです。
やっだ、それってレディコミか何かの設定?
いっそレディコミ風の艶っぽい漫画を作って、よさこいの公式パンフレットにでも載せて配って欲しいわ(絶対無理w)
それだけ毎日いちゃこらしてたら周りに怪しまれないわけがないので、慶全が復讐しなくても、いつかは破戒がバレて二人は罰せられたに違いありません。
でも、それじゃあ慶全の腹の虫がおさまりませんよね。
寺に出入りする美少女に心奪われて、住職(上司)と恋人を巡ってバトルを繰り広げ、敗北して復讐に燃えるなんて、ぜんっぜん修行ができていませんが、慶全くんも実に人間らしくて良いキャラです。
何にせよ、「坊さんかんざし〜」の歌詞が生まれたのは、慶全くんのおかげです。純信とお馬さんの「その後」は残っているのに、慶全くんがどうなったのかは資料がなくて残念。
二人の男を恋に狂わせて、歴史に名を残した美少女「お馬」ですが、彼女を祀ったお堂についてのニュースが先週、高知新聞で配信されました。
お馬堂は1956年、地元有志らが観光資源にと近くにあった墓を移設して建立した。しかし2年ほど前からシロアリ被害で柱が朽ちて背後へ傾き、今年3月に完全に倒壊した。
なんと!原稿を書いている時点では、お馬堂が倒壊して、すでに解体されていると知らなかったです。
高知新聞によると、「お馬堂」は1956年に、地元の人たちが観光資源にしようと、近くにあったお馬さんの墓を移して建てたそうです。けれど老朽化が進み、シロアリの被害もあって柱が朽ち、今年の3月に倒壊してしまったとのこと。
倒壊した建物は危険なので、法要して解体し、現在は再建を目指して寄付を募っているそう。
ニュースの全文は、会員登録すれば無料で読めます。
こちらから→よさこい節、恋物語のヒロイン「お馬」まつる堂再建へ
寄付金の目標金額は650万円。
問い合わせ先は須崎商工会議所(tel: 088ー942ー2575)です。
私も例外ではありませんが、今も昔も大衆とは下世話な話題が大好物。
愛媛県に引っ越した純信と、地元を出たであろう慶全はいざ知らず、いくら海辺の町に引っ込んだとはいえ、高知で生涯を終えたお馬さんは「坊さんかんざし〜」と歌われ続けて、どんな気持ちで一生を送ったのかしら。
歌になっちゃって、お堂まで建っちゃったのだから、「忘れられる権利」もへったくれもないですよね。
でも「罪な女」として生きたのではなく、結婚して普通の奥さんになり、子供にも恵まれて幸せな生涯を送ったとの記録が残っているので、案外本人はケロッとしていたのかもしれません。
記事を納品した後に、広末涼子ちゃんの離婚のニュースも出てきました。
私は「色々あったけど、変な男と離婚できて良かったな」と思います。でも「男に関しては趣味が風変わりだから、きっとまた変な男と再婚しちゃうんだろうな」とも思いました。
だって、広末涼子ちゃんてそういう女性ですよね。仕方ないじゃん、もう。
恋をせずに生きていくには魅力的すぎるし、男の趣味が変なのは治りそうもない。なんであれ高知県からあれだけのスターはもう出てこないでしょう。
高知県民は、何があろうと彼女を誇りに思ってる人が多いはず。何なら、死後にお堂を建てちゃうかもしれない。
だからケロッとして、また高知でよさこいを踊り、このさき誰とくっつくのか分からないけど、シレッと幸せになって欲しいです。お馬堂も、無事に再建できますように。
男を狂わせる美女たちに幸あれ。