我が輩(読み)ワガハイ

デジタル大辞泉 「我が輩」の意味・読み・例文・類語

わが‐はい【我が輩/×吾が輩】

[代]一人称の人代名詞。男性が用いる。
おれさま。わし。余。尊大の気持ちを含めていう。「―にまかせておけ」
「今―も此国に生れて日本人の名あり」〈福沢学問のすゝめ
われわれ。われら。
「―常に阿蘭陀オランダ人に朝夕してすら、容易に納得しがたし」〈蘭学事始
[類語]吾人それがし自分わたくし・わたしおれわし手前小生愚生あたくしあたしあたいあっしわらわあちき俺等おいらおら当方此方こちらこっちこちとらてめえ・愚輩・拙者身共不肖ふしょう迂生うせい

わが‐ともがら【我が輩】

自分たちの仲間。また、わたしたち。われわれ。一人称の人代名詞のようにも用いられる。
「これらは愚俗の言葉にて―はとらず」〈読・雨月菊花の約〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「我が輩」の意味・読み・例文・類語

わが【我が】 輩(ともがら)

われわれの仲間。自分たち。自称代名詞のようにも用いる。われら。
※授業編(1783)三「我輩(ワガトモガラ)はかかる事もなさずと答えて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

最低賃金法

昭和 34年法律 137号。一般水準より賃金が低い労働者の労働条件向上と生活の安定をはかるため業種,職業または地域に応じてその賃金の最低額を保障する法律。最低賃金は厚生労働大臣または地方労働基準局長が...

最低賃金法の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android