メ~テレ(名古屋テレビ)の音楽番組「BomberE」(隔週火曜深夜0時57分、ABEMAでも配信)でMCを務める「ゴールデンボンバー」鬼龍院翔(39)を直撃! 名古屋メシやエンゼルス・大谷翔平、リラックス法について熱く語った。また、あきらめない大切さを教えてくれた人気女優とは――。

 ――5月から名古屋の音楽番組「BomberE」でMCを務めている。好きな名古屋メシは

 鬼龍院 ぜいたくなんですが、ひつまぶしとか最近食べちゃってます。売れてないころはマネジャーに手羽先やみそかつをおごってもらっていたのに(笑い)。金が入ってきたからそうなっちゃったんでしょうね。今、39歳になって、ライブで結構スタミナを消費する。うなぎって栄養価が高いし、それでいて名物でもあるじゃないですか。だから名古屋に来たら食べちゃってますね。

 ――名古屋との関わりが強くなったことでバンテリンドームでの始球式など地元のイベントから声がかかるかも

 鬼龍院 実は始球式は昨年の楽天―西武戦(楽天生命パーク)で1度やっているんですよ。樽美酒研二にオファーが入ったんですけど「肩が本調子じゃない」とか言い出して、なぜか僕がやることになったんです。でも、球場のお客さんからしたら「ゴールデンボンバーで樽美酒が投げないでお前が投げんのかーい」となるじゃないですか。そこはもうボケで何とかその場をやり過ごしたというか。ジャンパーを脱いだら、巨人の星の「大リーグボール養成ギプス」をしていてプルプル震えながら投げるっていうことで何とか笑いでその場を乗り切りました。

 ――野球経験は

 鬼龍院 一応、中学3年間野球部だったんですよ。でも、友達つくりたくて入ったみたいな。

 ――ポジションは?

 鬼龍院 ベンチにいましたね。強いて言うなら代走。足は速かったので走ることは任されてました。野球はどこのファンとかはないんですけど、プロの皆さんは尊敬してます。WBCもすごく盛り上がりましたし、決勝だけは見ました。大谷選手はいい意味で化け物ですよね。あんなにわかりやすいヒーローが生まれるって、いやー、なんか景気いいなーって思います。日本ってこんなにワクワクすることがまだ起きるんだって。国全体が明るくなったんじゃないですか。リスペクトしますよね。

 ――鬼龍院さん個人について。気分転換やリラックスのためにやっていることは

 鬼龍院 最近、携帯のアラームで起きるんですけど、自然な音の方がストレスなく起きれるっていう話を聞いたんです。そこでいろんな鳥の鳴き声を聞き比べて、最終的にミソサザイという鳥の声に落ち着きました。とってもマイルドに起こしてくれます。皆さんにもおすすめです。あとは大人のビデオとかいっぱい見てます。

 ――それは書いてもいいんですか

 鬼龍院 大丈夫です。だってみんな好きじゃないですか。1年ほど前に楓カレンさんという、とても人気のある女優さんが突如引退されてしまったんですよ。もう見ることはできないのか、悲しいなと思っていたら先日、「完全復活」とプリントされたTシャツを着た写真と「ただいま~!」というコメントをSNSにアップして復活を宣言されたんです(6月27日)。そんなことってあるんですね。解散したバンドが突如、再結成したようなもんですよ。日本は夢あるなって。大谷さんの話も一緒ですよ。この国も捨てたもんじゃないぞって。これはきっと若者にあきらめちゃいけないってメッセージなんだなと思います。あきらめないでいきましょう。いいことあるから。

 ――いい話ですね。最後に個人としての夢や目標は

 鬼龍院 あんまりないんですよね。一度「女々しくて」でブレークできて、いいことも悪いこともあったのであんまり高望みしてないんですよね。ブレークしたら、したで嫌な思いもいっぱいするんですよ。だから、夢としては「BomberE」のMCのように音楽業界に関わらせてもらうのが本当に一番うれしいことなんです。この番組で関わったアーティストの方がすごく大きなステージに立つことを見られたら、とても幸せですね。だから「BomberE」を名古屋の紅白歌合戦のような、みんながこれに出たいと思うような番組にしたいですね。

☆きりゅういん・しょう 1984年6月20日生まれ。東京都出身。「ゴールデンボンバー」のボーカル。作詞作曲した「女々しくて」(2009年10月リリース)が大ヒットし、12年から15年まで4年連続で「NHK紅白歌合戦」で披露した。愛称はキリショー。