長野県佐久市、閉校の備品を無償譲渡 机や跳び箱など
長野県佐久市は2023年春の学校再編に伴い閉校した小学校の備品を、市民に無償で譲渡する取り組みを始める。8月15日に田口小学校、19日に切原小学校、20日に臼田小学校の旧校舎で譲渡会を開き、机や椅子など児童が使用していた備品を持ち帰れるようにする。ピアノや跳び箱など授業で使った物品や、薬品庫、げた箱なども対象となる。
引き取り人は佐久市民に限定するが、市外在住でも小学校の卒業生であれば対象になる。物品の多くは長年使用されており処分せざるを得ないことから、再利用を希望する人を募り廃棄物を削減する。市の担当者は「卒業生が思い出の品として持ち帰ることも想定している」と話した。