事件

札幌「頭部切断事件」逮捕医師がやっていた「共産党系会報誌」への投稿と「大麻解放」運動

 札幌・ススキノの頭部切断殺人事件で逮捕されたのは、59歳の精神科医・田村修容疑者とその娘・瑠奈容疑者だった。

 逮捕の一報を聞いて思い浮かんだのは、この人物は本職の医業よりも「大麻取締法」反対運動や「憲法9条を守る」「精神疾患患者の監察反対」などの政治活動で有名な医師と同姓同名だったこと。

 厚生労働省の医師検索システムで調べたところ、田村容疑者と同姓同名の医師は1人だけ。略歴の1988年旭川医大医学部卒業という経歴と容疑者の年齢、医学部卒業後に厚労省に医師登録した年も1988年と、一致していた。札幌医師会に同姓同名の医師が登録されているが、北海道警の発表直後に札幌医師会に問い合わせると「この電話で初めて、ススキノの殺人犯が逮捕されたことを知った。これから事実確認する」と、担当者は動揺を隠せない様子だった。

 逮捕された医師の勤務先である、日本共産党系の勤医協中央病院に連絡し「本日逮捕された医師と同姓同名の医師が勤務しているようだが、別人であれば迷惑がかかるので事実確認をお願いしたい」と依頼したところ、「取材にはいっさい対応しない」と取材拒否されたのちに、一方的に電話が切られた。

 共産党は、普段は岸田文雄総理ら閣僚に「説明責任を果たせ」「なにより命」と難癖をつけているくせに、全国を震撼させた猟奇的事件に対する説明責任は放棄するらしい。

 急に閲覧不可になった勤務先の公式サイトには、病院に外科医は常駐しておらず、また勤務医の数が少ないため、専門以外の診療科を手伝うこともあると書かれていた。

 容疑者が勤務する共産党系団体の医師とは何度かネットでやり合ったことがあるが「医師というのはこんなに患者を診ず、大麻を吸わせろと怒鳴り、デモや政治活動に没頭し、仕事そっちのけでネット活動をしていても給料がもらえるオイシイ専門職」だと知った。とにかく1日中、パソコンの前でネット投稿しているのである。

 1日数時間、患者を診ているフリをしていれば給料がもらえるほど、我々が窓口で支払う医療費、つまり診療報酬は高い価格に設定され、税制優遇もされている。これは共産党系の医師に限らない。日本の医師たちは支持政党を問わず「民間企業の法人税にはとやかく言うクセに、自分たちが税制優遇されている都合の悪い真実はダンマリ」を決め込んでいる。

 今、日本全国でクスリ不足だが、処方薬の薬価が削られて医師の診療報酬に付け替えられ、製薬会社はクスリを作れば作るほど儲からなくなるので、おいそれと生産量を増やせない。

 田村容疑者はかつて共産党系の会報誌に「患者の側に立つ医師になってよかった」と書いている。憲法9条を守る前に、人として越えてはいけない壁を、なぜ踏み越えてしまったのだろうか。

(那須優子/医療ジャーナリスト)

カテゴリー: 事件   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク
今、あなたにオススメ
配信者との恋愛はアリ? 既婚者が楽しむのはナシ? 美女ライバーと覆面リスナーが語る「ふわっち」セキララトーク
AD(株式会社 A Inc.)
動画もオンラインゲームもラグ知らず! OCN 光はなぜ夜のエンタメシーンでもおすすめなのか
AD(NTTレゾナント)
癒されるオトナ女子が続出中!「ふわっち」で人気の爽やかイケメンライバーの誠実すぎる配信内容とは?
AD(株式会社A Inc.)
中川翔子も木下優樹菜も「ryuchellは誹謗中傷を苦に自殺」断定論に大黒摩季がビシッと放つ「ひと言」
芸能
(2023年7月15日)
突然の入院に、「家族の同意が必要」と言われた!頼れる家族がいない場合の解決策とは
AD(一般社団法人 終活協議会)
お腹はどんどん大きくなっていったスキャンを見た医師が警察に通報
AD(Articlestone)
「離婚した理由ランキング」浮気は2位、では1位は?
AD(NewLuxe)
違法に北朝鮮で撮影された12枚の写真がとにかく恐ろしすぎた
AD(ティップアンドトリック)
明石家さんまが庇ったのに…「胸と腹がふっくら」広末涼子の近影に浮上した「まさかの疑惑」
芸能
(2023年7月27日)
24時間テレビで「ジャニーズ性加害コメント」をさばく芦田愛菜のアドリブMC力
芸能
(2023年7月12日)
「ビッグモーターに車を査定に出した」ロンブー田村淳が仰天告白する「今がチャンス」という持論
芸能
(2023年7月31日)
12年連続1位!「世界で最も平和な国」とは?日本の順位は?
AD(NewLuxe)
世界が驚いた!「日本の奇妙なこと20選」
AD(NewLuxe)
1位は全国民98%が日本好き「親日国ランキング」どうして日本が好きなのか?
AD(NewLuxe)
由美かおる「国民的お約束」入浴シーンをやめた「水戸黄門」降板の理由/壮絶「芸能スキャンダル会見」秘史
芸能
(2023年8月1日)
吉岡里帆 夏の恒例「“柔らか”バスト大解禁」が止まらない
芸能
(2023年7月16日)
Contentmatic powered by

SPECIAL

中年リスナーがこぞって閲覧!“あざとかわいい”人気美女ライバーが、リスナーとの関係や仲良くなれるコツを指南

Sponsored

ここ数年来、ネット上の新たなエンタメとして注目されている「ライブ配信」だが、昨今は「ふわっち」の人気が爆上がり中だ。その人気の秘密は、事務所に所属しているアイドルでもなく、キャバ嬢のような“プロ”でもなく、一般の美女配信者と気軽に会話できてしまうこと。今回、アサ芸プラスでは看護師…

カテゴリー: 特集 | タグ: , , , |

アサ芸チョイス:

    動画もオンラインゲームもラグ知らず! OCN 光はなぜ夜のエンタメシーンでもおすすめなのか

    Sponsored
    251202

    PCの画面を見ながら、F氏は愕然とした。デビュー以来推していた某女性グループの1人が卒業するから….ではない。涙を堪えながら、その最後のお別れとなる卒業ライブ配信を視聴していたところ、最後の挨拶を前に、動画サイトの画面がカクつき…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , |

    中年リスナーがこぞって閲覧!“あざとかわいい”人気美女ライバーが、リスナーとの関係や仲良くなれるコツを指南

    Sponsored
    264969

    ここ数年来、ネット上の新たなエンタメとして注目されている「ライブ配信」だが、昨今は「ふわっち」の人気が爆上がり中だ。その人気の秘密は、事務所に所属しているアイドルでもなく、キャバ嬢のような“プロ”でもなく、一般の美女配信者と気軽に会話できて…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    配信者との恋愛はアリ? 既婚者が楽しむのはナシ? 美女ライバーと覆面リスナーが語る「ふわっち」セキララトーク

    Sponsored
    266588

    ヒマな時間に誰もが楽しめるエンタメとして知られるライブ配信アプリ。中でも「可愛い素人ライバー」と裏表のない会話ができ、30代~40代の支持を集めているのが「ふわっち」だ。今回「アサ芸プラス」では、配信者とリスナーがどのようにコミュニケーショ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
【球界掟破り事件】王貞治が見かねて苦情を…選手より先に球場の風呂に入った「巨人OBの超大物評論家」
2
「もうマイルは貯めない」マイラーが続々撤退する「海外旅行離れ」の厳しい現実
3
藤浪晋太郎「移籍しても死球連発」でチームメイトが「報復」にビビりまくりの大迷惑
4
明治時代に実在した異常な「シリアルキラーの性獣」は27人の女に性的暴行し6人を殺した
5
USJで長寿アトラクション続々終了→「アニメ・ゲーム化」に嘆く古参ファン