仲里依紗、熱心な中島健人に感心 映画トランスフォーマーで吹き替え

 映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」で日本語吹き替えキャストを務めた中島健人(左)と仲里依紗=東京都港区

 米映画「トランスフォーマー ビースト覚醒」(8月4日公開)で、日本語吹き替えキャストを務めた人気グループ「Sexy Zone」の中島健人と俳優の仲里依紗が作品の魅力を語った。

 乗り物などからロボットに変形するトランスフォーマーが活躍する実写映画シリーズの新作。幼少期からテレビアニメ版のファンという中島は、ゴリラやチーターら動物から変形するビーストが登場することに歓喜した。アニメではおなじみのキャラクターだ。「自然の中で生きる動物が、メカになった時に見えるギャップがいいんですよ」

 あらゆる星を食べ尽くす宇宙最悪の災いに、青年ノア(中島)と博物館にインターンとして勤めるエレーナ(仲)が、トランスフォーマー軍団オートボットやビーストらと共に立ち向かう。

 博物館で不思議な現象に遭遇したエレーナを、戦いに駆り立てたのは「研究熱心でオタクっぽい情熱」と仲は考える。「私なら分かるかもしれない(現象の背景を)発見したらすごい、という気持ちが強かったと思う」。エレーナの「好きなことに忠実に生きるところ」は、自らにも通じるという。

 ノアは、弟の療養費を工面しようとして、ポルシェの車内に閉じ込められた。この車がノアの相棒となるトランスフォーマー「ミラージュ」だった。中島は「ノアが頑張れたのは家族愛や友情があったから。ミラージュとの友情をめちゃめちゃ感じてほしい」と話す。

 声優の経験が豊かな仲は、映画吹き替えが初経験の中島について「勉強熱心。熱意って初めて(の弱み)をかき消す」と感心した。中島は「作品愛があったことがラッキー」と言い、アニメ版でもおなじみの音響監督・岩浪美和が演出したことも奏功したと説明。「全力でやりました。自分の声が違和感のない声になったと思う」と自信を見せた。

 6月には、ノアとエレナの地元、米ニューヨーク・ブルックリンで開催されたプレミアイベントに2人で出席。ノア役を演じたアンソニー・ラモスや、エレーナ役のドミニク・フィッシュバックらと共に、レッドカーペットを歩き、監督らとも交流した。

 アカデミー賞授賞式のレッドカーペットでは、取材側としてハリウッドスターにマイクを向けたことがある中島は「メディアからの取材は不思議な体験だった」と言う。「夢の世界」と振り返った仲。鮮やかな黄色と緑のドレスに身を包んでおり「何よりも目立っていた」と中島も驚くほど、存在感を発揮した。

 今回は吹き替えキャストだが、2人とも今後もシリーズに関わることに意欲を見せる。「(声だけでなく)出演できたらうれしいです。舞台が日本になったり、米国で一研究員として日本人が出てきたりしたら面白いですね」と中島。

 人気トランスフォーマー「バンブルビー」に変形するスポーツカー・カマロの愛好者である仲は「バンブルビー(になる車)を提供して、マネジャーとして帯同するのが希望です」と、笑顔を見せた。

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