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将棋棋譜

将棋棋譜

右上から左 数字
そして下  漢数字







将棋棋譜

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ぺんぎん将棋教室 初心者向け記事 【初心者OK】将棋の棋譜(符号)の読み方を解説 初心者 将棋の中継を見てるけど、棋譜(符号)の読み方がイマイチ分かりません。誰か分かりやすく解説してくれませんか? こんな悩みを解決できる記事です。 この記事では、将棋講師のぼくが初心者、観る将の方にむけて将棋の棋譜(符号)の読み方を解説していきます! 最後まで読めば、今日から将棋観戦がグッと楽しくなりますよ! ぺんぎん 動画のほうが分かりやすいから、ぜひ見てね! もくじ [かくす] 将棋の符号・棋譜とは? 符号を覚える5つのポイント 1:符号は駒と番地で書く 2:駒を取るときは「同〇」 3:成・不成を区別する 4:左・右などのちがい 5:駒を打つときの書き方 まとめ:符号(棋譜)を理解して将棋観戦を楽しもう! 将棋の符号・棋譜とは? 将棋の符号(ふごう)とは、駒がどのように動いたかを示す記号です。符号を集めて、1局の将棋の指し手を記録したものを棋譜(きふ)といいます。 音楽では、音符を集めて楽譜を作りますよね。将棋に置きかえると、音符=符号、楽譜=棋譜ということになります。 符号を覚える5つのポイント 将棋の符号を理解する上でのポイントは以下5つです。 符号は駒と番地で書く 駒を取るときは「同〇」 成・不成を区別する 左・右などのちがい 駒を打つときの書き方 ぺんぎん それぞれ解説していくね! 1:符号は駒と番地で書く 符号は「動いた駒」と「動いた先の番地」を組み合わせて書きます。 たとえば下図のように「歩」を緑色のマス目に進めた場合は「▲2四歩」と書きます。 「2四」というのは、動いた先のマス目の番地です。よく見ると、将棋盤の上に算用数字(1~9)、右に漢数字(一~九)がふられていますね。これを組み合わせて番地を示すのです。 この場合は、右から2列目&上から四段目なので「2四」と書くのです。「2四」のマス目に「歩」を動かすから「▲2四歩」です。 黒い三角(▲)は、先手(手前側)が指した手、白い三角(△)は、後手(奥側)が指した手を意味します。 ぺんぎん 「2四歩」は「24歩」のように全部数字で書いてもOKだよ!(その方が読みやすい) 2:駒を取るときは「同〇」 駒を取るときは特殊な書き方をします。下図をご覧ください。 これは先手が▲2四歩と突いた局面です。この歩を後手が取ったとします。 これも2四に歩を進めた手なので「△2四歩」と書きそうな気がしますが、そうではありません。この場合は「△同歩」と書きます。先手の「▲2四歩」と同じ場所に歩を進めたので「△同歩」と書くのです。 3:成・不成を区別する 将棋は、相手の陣地の三段目以内に自分の駒が入ると、裏返って進化できます。(将棋の用語で「成る」といいます) たとえば下図の歩は、次に「3三」のマス目に進むと、成って「と金」に進化します。 こんな感じですね。 これを符号で書くと「▲3三歩成」となります。「3三」の場所に「歩」が進んで「成った」から「▲3三歩成」です。 ぺんぎん 相手陣に入っても、あえて成らない(進化しない)ときもあるよ。そういうときは「不成」(ならず)と書くんだ。 4:左・右などのちがい 1つのマス目に自分の同じ駒が複数進める場合は、「左」や「右」と書いて、どちらの駒が動いたのかを区別します。例えば下図。 55のマス目に行ける金が2枚ありますね。こんな風に左の金が5五に動いたとしましょう。 この場合は、左側の金が動いたので▲5五金左と書きます。たったこれだけです。 しかし、実際には左右以外にもいろいろな場合を区別する必要があります。そこで以下のような表記があります。 寄 引 上 直 全部説明するとややこしいので、興味がある方は棋譜の表記方法(日本将棋連盟Webサイト)をご覧ください。 ぺんぎん 初心者は、左と右だけ区別できればOKだよ! 5:駒を打つときの書き方 最後のポイントは、持ち駒を打つときの書き方です。ここが一番むずかしい。 結論から言うと、自分の駒が進める場所に、あえて同じ種類の持ち駒を打つときだけ、「打」と書きます。 たとえば上図のように、もともと4四にいる金が5三に動けるのに、あえて持ち駒の金を5三に打ったとします。この場合は「▲5三金打」と書きます。 一方、下図のような場合はどうでしょうか。 これも持ち駒の金を5三に打っていますが、この場合は「▲5三金」です。なぜなら、わざわざ「打」と書かなくても、5三に金を置くには持ち駒を打つしかないからです。 ぺんぎん 盤上の駒が動ける場所に、同じ種類の持ち駒を打つときだけ「打」を書くんだ!


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「棋譜」とは
「棋譜」とは
棋譜は、対局中に移動した駒の位置を言葉で表したもので、将棋の解説や教則本、対局レッスンの際によく用いられています。

棋譜が読めるようになれば状況の把握がしやすくなり、棋力の上達にも役立つため、初心者の方は覚えておくのがおすすめです。

基本的な将棋の棋譜ルールを覚えよう!
基本的な将棋の棋譜ルールを覚えよう!
マスの読み方
将棋盤には9×9の計81マスあり、その1つ1つに番号が振られています。横の列は右から算用数字で1、2、3…9と番号が当てられており、縦の列は上から漢数字で一、ニ、三…九と番号が当てられています。
棋譜は、この横と縦の数字を使って駒の位置を表します。また、先手は▲・後手は△と表します。

例えば、右端にある先手の歩兵が1マス進んだ位置を棋譜で表す場合、歩兵は右端にあるため横の列は「1」、歩兵の最初の縦位置は「三」ですが、1マス進めたためこの場合の縦の列は「四」となります。棋譜で表す際は、「▲1四歩」と表します。

駒が成った時
駒が成った時は上記の基本の棋譜に「成」を加えて表します。「▲1六歩」が1マス進んで敵陣に入り、成り駒になった場合は「▲1七歩成」となり、もし駒が成らなかった時は「不成(ならず)」と表します。

相手と同じ位置に駒を移動させた時
相手が移動させた駒と同じ位置に駒を移動させ、相手の駒を取った時は番号ではなく「同」と表します。相手の「▲1七歩成」の駒を香車で取った場合は、同じ位置に移動させたため「△同香」となります。

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将棋上達に「棋譜並べ」は欠かせない。
米国ツアーでホールインワンを記録した石川遼選手。その時のスイングを自分で再現してみたいと願うゴルフファンも多いだろう。イチロー選手のバッティング、福原愛選手のスマッシュ、香川真司選手のシュート……。スポーツだけではない、ヨーヨーマ氏のチェロ演奏、道場六三郎氏の包丁さばき、皆しかりであるが、達人の技を完璧に再現することなど、誰にもできない。

だが、将棋ならばそれが可能なのだ。 将棋では、プロやアマ強豪の対局が記録され、観戦記という形で、新聞、書籍、ネットなどに発表されることが多い。私も、地元紙に観戦記を書かせてもらっているが、その中心となるのが「棋譜」だ。

将棋,棋譜
将棋上達に「棋譜並べ」は欠かせない


簡単に説明しよう。「棋譜」とは、対局者それぞれが、何手目にどんな手を指し、どういう形で対局が終了したか、という記録だ。その読み方さえ知っていれば、誰にでも、名人や竜王とまったく同じ将棋を盤面に再現できるのだ。これを「棋譜並べ」という。現代の強豪だけではない。江戸時代の名人対局だって、あなたは再現できる。それも一人で、できるのだ。

感覚を磨く「棋譜並べ」
将棋には、定跡というものがある。長い歴史の中で研究され、実践され、良しとされた手の流れだ。定跡を知っておくと、勝負を有利に進められることが多い。

しかし定跡は、対局の最初から最後まで通したものではないし、定跡をあえて破ってくる相手も珍しくない。つまり、どんな対局でも、途中からは定跡の通用しない世界に入っていくのだ。そこからは、自分の読みと感覚が重要な要素になってくる。その感覚を磨くのに、「棋譜並べ」が役に立つのだ。

プロやアマ強豪が指した手を自分も指してみる。そのことによって、知らず知らずに経験値が増し、いざ自分の対局という時に「こんな時は、こう指してみるか」という「なんとなく感」が出てくるようになる。こうなると、しめたもの。それは、将棋全体を見通す「大局観」という扉が開きかけた証拠なのだ。おそらくその時点で、あなたの棋力は、着実に伸びている。

基本的な表記法は「誰が、どこに、どの駒を」
将棋,棋譜
マスには番号がついている


上図を見ていただきたい。将棋の盤面は、すべてのマスに縦横の番号が割り当てられている。これは、住所表記に使う番地のようなものだと考えてほしい。その番号を縦、横の順に記している。通常は縦を算用数字で、横を漢数字で表す。たとえば、赤印をつけたマスは「2六」となる。同様に青印は「7四」のマスとなる。さらに、具体的に見ていこう。

将棋,棋譜
1手目図


対局開始後、先手が「角行」の右斜め上の「歩兵」を前に進めたのが、1手目図である。これは、棋譜では「▲7六歩」と表記される。「▲」は先手を意味する(読み方も「せんて」)。そして、「7六」のマスに「歩兵」が動いたという意味である。

将棋,棋譜
2手目図


続いて2手目図。後手は「飛車」の前の「歩兵」を進めた。これは「△8四歩」と表す。もうおわかりでしょう、「△」は後手を表す(読み方も「ごて」)。

以上のように、「誰が、どこに、どの駒を」の3要素が棋譜表記の基本形だ。ちなみに各駒の棋譜での表し方は以下のようになる。

「歩兵」=「歩」、成駒は「と」
「香車」=「香」、成駒は「成香」
「桂馬」=「桂」、成駒は「成桂」
「銀将」=「銀」、成駒は「成銀」
「金将」=「金」
「角行」=「角」、成駒は「馬」
「飛車」=「飛」、成駒は「龍」
「玉将」「王将」=「玉」

※「馬」を「桂馬」の成駒と間違ってしまう方が多い。「馬」は「角行」の成駒であるので注意が必要。

数字を略して「同(どう、おなじく)」を用いる場合
また、直前の相手の駒と同じ場所に動かした場合は、数字ではなく「同(どう、おなじく)」を用いる。たとえば、「▲3六歩」に対し、後手も同じ場所に桂馬を動かし、相手の駒を取ったならば、「△同桂」と表記する。

以上が基本となる。だが、実際には「誰が、どこに、どの駒を」の3要素だけでは情報不足となるケースもある。それで、必要に応じて4つ目以降に「補足」を入れる必要が出てくる。以後は、そんなさまざまなケースに応じた表記方法をガイドする。なお、これからは実際に新聞などに掲載される局面図や部分図も用いることにする。

駒を取る場合は「補足」なし
将棋,棋譜
上図


将棋,棋譜
下図


上図から下図のように、先手が「歩」を使って、後手の「桂」を取ったとしよう。これは、「▲3五歩」と表す。取った「桂」のことは、ことさら表記しない。なぜなら、先手が「3五」に「歩」を動かせば、必然的に「桂」を取ることになるからだ。このように、棋譜にはわかりきったことは表さないという原則がある。必要最小限のことしか表さないのだ。取ったことによる「補足」はない。

補足例1:「成(なり)」「不成(ならず)」
駒が成るか成らないかは、その時々のプレーヤーの意志に委ねられている。つまり「補足」なしの記録では、後で第三者が見てもわからない。だから、駒が成った場合は、最後に「成(なり)」をつける。成らない場合は「不成(ならず)」をつける。

将棋,棋譜
「成」と「不成」の補足が必要


図を見ていただこう。たとえば赤矢印の展開なら「▲2三桂成」、青矢印ならば、「▲4三桂不成」となる。

補足例2:「打(うつ)」
持ち駒を打つ場合には2つのケースが考えられる。

将棋,棋譜
上図


まず、上図を見てほしい。この局面から、先手が持ち駒の「金」を「2三」のマスに打ったとする。その場合は「▲2三金」と表すだけでよい。

将棋,棋譜
下図


ところが、下図の場合は「▲2三金」だけだと、困ったことが起きてくる。持ち駒の「金」を打ったのか、すでに盤上にあった「3三」の「金」が横に動いたのか、わからないのだ。

このように、打ったのか、動かしたのか不明になってしまう時は「補足」が必要となる。そこで、打った場合は最後に「打(うつ)」とつける。つまり「▲2三金打」と表記するのだ。動かした場合は補足なし、何もつけないというきまりになっている。

補足例3:「右」「左」「直(すぐ)」
将棋,棋譜
どの銀が動いたのか補足する


上図を見ていただこう。銀が3枚並んでいる。ここで「2四」のマス(青印)に銀が進んだとしよう。これを「▲2四銀」と表記すると、どの銀が進んだかが不明となる。不明となる場合は「補足」が必要だ。右の銀が進んだ場合は「▲2四銀右(みぎ)」となる。左の銀ならば「▲2四銀左(ひだり)」だ。真ん中の銀ならば「▲2四銀直(すぐ)」と表記する。ここで注意しておかなければいけないことがある。右や左は、あくまでも指したプレーヤーから見た方向ということだ。

将棋,棋譜
指したプレーヤーから見た「左右」


わかりやすいように、局面図で表しておこう。

補足例4:「上(あがる)」「引(ひく)」「寄(よる)」「行(ゆく)」
将棋,棋譜
動き方によって「補足」する


図のような場合、ただ単に 「▲3三金」では、どの駒が動いたのか不明となってしまう。しかも、これは、右や左では補足できない。では、どう表すか?

将棋,棋譜
「上」「引」「寄」で補足する


この場合は、駒が上がった場合は「上(あがる)」と補足する。駒が引いた場合は「引(ひく)」、横に動いた場合は「寄(よる)」と補足する。なお飛車や角行の場合にかぎり、「上」のかわりに「行(ゆく)」を用いる場合もある


「天野と升田は必修ですね(早咲誠和アマ名人)」
幾度も日本一を獲得し、史上最強のアマとも言われる早咲誠和アマ名人(大分県)はそう語る。天野とは江戸時代に活躍した「棋聖」天野宗歩のこと。升田とは、史上初の全冠制覇を成し遂げた升田幸三のことだ。この二人の棋譜を並べることが、将棋上達の必修科目だと早咲アマ名人は言うのだ。


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将棋も目と手で覚える?
将棋の棋譜記録、知っておきたい駒の動きの速記法
学習は目と手が基本
小学生の頃、漢字を覚えるのに苦労した経験をお持ちだろうか? ガイドも、その一人である。その時、担任の先生はこうおっしゃった。

「漢字は読むだけじゃなく、書けなきゃダメ」

厳しいお言葉である。しかし、先生は次のようなアドバイスも忘れなかった。

「漢字は、目と手で覚えるものです」

そう……。しっかり見て、書いて書いて、ひたすら書いて、目と手で覚えろと言うのだ。漢字だけでなく、学習一般に通用する言葉だろう。

さて、話を将棋に移そう。

<目次>
書けたらお得な棋譜記録
アプリ記録との違いとは
覚えておきたい速記術
ネックは駒の漢字
実践例の紹介

書けたらお得な棋譜記録
棋譜取りをする子ども/ガイド撮影
棋譜取りをする子ども/ガイド撮影
棋譜の読み方(記事「初心者が将棋を強くなるには棋譜の読み方を覚えよう」)については、すでにガイドさせていただいた。棋譜を読めなければ、将棋関連の本は読めない。だから、読めるようになることが上達の必修条件だと言うことも理解していただいたと思う。

その上で、私は付け加えたい。小学校の先生のように、厳しくは言えないが、こうは言えるのだ。

「棋譜は読むだけじゃなく、書けたらお得」

新聞社や日本将棋連盟の支部などが主催するアマチュア将棋大会は全国各地で行われており、その多くが、観戦自由である。つまり、あなたは、地元のアマ強豪の将棋を目の前で見ることができるのだ。

また、テレビの将棋番組で放送されるプロ対局もあなたの目の前で繰り広げられる名勝負だ。あっと驚くような手が出るかも知れない。プロや強豪ならではの、うなるような手だってあるだろう。さて、ここで、もし……である。

もし、あなたが棋譜を書くことができれば、その素晴らしい将棋を記録することができる。そして、そっくりそのまま再現することができる。筆記具とメモ用紙だけで、あなたはプロやアマ強豪の将棋を手に入れることができるのだ。そうすれば、棋力アップ間違いなしだ。ちなみに、棋譜を記録することを「棋譜を取る」とも言う。この言葉も覚えておこう。

アプリ記録との違いとは
携帯やスマホの将棋関連アプリには対局を記録できるものもある。見ているままを、アプリの画面で駒を動かし、記録していくのだ。大変、便利である。多いに活用していただきたい。「なあんだ、それなら棋譜を記録する技術はいらないじゃないか」と思われる方がいるかも知れない。だが、そうではない。説明しよう。

駒の動きを棋譜に記号化し、記録すると、右脳と左脳の両方を働かせることになるのだ。少し補足しよう。右脳には「イメージを認識する」、左脳には「記号化して考える」という得意分野がある。観戦はイメージ認識であり、棋譜記録は記号化そのものだ。

棋譜を自分の手で記録すると、脳をフル稼働させることになり、その将棋の印象度が深まり、記憶にしっかりと刻み込まれるのだ。アプリは便利だが、この記号化作業がないために、イメージ認識だけになってしまうという恐れもある。棋譜記録の技術とアプリ、両方をうまく使っていくことも、考えてもらいたい。

小学校の先生が「目と手で」と言っていたのは、実は、この右脳と左脳の連携を意味していたのだ。では、もう一度、先生の言葉を拝借しよう。 

「棋譜は、目と手で覚えるものです」

覚えておきたい速記術
覚えておきたい棋譜速記術
覚えておきたい棋譜速記術
棋譜は「▲5二歩」のように表記する。これが正式な表記方法である。だが、実際に観戦中の対局棋譜を取る場合、正式な書き方では、なかなか難しい。対局者の指すスピードに追いつけないのだ。アマチュアの場合、持ち時間が10分などという将棋も珍しくない。対局者が、いきおいよく、早指しをすることもある。悲しいかな、記録している間に、2手も3手も進んでしまうということになりかねない。

つまり、棋譜記録には正確さだけではなく、スピードも必要なのだ。安心していただきたい。会議の議事録に速記術があるように、棋譜取りにも速記術がある。これさえ覚えていれば、鬼に金棒だ。そこで、今回は、その速記術をガイドする。ただ、ここで断っておきたい。これから紹介する速記法は、あくまで一つの例であり、もし、あなたが、もっと良い方法を思いつけば、その方法で棋譜取りをすれば良いのである。新技術を考案した方は、ぜひガイドに知らせてほしい。

ネックは駒の漢字
これからガイドする棋譜速記術は「将棋世界」という雑誌の付録「93年版・将棋ルールブック/著者:堀口弘治六段」にも紹介されたことのある速記法である。ぜひ、覚えてほしい。ちなみに、私は、所属する大分県将棋連合会で、この方法を学び、実際に利用している。その経験から、非常にすぐれた速記法だと思っている。

さて、正式な棋譜は「1.どちらが指したか、2.どのマスへ動いたか 3.どの駒が動いたか、4.補足」の4つの要素で記録されていく。具体的な例で言えば「1.▲、2.6三、3.金、4.左」つまり「▲6三金左」という具合だ。 

速記術では、4つ要素をどのように記録していくか。順を追って説明しよう。

1.どちらが指したか
これは省略する。なぜなら、将棋は先手、後手と交代に指していくので、奇数番は先手、偶数番は後手に決まっているからである。順番通りにメモしていけば、これは、省略できる。

2.どのマスへ動いたか
正式には縦(列)をアラビア数字で表し、横(行)を漢数字で表す。だが、漢数字は、どうしても記述が遅くなる。そこで、速記術では両方ともアラビア数字で書く。

3.どの駒が動いたか
実は、正式表記では、これが一番時間がかかるのである。なにせ、駒はすべて漢字で表記されているからだ。「銀」など14画もある。これでは、遅くなって当然だ。そこで、駒はすべて記号で書く。具体的に紹介しよう。

「王」はアルファベット「O」で表記
「王」はアルファベット「O」で表記
「王」はアルファベットの「O」をイメージして表記する。赤い四角の中がそれだ。

「飛」と「竜」はカタカナで
「飛」と「竜」はカタカナで


「飛」と「竜」は最初のカタカナ1文字で表す。

「飛」は「ヒ」。

「竜」は「リ」だ。

「角」は「ク」、「馬」は「マ」
「角」は「ク」、「馬」は「マ」
「角」は最初の2画を利用してカタカナの「ク」。

「馬」は音読みのカタカナ「マ」。

「金」は、かさの記号
「金」は、かさの記号
「金」は最初の2画つまり傘の記号で表記する。

「銀」は「ヨ」、「成銀」は「ナヨ」
「銀」は「ヨ」、「成銀」は「ナヨ」
「銀」はつくりの最初の3画、つまりカタカナの「ヨ」で表す。

「成銀」は、それにカタカナの「ナ」をつける。

「桂」は「土」、「成桂」は「ナ土」
「桂」は「土」、「成桂」は「ナ土」
「桂」はつくりの最初の3画、つまり「土」と表す。

「成桂」は、カタカナの「ナ」をつける。

「香」は最初の2画を記号で表す
「香」は最初の2画を記号で表す
「香」は最初の2画を続けた記号。

「成香」はそれに「ナ」を加える。

「歩」は「、」、「と」は一筆書きで
「歩」は「、」、「と」は一筆書きで
「歩」は「、」で表す。

「と」は一筆書きのひらがなで表す。これは、「飛」の略字の「ヒ」と混同しないためだ。

4.補足

駒の動きは矢印で補足
駒の動きは矢印で補足
駒の動きを表す補足説明がある。「右」「左」「上」「寄」「引」などがそれにあたる。

これは、すべて矢印で表す。指した側から見た駒の動きを記述するのだ。

「打」はつくりの部分「丁」で表す
「打」はつくりの部分「丁」で表す
持ち駒を打つ場合の補足は正式には「打」だが、速記で略す場合はつくりの「丁」と記述する。

「成」と「不成」は○と=で表す
「成」と「不成」は○と=で表す
「成」はその駒の記号を○で囲むことで表す。

「不成」は元の駒のままなので記号の後ろに「= (イコール)」をつける。

「同」は「-」と記述する
「同」は「-」と記述する
「同」は「-」で表す。



実践例の紹介
速記棋譜の実例
速記棋譜の実例
右図は私がメモしたものである。これが、今回ガイドした速記術を用いた棋譜の実例だ。ちなみに正式に書けば下記のようになる。

▲7六歩  △3四歩 
▲2六歩  △4四歩
▲4八銀  △4二銀
▲5八金右 △6二銀
▲6八玉  △3二金
▲2五歩  △3三銀

いかがであろうか。速記術の速さが理解いただけたのではないだろうか。今回ガイドした「速記を用いた棋譜取り」を、あなたも実践で試していただきたい。そして、棋力向上に役立てていただきたい。あくまで私の実感としてだが、棋譜取りができるようになれば上級位者、あこがれの初段が近いのではないかと思う。ぜひぜひ、がんばって習得していただきたい。







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